沖縄戦教科書検定、イラク戦争、ああ民主党…
ここのところ民主党のありようにはいろいろ考えさせられることが続くのも事実。政権をとるとここまで変わるのかというもの想像以上に?驚かされるのだけれども。
川端文科相 策定過程は「適正」 検定意見、自公政権下と変わらず(琉球新報)川端達夫文部科学相は18日午前の衆院文部科学委員会で、高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述で日本軍が「強制した」との文言を削除・修正させた2007年の教科書検定意見について「日本軍の関与がなかったという意見ではない」とし、問題がないとの認識を示した。その上で、検定意見が撤回されていない現況を含め「適正に経過していると認識している」と述べ、検定意見と検定意見の策定過程が適正に行われたとの見解を示した。瑞慶覧長敏氏(民主)への答弁。
政権交代後、民主政権がこの問題への明確な見解を示したのは初めてだが、自公政権下の文科省の見解と変わっていない。…
石山久男先生は、「文科省はかかわることができない、というが、文科省の教科書調査官がかかわったことが問題になった」と指摘。「政権は交代したがそのままでは変わらないとはっきりした。県民、執筆者が一緒になり声を上げていかなければいけない」と。
こんなこともあった。
「イラクは非戦闘地域でした…」官房長官が野党時代の前言撤回(産経新聞平野博文官房長官は19日の参院内閣委員会で、平成15~20年にイラク特別措置法に基づき同国に派遣した自衛隊の活動について「違憲だとは考えていない。われわれの理解では(活動場所は)非戦闘地域だったという認識だ」との認識を示した。民主党は野党時代、イラクを戦闘地域と位置づけ、自衛隊の撤収を求めてきたが、前言を撤回したことになる。
平野氏は答弁で「自衛隊が活動した地域がイラク特措法の定める通り非戦闘地域だったかどうかは、野党のときには十分分かっていなかった」と釈明した。小沢一郎幹事長が「違憲」と断じていたインド洋での補給活動に関しても「憲法違反ではないと認識している」と述べた。連立政権に加わる社民党は自衛隊の派遣自体を違憲と主張しており、食い違いを見せた。…
極めつけはこれ。
平野官房長官:機密費1億2000万円請求、認める 使途は明かさず(毎日新聞)平野博文官房長官は19日午前の記者会見で、鳩山内閣の発足後、自らの決裁で内閣官房報償費(官房機密費)を6000万円ずつ計2回、内閣府に請求していたことを明らかにした。使途については「私が適切に責任を持って判断する」と述べるにとどめ、実際に使ったかどうかを含め明らかにしなかった。…
やれ事業仕分けだとか言って、バサバサ予算を、国民生活に関するものまで切り捨てる議論をすすめながら、1億2000万円を何に使っているのだろう。
うーん。ちょっとしっかりしろよ! 民主党。
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» 民主党批判の封印を解く時では [飯大蔵の言いたい事]
政権交代後3ヶ月弱と言われている。まだまだ成果が出る期間ではない。逆にさまざまなほころびが見えるときでもある。
政権交代の期待をこめて、批判と言うより提言と言えばよいような言い方がブログでは多い。
マスコミははじめから民主党批判全開だが、その批判は的を得ていないものが多かった。マスコミの批判の尺度では、自民党政治に反するものを批判する。そんな馬鹿馬鹿しいものは意味はない。... [続きを読む]
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