夫はなぜ、死んだのか
2週間ほど前、NHKで放映されたドキュメントを録画していたものを、今日は早く帰ってきたので、やっと見ることができた。世界的企業、トヨタを相手にたたかった内野博子さんをおったものである。もともと、MBS(毎日放送)が制作したものである。“地方の時代”映像祭2008グランプリを受賞した作品であるが、しかし、この2007年につくられたこのドキュメントは、TBS系列で未だ全国放送はされていない。民放では、こうした企業の告発につらなるような番組を放送することには、特別の難しさがあるのだろうか?
番組そのものは、つつましやかな内容で、サブタイトルに「過労死認定の厚い壁」とあるように、むしろ過労死を迅速に認定しようとしない労基署をはじめとした、国の労働行政の責任の問題を告発することが中心的な内容になった。
内野さんの裁判は六年かがりで過労死認定を引き出した。子どもを育てながらのそのたたかいは、胸を打つ。そして、その裁判は、”カイゼン”を含め、トヨタの非人間的な働かせ方を断罪する画期的な内容となった。その点で、やはりこのドキュメンタリーは企業の責任も問いかけている。
だが、トヨタの、日本の大企業の働かせ方を変えていくには、まだ第一歩を踏み出したにすぎないのも事実である。内野さんのたたかいに力をもらいながら、ルールある経済社会をつくるたたかいをボクらはより強めなければならないのだと思う。
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