赤い文化住宅の初子
漫画というのは、結構、時代の先端を行く。この話も、中西新太郎さんの論文で紹介されていたのが気になって、読んでみたものだけれど、若者の孤立を描いた「シミズ」や、非正規の若者の不安定を描いた「赤灯えれじい」などもそうだけれど、この作品は、経済的理由で高校進学をあきらめる少女の話だ。単行本ができたのが2003年。でも、こういう貧困の連鎖は、いまでは少なくはない。このぐらいからだろうか、中学の先生から、経済的な理由で自衛隊(生徒)を志望する生徒が出てきた話を聞き始めたのは。
広島の粗末な文化住宅に住む少女、初子には兄がいる――遊び人の兄しかいない。母は他界し、父は蒸発、自転車も電話もない生活。アルバイトをしてもお金にならず、高校進学はあきらめた。どうにもならない現実の中で、薄幸の少女は淡い恋心を抱く――。十五歳・初子の痛くて甘い小さな恋の物語。広島労働者の苦い青春を描いた『PAINT IT BLUE』も収録。辛酸を舐めながら懸命に生きる人々の姿は感涙必至!
この話はどこまでも切なかった。
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