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2009/08/03

陣地壕の印鑑 沖縄戦…64年ぶりの帰郷

 昨日、関西から帰ってきて、洗濯や荷物の整理、洗い物などをしていると、結構遅くなって、一息ついたあとこのドキュメントを見た。

Next_image 太平洋戦争の激戦地となった沖縄で6月、1本の印鑑が見つかった。刻まれていたのは「東端」の文字。そばにあった認識票から徳島県出身の東端唯雄さんの遺品と判明した。長男・孝さん(68)はすぐに沖縄へ向かい、戦後64年経て初めて父の遺品と対面した。迎えてくれたのは同じ徳島出身の平和ガイド大島和典さん。父親を沖縄戦で亡くし、いまだに遺骨も遺品も見つかっていない。大島さんは孝さんを沖縄戦の跡地に案内した。そして、印鑑が見つかった場所へ…。そこは、旧日本軍が米軍を迎え撃つために掘った陣地壕だった。

 いつもながら驚くような話である。
 厚生労働省社会援護局援護企画課外事室によると、戦没者240万人中115万人の遺骨が未収集であるという。そのうちおよそ60万人の遺骨はすぐにでも収集が可能な状態にあるという。それが放置され続けている。未収集の遺骨が存在するのは、何も海外の話だけではなく、この番組で取り上げられている沖縄にも膨大な遺骨が存在するし、硫黄島にも旧日本軍地下ごうに1万3千人以上の戦没者遺骨が未収のままと言われている。
 沖縄でも、収集・調査の活動を担うのは、実際には、民間の団体である。こうした活動には頭が下がるが、なぜ、政府は、政治は、こうしたことを放置し続けるのだろうか?

 同時に、番組でも、当事者が「沖縄はまだ戦争中だ」と語る場面があったが、なぜ、こうした事態に対して、戦後の社会というのは、ある意味、無関心で、蓋をするように過ごすことができたのか、ということも問われているような気がする。曖昧にすることが許されない問題は、まだまだたくさん残されている。

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