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2009/06/23

沖縄「慰霊の日」 遺族の高齢化進む 「伝える時間あとわずか」

 今日は、沖縄の「慰霊の日」である。

沖縄「慰霊の日」 遺族の高齢化進む 「伝える時間あとわずか」(日経新聞)

 沖縄戦の犠牲者を悼む「慰霊の日」の23日、沖縄県糸満市の平和祈念公園では、強い日差しの下、戦没者の名を刻んだ「平和の礎(いしじ)」の周辺で遺族らが鎮魂の祈りをささげた。高齢化が進む遺族らの言葉には、不戦の誓いと悲惨な戦争体験を語り継ぐ決意がにじんだ。…

 昨日のテレビでもそうだったけれど、「戦争体験を聞く」ということの意味がいま問われているような気がする。
 「強いられた加害」という表現がいいのかわわからないけれど、加害・被害という2分法で決して語ることのできない、内的なそして国家との間の葛藤が、その体験にはある。

03133137 「慰霊の日」にあわせて、林博史さんの『沖縄戦 強制された「集団自決」』という本を読んでいる。かつて彼が書いた、『沖縄戦と民衆』が、その著作の意図に反して、教科書検定での、沖縄戦での「集団自決」で、軍の強制はなかったという検定に利用されたということもあり、かなりはっきりとしとした、どのように軍に強制されたのかという経緯をまず実証することを力点に書かれている。『沖縄戦と民衆』が、沖縄戦と「集団自決」などの構造を明らかにすることに力点があったあっただけに、つまみぐいをされるような記述があったことを著者の責任にすることはできないとは思うけれども、それへの強い怒りと抗議をこめての著作になっていると思う。そして、そうさせたのは、この検定を契機に、広がった、オジイ・オバアたちの証言だったことは間違いない。

 同時に、沖縄戦を歴史的経過のなかで見ることの大事さというのも、前作と同様に学ばされる。沖縄戦はどのような経緯でおこなわれたのか。その後の日本の戦争はどのようなものだったのかというなかに位置づけたとき、沖縄戦における日本軍のありようは、日本軍の特質というものをとてもよくあらわしているのだと思う。

 こうした体験の証言を受けとめ、継承しなければいけないと思う。

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