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2009/07/26

お金がないと学校に行けないの? 首都圏高校生集会

 今日も、朝早くから、地域のお仕事。少し寝不足です。

Img00045200907261312 お昼で、地域での仕事を切り上げて、今日は「お金がないと学校に行けないの? 首都圏高校生集会」をのぞきに行って来た。


お金がないと学校に行けないの? 高校生が授業料無償化訴え(共同通信)

 深刻な不況で授業料が払えない家庭が増えているとして、高校生や教員が26日、「お金がないと学校に行けないの? 首都圏高校生集会」を埼玉県三郷市で開き、授業料の無償化を訴えた。
 高校生や大学生、教員らでつくる実行委員会の主催。シンポジウムや劇で高校生らは「多くの国で高校の授業料が無料なのになぜ日本は違うのか」「定時制高校では給食が命綱になっている生徒もいる」と自分や仲間の苦しい実情を訴えた。
 友達を通じて集めた高校生約1600人のアンケート結果も発表。4人に1人が「学費で親に負担をかけて申し訳ない」と考えていることが分かった。実行委員長で埼玉県の定時制高校に通う女子生徒(17)は「昨年秋の金融危機以降、高校生ができるアルバイトも減り、本当に苦しい。少しでも授業料を抑えてほしい」と話した。…

 アンケートの中間報告にもとづいて、報告がなされた。
 それによると、夜間定時制公立高校生の8割近く、全日制公立高校生の7割近くが、高校生活の上で経済的な不安を感じているという。また、全日制、定時制を問わず、4人に1人が「学費のことで家族に迷惑をかけて申し訳ない」と答えている。
 夜間定時制高校生の12・1%が「学費が高く高校に通い続けられるか不安」と答え、全日制の22・4%、夜間定時制の20・7%が「進学できるか学費のことで心配」と回答した。
 授業料や携帯代、娯楽費などをアルバイトをして自分で払っている生徒は全日制で24%、夜間定時制で36・8%。
 夜間定時制、通信制では授業料を自分で支払っている生徒は20%を超えていた。
 全日制の7・4%、夜間定時制の13・7%が「奨学金をもらいたい」と答えている。

 シンポジウムや劇で、高校生の声をたくさん聞くことができた。やっぱり、社会全体(もちろん政治の責任がいとばん大きいのだけれど)が、高校生の学費・教育費は、親が払ってあたりまえ、個人の責任の問題とらえ、そのことを若者たちも内面化してしまっている。それが、どれだけ、若者たち、子どもたちを追いつめていることだろうかと。とくに、定時制高校の若者たちの、状態の悪化が客観的進行しているということはよく考える必要がある。

 同時に、これだけ、親の責任ということが、一般的な認識になっているなかで、どうそれをうち破って、社会的な合意をかちとるのかも考える必要がある。結局、高校段階において(大学でもそうだけれど)、学費・教育費が無償化されていないことが、若者・子どもたちの成長や発達にどのように否定的な影響をあたえているのかということが、もっと議論されて良いのかもしれない。私立高校の学費の極端な高さが、家庭にどのような負担をあたえ、それが、どのように高校生の負担になっているのか。

 いずれにしろ、OECD加盟国で高校段階で、その教育を公的な責任で支えられていないのは日本をふくめ4カ国にすぎない。そのことに、答えを出す選挙でもある。

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コメント

 はじめまして。 検索サイトを経由して偶然ここを見つけました。
 この記事、何とも言えなくなりました。
 去年だったでしょうか、東海地方でひき逃げがありました。 16歳の少年が、朝の新聞配達中にひき逃げをされ亡くなったという事件でしたが、こちらの記事を読んでまたそれを思い出し、あの時の重苦しくやりきれない気持ちを再び思い出しました。 
 まだ、世の中に、社会人(職業人)として出ていない子供達が、学校で色々なことを学ぶことが本分の子供達が、自分たちの学費や生活のことまで心配しなければいけない社会って一体何なんでしょうか。 大人として大変な情けなさを感じますし、社会への憤りやら失望やら、そんなネガティブなものを感じずにはいられません。 
 何でもかんでも平等平等というのはあり得ないと思いますが、これからの社会を担っていく若いいのち達が皆そろって健全に育つような社会制度や法律が実現してほしいと思いますし、私たち大人も、この堕落した社会を少しでも明るい方向へ向けるために、考え、動かなくてはと思います。

 勉強になる記事、ありがとうございました。
 また訪問させていただきます。

投稿: watashism | 2009/07/28 09:41

 はじめまして。コメントありがとうございます。
 集会の最後に、高校生が、「私たちが安心して学校に通えるようにしてほしい」と言っていたのが印象的でした。それほど、いまの若者たちは、不安で、そして不安定の青春期を送らなければならなくなっているのでしょうね。
 もちろん、ボクの青春期もたくさんの不安があり、葛藤がありました。しかし、まったく様相が違います。その土台そのものが、揺らいでいるのでしょう。そのことについては、真剣に考えなければいけないと思います。

投稿: YOU→ watashism | 2009/07/29 00:16

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