校長先生の反乱 と 校長辞すとも自由は死せず~生徒と歩んだ最後の半年間
昨日のボクのブログのアクセスは、三鷹の土肥元校長という検索で、ちょっと増えた。テレビ朝日の報道発ドキュメンタリ宣言で「校長先生の反乱 ~学校に”言論の自由”を~ 」という番組をやったからだと思う。この番組は、ほとんど見なかったけれど、実は、1週間前の深夜の同局、テレメンタリィで、そのベースとなる番組をしていた。そちらのほうを見た。
校長辞すとも自由は死せず~生徒と歩んだ最後の半年間
2006年4月 東京都教育委員会の突然の通知により職員会議で「挙手・採決」が禁止された。このままでは教育現場から“言論の自由”が無くなると主張し、たった一人で東京都教育委員会に反旗を翻した校長先生がいた。都立三鷹高校 校長 土肥信雄さん。
「教育現場に言論の自由がなければ生徒の幸せはない!」34年間の教員生活、全てをかけた土肥さんの闘いが始まった。しかし、定年間際に迫った土肥さんにとって残された時間はわずか半年だった…
土肥さんのたたかいはとても大事なたたかいだと思う。ボクも、支援の集会にも参加してきた。
このドキュメンタリィにも、いま考えるべき大切な問題というのが山のように提示されている。たぶん、見た人の多くは、土肥さんの行動に共感はするだろうと思う。
だからね、もっと突っ込んで、考えてみたい。ドキュメントそのものでも、子どもたちの成長だとかということが描かれていたわけではない。問題は、言論の自由という、そのときだけの問題にとどまらないことが、この問題の本質にはあるのだと思う。たぶん、結局、教育とはいったい何なのかということに行き着く。もっと、そこまで番組は追っかけてほしいし、この問題を議論するボクらにもそういう視点が大事なのではないかと思うのだけれども。
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