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2009/11/05

これで民主党はほんとうに政治を変えるつもりなのか

 ここにきて、少し民主党への期待を裏切られるというか、ちょっと首をかしげざるを得ないようなことが続いている。
 先ほどの普天間をめぐる対応の歯切れの悪さもそうだけれども、たとえば国会改造をめぐる問題も心配がつきない。

21世紀臨調が国会活性化で提言 小沢氏の持論ずらり(日経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長は4日、学者や経済人らでつくる「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)の佐々木毅共同代表(元東大学長)らから、先月に作成を依頼した国会審議活性化の提言を受けた。国会の常任委員会を、法案などを審査する「議案審査会」と、行政を監視する「国政調査・行政監視会」に分割することなどを明記した。
 提言は小沢氏の持論をほぼ盛り込んでいる。「議案審査会」については「政治家同士が議論を闘わせる法案審査の主舞台」と定義。官僚(政府参考人)は招致せず、内閣法制局長官や公正取引委員会委員長など政府特別補佐人も、主任閣僚がいない案件に答弁を限定すると記した。

 実物はここ
 結局、保守2大政党への指向だけがあって、国民の政治参加という視点はきわめて弱い。

民主政権も機密費使途は非公開 平野氏「私が適切に判断」(東京新聞)

 平野博文官房長官は5日午前の記者会見で、内閣官房報償費(機密費)について「(費用の)性格上、使途をオープンにすることは考えていない。私が責任を持って適切に判断していく」と述べ、民主党政権でも使途を非公開とする意向を示した。
 民主党は01年、報償費の透明度を高めるため使途を記した文書の作成と公表を義務付ける法案を国会に提出。05年の党政策集にも同様の法整備を盛り込んだ経緯がある。
 これに関し平野氏は「確かにそう言ってきたのは事実だが、現実に官房長官の職に立ったとき、相手のあることでもある。私を信頼してほしい」と述べ、非公開方針に理解を求めた。報償費の使途については「政府にとって重要な情報収集への対価だ」と説明した。…

 小沢さんの問題、鳩山さんの問題など政治とカネの問題への民主党の姿勢がこれだけ続いているだけに、いったい本気で、この種の問題を解決するつまりがあるのかが問われる。政治の改革の課題が93年のときもそうだったけれども、またまたちがってきている。

 そもそも、子育て支援だって、違った方向に行こうとしている。

認可保育所基準、都市部で緩和…厚労相方針(読売新聞)

 長妻厚生労働相は4日、全国一律の認可保育所の居室面積基準について、待機児童が多い都市部に限定して緩和する方針を決めた。これにより、地価が高い都市部でも保育所を設置しやすくなり、待機児童解消につながると判断した。来年の通常国会にも自治体が設置基準を条例制定できるように、児童福祉法改正案を提出する見通しだ。
 待機児童が多い東京などの自治体で、合理的な理由があれば「ほふく室の面積1人当たり3・3平方メートル以上」などと定めた国の基準を外れることを認める。…

 最低基準は、保育内容を維持するうえでの生命線の1つだ。そもそも社会福祉や社会保障は、ナショナルミニマムを維持しないと削減につながってしまう。だいたい、保育の問題ははたして、これまで国はどこまで全力でとりくんできたといえるのか。緩和では、自民党政権と変わらないというか、実際にはたちが悪い。

「事業仕分けチーム」視察開始、能開大など2か所(読売新聞)

 政府の行政刷新会議は5日、2010年度予算の概算要求から無駄な事業を洗い出す「事業仕分けチーム」のメンバーが対象事業候補の現場視察を始めた。
 尾立源幸参院議員と菊田真紀子衆院議員は、独立行政法人「雇用・能力開発機構」(本部・横浜市)と同機構が運営する「職業能力開発総合大学校」(神奈川県相模原市)の2か所を視察した。同大学校では、職業訓練指導員を育成する目的で設立されたのに、卒業生のうち指導員として就職できるのは全体の4割未満にとどまっていることなどの説明を受けた。…

 事業仕分けだって、最初に視察するのがなぜここなのだろうか? 職業訓練そのものは、むしろ拡充が必要な分野だろう。

 産経新聞はこう語る。

鳩山首相、改正教育基本法を当面は継承 国旗国歌指導も(産経新聞)

 鳩山政権にはデフレ脱却に向けた成長戦略が求められている 鳩山由紀夫首相は5日の衆院予算委員会で、改正教育基本法や学習指導要領に基づく学校現場での国旗掲揚、国歌斉唱の指導については、自民党政権下での従来の政府方針を当面、継承する考えを示した。さらに、外国人への地方参政権付与や夫婦別姓については議論の深まりを待つ姿勢を強調し、今すぐ導入を進めることに慎重な考えを示した。
 首相は答弁の中で、安倍晋三内閣時代に成立した郷土・国への愛情の育成といった「愛国心条項」を盛り込んだ改正教育基本法について「尊重するのは当然のことだ。一気に変えていくと考えているわけではない」と述べた。ただ、「見直すべきものがあれば見直したい」とも言い添えて、将来的な見直しには含みを残した。また、「日の丸、君が代は大変大事なものだ。強制的という話ではないが、必要なときに日の丸掲揚、君が代斉唱を指導する」と述べた。…

 政治を変えるというのは力がいる。だからこそ、徹底してボクらは声をあげることが必要なようだ。

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職業訓練を縮小して弱者を切り捨てていこうというのが民主党政権の真の姿です。

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