作家の使命 私の戦後 山崎豊子 自作を語る
映画「沈まぬ太陽」を見て、それから、テレビでは「不毛地帯」。『運命の人』は一巻の途中で、投げてある。『大地の子』は熱中して読んだし、テレビも何度も見た。どんな思いでこの作家は仕事をしているのかと知りたくて、読んでみた。
たくさんの人を使って資料を集めてと想像していたのだけれども、彼女自身、ものすごい取材力であり、それをベースとした確固とした資料に裏付けられた仕事である。時代と社会に、文字通り、体ごとぶつかって仕事をしているのかもしれない。
彼女の根底には、戦争の体験とそれへの思いがある。その思いを基盤とした彼女の作家活動は、政治的な立場を越えて、いのちと人としての幸せというものへの、普遍的なものがあるのかなあと感じた次第。やっぱり、この人の作品には力があるなあ。『運命の人』も、読もうと思った。
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