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2009/09/25

給油代替策、早急に検討=北沢俊美防衛相〔新閣僚インタビュー〕

 今日も、印刷工場にこもる日です。何とか、今月の仕事も乗り越えれそうです。
 が、半分は? 頭のほうは、次の号のほうに行っています。これから、年末までは、かなり厳しい日々が続きそうでもあります。
 昨日は、作業の途中、ある憲法学者と電話で20分近く、いろいろ相談をします。話題になるのは、鳩山政権をどう見るのかということです。
 「構造改革」をめぐって、政権にどのような軌道修正的な意図があり、また、一方で、どういうせめぎ合いがあるのかというのは、いろいろな発言をつなぎ合わせると、ある程度の解き明かしはできるように思います。いま、国民の世論と運動が大事なのだということも。
 なかなか難しいのが、安保・外交の問題です。インド洋はどうなるのか、アフガン支援は? 米軍再編は? 防衛大綱はどうなるのか、などなどです。まあ、ボクはボクなりに、予測というか、解釈をしゃべりましたけれども。そうすると、今日の時事通信に、こんな記事がのっていました。

給油代替策、早急に検討=北沢俊美防衛相〔新閣僚インタビュー〕(時事通信)

 -海上自衛隊によるインド洋の給油活動を延長するのか。
 法律が来年1月で切れる。改めて継続する法律を出す可能性はなく、自然に給油活動は止まる。それでは、国際貢献をないがしろにしていいのかというと、そうではない。どういうことができるか、早急に検討したい。
 -防衛計画大綱や次期中期防衛力整備計画は、年内に取りまとめるのか。
 先延ばしの選択肢はない。麻生内閣の有識者懇談会の提言も拝借しながら、しっかりしたものを作りたい。
 -自衛隊の海外派遣をどう考えるか。
 個人的には、軍事力を持って海外に出るのは、基本的にやるべきではない。ただ、防衛相の立場で言えば、国連平和維持活動(PKO)などで国際貢献がどの程度可能か、しっかり考えないといけない。
 -米軍普天間飛行場の移設問題について、新政権の方針をいつごろまでに決めるのか。
 あまり時間はない。何にも先駆けて、沖縄の皆さんの意見を聞きたい。日米両国が合意した重い事実は覆しようがない。一方で、沖縄の皆さんが県外移設や国外移設を希求し、その主張が今回の衆院選で大きく支持を得た。どういう落としどころを見つければいいか、大変な重荷だ。
 -集団的自衛権のあり方をどう考えるか。
 集団自衛権について、権利は保有するが行使しないというのは、立派な見解だ。その考え方は継続すべきだ。
 -浜田靖一前防衛相は陸上自衛隊の与那国島配備を検討していた。
 アジア諸国と連携していく情勢の中、いたずらに隣国を刺激する施策はいかがなものか。

 決して、前のめりではない、が、自民党政権時代のとの変化というのも必ずしもクリアではない。インド洋派遣を継続しないというのは、評価できる。が、対案としての国際貢献の文脈のなかで、PKOについて、あえて語っているのは、何を意味するのか。どういう解釈で、どのようなことを考えているのか?
 米軍再編への対応も、いまだによくわからない。もう時間はないとはいっているのだけれども。今日は、別のニュースで岡田さんは、辺野古への移転決定の再調査をすると言っていたけれども

 集団的自衛権についての発言は、これまでも同様のものをしている。しかし、自民党政権も、建前は、集団的自衛権は行使できないとしていたのだから、それと同じなのか。そうではないのか。なし崩し的に進められてきた、日米の軍事一体化については、どういう考えをもっているのか。今後、検討が予定されていたような問題は、どう考えているのか。大綱を年内につくるといっているのだけれど、どのような立場で、この問題にとりくむのか。「アジア諸国と連携していく情勢の中、いたずらに隣国を刺激する施策はいかがなものか」というのは評価できるのだろうけれども。

 どのような安保・外交政策のビジョンを描こうとしているのかは、正直、これではよくわからない。まだ、政権内部でも、固まっていないのだろうけれども、どういうやりとりがあるのかというのももう一つはっきりしない。ただ、アメリカが多国間主義に転換したのに対応するように、日本政府も、従来の対米従属一辺倒で、とりわけアメリカのタカ派親日派べったりの関係から、ちがう新しい日米関係に踏み出そうとしているのかも知れない。まあ小沢流の国連中心の考え方にも、評価と留保は必要だし、その先は明確ではないのだけれども。
 今度の国連総会などの議論にも見られるように、大きく構造的な変化がすすんでいる世界をどう見るのか、そのなかで、どんな役割を日本がはたしていくことが大事なのか? そういうところからの確認が、たぶん大事なのだろうなあとは思う。

 民主党政権を見ていて、いま直面している政権の課題は、そのほとんどが、自民党政治がつくりだした弊害である。そこに、向き合って解決をしていくうえでは、国民に、その内容を見えるように示して、国民とともに、すすめていくということが大事なのだと思う。とくに、メディアが興味本位で、不十分さを揚げ足をとるように報道するなかでは、いっそうそのことが大事なように思える。ところが、まだ政権には、そういう国民にわかりやすく問題をしめすということにとりくんでいるようには思えない。
 安保・外交の問題でも、もっと政権は、国民の前に、いろいろな情報を提示するべきだと思うのだけれどどうだろうか。とりわけ、この分野は、政権交代の前からいろいろな心配や議論があっただけに、注目していたいと思うのだけれども。

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