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2009/08/06

「何十歩も前進」「仲間亡くなった」 原爆症訴訟で調印

 この8月6日が特別な日という意味では、今日のこの出来事も重要だろう。

「何十歩も前進」「仲間亡くなった」 原爆症訴訟で調印(朝日新聞)

 最初の提訴から約6年4カ月。原爆症認定集団訴訟を終結させるとした確認書に、広島原爆の日の6日、麻生首相と被爆者側が署名した。「完璧(かんぺき)ではないが、何十歩もの前進だ」。原告・弁護団らは、こう評価した。
 広島市中区のホテルで、306人の原告を代表して日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の坪井直(すなお)代表委員(84)と田中熙巳(てるみ)事務局長が、麻生首相、舛添厚生労働相との調印式に臨み、互いに文書にサインした後、握手を交わした。坪井代表委員が笑顔で「ご決断ありがとうございました」と声をかけると、首相は小声で「ご苦労さま」。終了後、坪井代表委員は記者団に「これで不安だった被爆者が安心できる。何十歩も進んだ。人間のすることですから百%の完璧はない」と声を弾ませた。
 …今回の調印式では、放射線の影響を狭くとらえる認定行政や裁判が長期化したことについて、麻生首相や舛添厚労相から謝罪はなかった。被爆者側が求めていたことだが、これについて全国弁護団の宮原哲朗事務局長は「官房長官談話に『陳謝』の言葉が明確に入っている。この言葉は今日の確認書を貫くものだと受け止めている」と説明した。

 まあ、政府は、あいまいな基金というものが好きだなあと、チャチャを入れたくはなる。全員認定という理想から見れば、完璧ではないが、やっとつくりあげた政治決着である。これまで拒み続けてきたことが、大きな前進である。その根拠とされてきた、受忍論は完全にくずれさったと言って良い。戦争被害に自己責任は通用しない。
 大きく戦争被害全体が問われていく第一歩にもなるにちがいない。

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