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2009/09/16

鳩山内閣が発足=首相「真の国民主権実現」-16年ぶり政権交代

 今朝、二男の後期の学費を振り込んできた。後期だけで○○万円である。私立大学に通わせるという事実だけで、その家庭はかなりぎりぎりのところに生活が追い込まれる。そんな現実が、いま存在しているのだと思うのはボクだけではないと思うのだけれども。子どもを5年間私立大学に通わせているけれども、もう何も残らない…。

鳩山内閣が発足=首相「真の国民主権実現」-16年ぶり政権交代(時事通信)

 鳩山新内閣が16日夜、発足した。民主党の鳩山由紀夫代表(62)は同日午後、衆参両院本会議で行われた首相指名選挙で第93代、60人目(現憲法下で29人目)の首相に選出され、直ちに首相官邸に入り組閣。17人の新閣僚を発表した。皇居での首相任命式、閣僚認証式を経て、同日夜、初閣議を開催。民主、社民、国民新3党連立の鳩山内閣が始動した。
 政権交代は非自民の細川連立政権が発足した1993年以来、16年ぶり。衆院選で野党第1党が単独過半数を制したことにより政権が代わるのは、戦後初めてだ。
 鳩山首相は16日夕、首相官邸で就任後初の記者会見に臨み、「この国を本当の意味での国民主権に変えていかなければならない。そのために先頭を切って仕事をする」と政権を担う決意を表明。また、「脱官僚依存の政治を今こそ世の中に問うて、それを実践していかなければならない」と述べ、政治主導による政権運営を目指す立場を強調した。
 重点政策として、衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた子ども手当の支給とガソリン税などの暫定税率撤廃を挙げた。…

 鳩山新首相の記者会見は、まだ、官邸のHPには動画しか掲載されていないけれども、朝日がそれを全文報じている(ここ)。ここで言っているのは、今度の選挙は民主党の勝利ではなく、国民の勝利であり、政権は国民の意見を反映した政治をすすめるというもの。
 その姿は、必ずしも、明らかではないし、ここに主張されていることを見れば、首を傾げるということもなるわけだけれども、予想以上に、国民の生活に軸足をおくということが重視されているというように読める。そのぐらい、政治を変えるということへの国民の思いは強かったわけだし、その背景には、雇用の切り捨てと脆弱な社会保障の切り捨てのために、格差と貧困が、どうしようもないところにまできているということがあるのだと思う。ここをさけることは、新政権には許されなくなっている。
 もう1つ、世界の流れの大きな変化のなかで、日米関係のありようにもそれが影響せざるをえなくなっているということもあろう。単純に、保守二大政党の政権として、これまでの自民党政治下における、それの延長線上というわけではないのかもしれない。

 もちろん、だからといって、新しい政治の姿がはっきりしているわけではない。新しい閣僚を見ても、個人的には、ちょっとなあと思えるような人が多いことも事実ではある。
 だからこそ、「真の国民主権実現」ということが、ほんとうの意味でベースになるように、国民生活の実態や、国民の要求がどこにあるのか、その実現を阻んでいるのはなにか、実現のためには何が必要か、などにもついても大いに議論が必要なのだろうなと思う。

 ただ、国民生活との関係で言えば、まったなしの課題は山積みで、スピードも求められるのだろうけれど。

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