しっかりした国づくりのヴィジョンを
夏の疲れがだいぶたまっていますね。
今日は、選挙も目前ということもあり、一日中、選挙についていろいろな人と話をするのが仕事でした。
みなさん、かなりまじめに、真剣に、今度の選挙のことを考えているというのが実感ですね。
たとえば、某野党が目玉にしている、子ども手当の創設というのは、たしかにインパクトのある政策ですが、案外、この政策についても、疑問をもたれる方が少なくありませんでした。迎合的なばらまきという印象があるということもそうですが、本来なら、まず、たとえば、教育費を、いま保護者負担になっているようなものも含めて、完全に無償化するのが筋ではないか、まず子どもの医療費を無料にするのが大事なのではないか、という意見も多数ありました。
ボクもそう思います。子ども手当という直接給付だけを軸にするのは、子育て支援としては、ほんとうに、効果としてどうなのか。やはり保育園を使いやすくするだとか、親の働き方を変えるだとか、教育費を無償化するだとか、子ども医療費を無料化するだとか、そして、その大きな筋の一方で、セイフティネットの充実も図って、子どもの貧困の解決をはかっていくという総合的な子育て支援が大事なのだと思います。
こうした問題は、そういう個別の政策だけではなく、そもそも、国のあり方をどのようにするのかという問題と不可分なのだと思います。安心と希望のある政治のためには、結局、いまの政治のどんなゆがみがおおもとにあるのか。それをどう変えるのか。そういうヴィジョンを語り合うというのが、選挙で求められているということも、強く感じたりもしましたね。
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