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2009/09/04

到来“ネット選挙”時代

 NHK特報首都圏という番組で、表題のテーマを扱っていた。

 実は、とても関心のあるテーマである。
 もともと、日本はべからず選挙と言われるほど、選挙についての禁止事項は多い。政党の政策を、直接、有権者に届けるには2重3重の制限がある。比較的自由なのは電話による対話であるが、この電話は、時間的には制約があるから、結局、若い世代から中堅の世代に語りかけることがむずかしい。そこでネットである。

 今回の選挙では、大手のネット企業が、選挙向けのポータルサイトを開設したのが大きな特徴でもある。
 それは、どれだか、政党の主張を有権者に、公平に客観的に伝えることに寄与したのか? 新聞の報道などと違って、こうしたことも実は十分に検証されることが少ない(もちろん、新聞が十分に検証されているというわけでは決してないけれども)。ネットと選挙というのは、よく研究するべきテーマでもあるのだ。

 さて番組は、

 今回の衆院選は、日本でも本格的にインターネットを活用する選挙になると注目された。自らの政策を、ネット動画で表明する多数の候補。民主党の政策を批判する自民党が制作したアニメがネット上で大きな話題になるなど、公示日前から活発な動きが見られた。しかし、現行の公職選挙法では、インターネットに関する数々の規制が加えられている。ネット利用を解禁するべきという声に対して、問題点が多いという慎重意見も根強い。…

 番組そのものは、ややあっさりしたものだったし、取材していた候補者の動画は必ずしもたくさんのアクセスがあったわけではなかった。逆に、言えば、今度の選挙でも、実は、視聴というものにはかなりの偏りがあったのだと思う。どいうサイトが、どのように関心を集めたのだろうか?
 いろいろな情報があれば、是非紹介してほしいのだけれども。

 今日は、実は落ち込みモード。自分が、仕事で考えていることが、身近な人、いっしょうにいろいろなことに取り組んだりしている人に十分に伝わらなかったり、その人のいろいろな思いをふまえて、伝えることができなかったりするというのは、なかなかつらいこと。
 ボクらにような仕事は、やっぱり、いろいろな主張を、活字にする仕事だから、その主張の最前線にいる人の、考えや思いを、できるだけ理解するというのが、仕事をするときには欠かせないと思う。そのために、本を読んだり、それでも分からなかったら、話を聞いたり、現場の人に会いに行ったりする。自分に何ができるか、そんなことはよくわからないし、自分に十分な能力があるわけでもないのけれども。でも、それでも、いい仕事をしたいし、伝えなければならないことを必死で探りたいのだけれど。

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