憲法学者・名古屋大学名誉教授の長谷川正安さん死去
今日も、午前中も、午後も会議。原稿の処理と実務とメールと。
さて、
憲法学者・名古屋大学名誉教授の長谷川正安さん死去戦後憲法学を開拓した憲法学者で、護憲運動に長年携わってきた名古屋大学名誉教授の長谷川正安(はせがわ・まさやす)さんが13日、心不全で死去した。86歳だった。「お別れの会」は15日午後1時から名古屋市東区大幸2の1の28の葬儀会館ティア大幸で。喪主は長男憲(けん)さん。
マルクス主義の立場から憲法研究の道に進み、憲法解釈だけでなく憲法史や外国法との比較など、業績は広範な領域に及ぶ。57年に著した岩波新書「日本の憲法」は77年と94年に全面改訂を重ね、ロングセラーとなった。他の著書に「昭和憲法史」「憲法運動論」など。
名古屋大法学部教授、大阪経済法科大教授を歴任。89年から10年間、世界科学者連盟の副会長を務めた。
病に倒れられたという話はずいぶん前に聞いていた。
ボクが、憲法についての本を最初に読んだのが、長谷川先生の本だったと思う。名著『日本の憲法』や『憲法解釈の研究』、『現代法入門』などは、学生時代に読んだ。たぶん、家のどこかにまだあるんだろうな。
ボクにとって、いまの仕事をするようになっての憲法の先生が、長谷川先生の弟子なので、ほんとに、他人事ではない。
憲法も、総選挙では大きな争点であるにはちがいない。太い、ぶれない理論を、身につけたいな。
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岩波新書「日本の憲法」は1957(昭和32)年と1994年の第三版をもっています。内容が大きく発展していると感じたことを思い出します。
心からご冥福をお祈りいたします。
投稿: mituru | 2009/08/15 06:29