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2009/06/17

家族の再生~ある児童養護施設の試み~

 続いて見た、ドキュメント2本目。

0906091  増加する虐待の渦中の子供たちの声を聴こうと、毎日放送報道局の米田(こめだ)佳史ディレクターが、生活単位を小さくした7棟の住宅の小舎制の取り組みで全国から注目される舞鶴学園の番組を企画。児童養護施設の取材は子供たちのプライバシーを理由に拒否される場合が多いが、施設への偏見を取り払い、養育の実践を社会に発信する機会にと、学園側も協力した。  2007年8月から8カ月間、スタッフらは学園に密着した。時にはカメラを置いて子供たちと遊んで信頼関係を築きながら、ありのままの普段の生活、卒園式などの様子、離れて暮らす両親への想い、いつも彼らのそばで支える職員たちの姿を追い、延べ40日間収録した。 番組「家族の再生~ある児童養護施設の試み~」は、昨年4月21日に放送され、深夜の時間帯にも関わらず、多くの反響が寄せられた。自身の子育てと重ねて元気をもらった人、養護施設での仕事を志望する息子に反対していた親が理解を示したり、自分の家庭を見つめ直すメッセージとして受け取る人もいた。関係者からは、施設の様子を伝える内容で胸のつかえが取れたと喜ばれた。  学園の取り組みは放送関係者の心も打ち、民放連の08年の連盟賞・最優秀賞を受けたほか、今年五月には放送文化基金賞の番組賞も受賞。こうした優れたドキュメンタリー番組を集め、NHKが民放の協力で14日、21日に全国エリアのBS2で紹介する。この中で再放映の打診を受けた学園は、養護施設への正しい理解を深めてもらえればと了解した。14日午後1時~同6時、他の作品とともに放送予定。 桑原園長は「取材の受け入れは施設側にとっても覚悟が必要でした。視聴者の多くの方から応援のエールをいただき、放送から1年経ったいまも励ましを受けています。登場した子供たちの純真で健気な姿が、人々の心を動かした結果だと思います」と話している。小舎制の導入から8年。施設という垣根を越え、市民との交流が進み距離が近くなったと感じる日々を迎える。

 実際には、いまの児童養護施設をめぐる実態というのは、もっと厳しいものだと思う。虐待の広がり、その一方で、支援の薄さ…。そういう意味では、お涙ちょうだいで終わっていて、現実を切り取っていないという批判もなりたつ。
 たしなにそうだとしても、これだけ丁寧に、児童養護施設の子どもたちを追ったドキュメンタリーはこれまできない。切なく、そして力強い内容になっていて、心を打つ。とても、ていねいな作品だと思った。

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