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2009/07/19

日米安保のゆくえ

 昨日のニュースに、次のようなものがあった。

日米安保50年で共同文書も 同盟再確認をと米高官(共同通信)

 来日中のキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は17日、1960年に改定された日米安全保障条約が来年1月に締結から50周年を迎えることを受け、日米同盟の意義を再確認する必要性を指摘、宣言や声明など共同文書の発表を視野に入れていることを明らかにした。都内で一部メディアに語った。
 日米両国は、冷戦が終結し、同盟の意義が問われた1996年に「日米安保共同宣言」を作成し、同盟の再定義を試みた経緯がある。当時、国防総省高官だったキャンベル氏も関与した。
 共同文書作成の可能性についてキャンベル氏は「選挙を待たなければならない」と述べ、8月の総選挙後に登場する見通しの日本の新政権の意向を尊重したいとの考えを強調した。…

 アメリカは民主党新政権?に、すでにメッセージ(圧力)をかけている。

 一方、当の民主党は

普天間移設は「最低でも県外へ」 鳩山代表訴え(共同通信)

 民主党の鳩山由紀夫代表は19日、沖縄県沖縄市の集会で、衆院選で政権を獲得した場合の米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設に関し「『最低でも県外』の方向で積極的に行動したい」と述べた。移設候補地であるキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)の新基地建設については「沖縄の過剰な基地負担をこのまま維持するのは、納得がいかない」と指摘した。
 鳩山氏は「日米政府の合意を『何も変えてはいけない』と地元に押しつけるのは、違うと思う」とも述べ、地元の反発が強い在日米軍再編のロードマップ(行程表)見直しにも言及した。…

 以前にも一度「沖縄ビジョン2008」で言っていたことでもあるが、代表の発言だけに重みもある。

 では、鳩山さんは、キャンベル氏のよびかけにどうこたえるのか。これまで日米同盟絶対という印象のある民主党の安保・外交政策であるが、アメリカの海外展開にどうつきあいのだろうか。
 実は、オバマになっても、日本の米軍基地の位置づけは大きく変わったわけではなく、前方展開の重要な基地としての役割をはたしている。空母打撃群などのローテーションも頻繁である。そこを自衛隊が補完しているのもかわりはない。鳩山さんは、国際貢献には積極的な言説をくり返してきたが、この現状については、どういう政策を、今度の選挙で掲げるのだろうか?

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コメント

中国の外貨保有高、米国債保有高は日本を抜き世界一です。GDPも来年あたり日本を抜いて世界第二位にのし上がるでしょう。片や日本のGDP、人口は中長期的に低落傾向を辿ることは疑いようがありません。つまり経済的に凋落するアメリカにとって中国は日本以上に重要だということになります。第一次世界大戦で疲弊して対米債務国に転落した大英帝国が日米衝突に巻き込まれるのを恐れて日英同盟を破棄した時と同じ状況になっています。ロシア、中国を仮想的国とした日米安保は冷戦終了によるソ連崩壊、中国の経済的台頭で実質的に空文化していると言っても過言ではありません。在日米軍はグアム、フィリピン、シンガポールへ移転すれば、日本の米軍基地のインフラはもはや不要でしょう。米国が日米安保を解消して極東から撤退したがっているのは疑いの余地はありません。米中衝突などありえない以上、金食い虫の空母部隊を削減して中近東の陸軍部隊に回したいでしょう。米国に代わり得る覇権国がない以上、日本は日米安保廃棄後に中国、北朝鮮、ロシアをただ一国で相手にしなければならないという最悪の状況が現出しようとしていることに気づかなければなりません。しかも日本がGDP低下、人口減少という衰退期に突入した状態でです。以上の事態が簡単に予測できる状態になったからには限られた予算で効率的な防衛体制を再構築しなければなりません。もはや超高額な米国製兵器に湯水のように血税を注ぎ込んでいる余裕はありません。兵器の購入先を日本の実情にあわせて多国化するべきです。また自衛隊組織のままでは情報漏洩、抗命、脱走、敵前逃亡や果ては反乱しても厳刑に処することなど不可能です。ですから自衛隊のままで人民解放軍を交戦することができるはずがありません。自衛隊の国防軍化は必須です。しかし憲法改正は非常に困難な状態です。いま日本は元寇以来ともいうべき厳しい国難に直面しています。

投稿: ニッポンマル | 2009/07/20 09:31

現在の日本が中国、北韓に後押しされた左派による占領状態のようなものである以上、日本の宗主国が米国から中国に変わるだけというのが最も悲観的な見方です。そうならないためには、政界再編で自民党、民主党それぞれの左派同士、右派同士が再結集して外交防衛政策の相違が明瞭にならなければなりません。皮肉にも政界再編の鍵を握っているのが、あの小沢一郎氏なのです。それにしても日本経済の中国依存、日本防衛の米国依存を完全に脱却して独立自尊路線を歩むことはイバラの道であることは間違いありません。

投稿: 縄文人 | 2009/10/10 15:46

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