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2009/08/28

若者の教育とキャリア形成に関する研究

 今日はグラビアの刷りだしに立ち会いのため、朝から印刷工場に。その後、職場に行って、いくつかの実務をすすめます。そして、夕方にも立ち会いにいかなければいけないという事情もあり、そのあいた時間におこなわれていた教育学会の会場でおこなわれた表題の報告会に行ってきました。「働き 学び 生きる  21歳の若者たち」と題された、「若者の教育とキャリア形成に関する調査」第2年度結果の中間報告だ。この調査は、07年に20歳だった若者を無作為に抽出して、4年間のパネル調査をおこなうというもの。規模の点でも、内容の点でも、たぶん、はじめてといっていい調査なのだと思う。
 調査そのものについてはHPを見てほしい。ここには、昨年に中間発表されていた1年目の調査の詳細もアップされている。
 報告は、

 乾 彰夫「若者の教育とキャリア形成に関する調査の目的と2年目調査までの概要」
 杉田 真衣「階層・ジェンダーから見る若者の移行過程-そのⅡ」
 藤田 武志「大学生の『就活』の現在」
 有海 拓巳「閉塞的な労働市場を生きる若者の姿」
 平塚 眞樹「若者たちの社会関係・社会参加と背景・経歴」
 木戸口正宏「地域ごとの21歳の移行の特性-地域別・都市規模別にみた若者たちの『いま』」

 このなかでも、杉田さんの女性の就職(移行、移動)の問題・困難、藤田さんの就活の実態――とくに困難がどの層にどのようにあらわれているのか、平塚さんの関係性について――いろいろな悩みの相談をおこなう相手がどのように存在しているのかという問題についての報告が、おもしろかった(勉強になった)。報告書の発表がまたれるところ。
 乾さんの研究室では、東京の2つの高校の卒業生を追跡したパネル調査を、こちらかききとりで、5年間おこなっているけれど(『教育科学研究』に掲載)、その調査結果とあわせて、この調査のことを読んでいくと、若者の移行の不安定と困難が、浮き彫りにされる。

 引き続き、いろいろこの調査については勉強したいと思った次第。

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