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2009/07/26

ツタンカーメン 王妃の墓の呪い

 夜、ボーっと、NHKスペシャルを見ていた。エジプト発掘 第2集である。知らないことも、あってなかなか興味深かった。

090726_b 2006年、エジプトの古都ルクソールにある「王家の谷」で大発見があった。ツタンカーメン以来、およそ80年ぶりに、新たな墓が見つかったのだ。「王家の谷は掘り尽くされ、新しい墓はもう見つからない」と言われていただけに、世界中に衝撃が走った。墓は既に荒らされていたが、一番奥に、未開封の棺がひとつ残されていた。この墓はいったい誰のものなのか? 棺の中にミイラは残っているのか? 世界中のメディアから熱い視線が注がれる中、エジプト・アメリカの合同調査が始まった。
 調査の途上、墓の主として、意外な人物が浮かび上がってきた。あのツタンカーメンの妻・アンケセナーメンである。黄金財宝で知られるツタンメカーメンは、約3500年前のファラオ。19歳で謎の死を遂げ、王家の谷に葬られた。そして、そのツタンカーメンに幼くして嫁いだアンケセナーメンは、その後歴史の闇に姿を消した、悲劇の王妃と言われている。番組では、王家の谷で新たに発見された墓の発掘調査を軸に、ツタンカーメンと王妃アンケセナーメンの物語を織り交ぜながら、ツタンカーメン一族の知られざる呪われた歴史を描き出す。

 古代エジプト史をめぐる考古学の発展はめざましい。
 番組は、KV63(王家の墓で63番目、ツタンカーメンの墓から80年ぶりに発見されたということで話題になった墓の発掘を中心に展開する。この墓を彼の妻・アンケセナーメンの墓として、ツタンカーメン一族を、彼の父のよる宗教改革、いわゆるアテン神信仰とアメン神信仰の対立の結果の悲劇の一族と見る。
 番組を見る限り、それなり有力な説なのだろう。ただ、異説もたくさんある。KV63そのものが、墓所ではないという説まである。もう少し、そうした異説にふれないと、何か歴史ドラマになってしまって、この時代の本当の姿というものも見えてこないような気がする。どうだろうか。いずれにしろ権力者の話なんだから。

 でも、まだ解明されていない歴史の謎はたくさんある。日本でも、陵墓の発掘がもっとできるようになれば、新しい歴史の姿が見えてくるのだろうか?

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