作家 重松清が考える 働く人の貧困と孤立のゆくえ
今朝は、少しゆっくり寝て、それから職場に行って、インタビューの処理をすすめる。かなり長いものを大幅に縮めなければいけない。
夜、職場の先輩の奥さんのお通夜に。生前の写真などを拝見して、やっぱり、つらいです。
家に帰ってきて、NHKのETV特集の、表題の番組を見た。
去年暮れから年始にかけて開設された「年越し派遣村」。仕事とともに寝る場所までも失う派遣など非正規労働者の現実を目に見える形で示した。政府は、講堂を宿泊場所として提供し、補正予算に失業者への緊急対策を盛り込むなどして対応。野党3党が派遣法の抜本改正に動くなど、政治を動かす原動力となった。 作家 重松清さん(46歳)は、普通の人が、仕事場や学校、家庭で、「孤立」し、時に自分自身や他人を傷つける事件に追い込まれてしまう様を、小説やノンフィクションで見つめ続けてきた。重松さんは派遣村に、「長く働いても何の技術も身につかない仕事と働き方があふれ、簡単にクビを切られる」現実にショックを受けるとともに、「孤立」を抜け出す希望を見たという。…
番組では、派遣労働者の孤立という問題を、首都圏青年ユニオンの河添さんとともに考える。続いて派遣法そのものの問題を、宇都宮弁護士と。そして、最低賃金の問題を、後藤道夫さんなどと考え、とくに正社員のなかで生まれる貧困層の問題を考える。
若者をとりまく、困難を正面から捉えている番組だ。”助けて”と言えない若者の困難をもっと理解することが、大事である。番組に出てきた若者たちは、たたかいのなかで、「居場所」をみつけ、「つながり」「連帯」を紡いでいる。その若者の困難とたたかいのことをもっともっと考えたいと思う。
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