国大協の「所見」と「要望」
24日に、国立大学協会が、6月3日の財政制度等審議会建議に対する所見を発表している。
所見の実物は、これ。
問題点1 「質」を高める投資の軽視
問題点2 健全な競争、「適切なルール」の軽視
問題点3 競争的資金の偏重、安易な達成度評価の弊害の軽視
問題点4 教育の機会均等の軽視
問題点5 地方との対話の軽視
問題点6 大学システムの日本的特質の軽視
国大協は、そもそも、5月の時点で(政府には6月2日に提出)、次のような要望をおこなっていた。
1 「骨太方針2006」による国立大学運営費交付金の1%削減の撤廃と拡充
2 学生に対する経済的支援の充実(授業料標準額の減額、授業料の減免の拡大、奨学金の拡充など)
3 OECD諸国水準を目指した大学等への公財政支出の拡充
この3点は、広範な一致点として、いま広がっている。
日本の大学は疲弊し、転機を迎えている。
大学政策の大きな転換が求められている。
« 小金井市でも日本軍「慰安婦」意見書 | トップページ | 「共犯」の同盟史 など »
「教育」カテゴリの記事
- 「新給特法でせんせいの未来はひらけるか」(2025.07.12)
- 博士課程への生活費支援「日本人に限定・留学生は除外」が国益を損なう理由。そもそも“給与が出る”世界のスタンダードから日本は劣後(2025.07.10)
- 子を寝かせた後、再び学校で残業 教員「定時で帰るのありえない」(2025.07.09)
- 校則見直しした公立中高9割超える 文科省が初調査(2025.07.03)
- みんなでつくろう子どものための学びを(2025.06.30)
「政治」カテゴリの記事
- 「新給特法でせんせいの未来はひらけるか」(2025.07.12)
- 博士課程への生活費支援「日本人に限定・留学生は除外」が国益を損なう理由。そもそも“給与が出る”世界のスタンダードから日本は劣後(2025.07.10)
- 子を寝かせた後、再び学校で残業 教員「定時で帰るのありえない」(2025.07.09)
- 「外国人優遇」はデマ 参院選で広がる排外主義に複数団体が反対声明(2025.07.08)
- 前衛8月号ができています。(2025.07.07)
「経済」カテゴリの記事
- 子を寝かせた後、再び学校で残業 教員「定時で帰るのありえない」(2025.07.09)
- 「外国人優遇」はデマ 参院選で広がる排外主義に複数団体が反対声明(2025.07.08)
- 検証 フジテレビ問題(2025.07.06)
- 校則見直しした公立中高9割超える 文科省が初調査(2025.07.03)
- 歴史学者が憂える政治家の認識 歴史修正主義に甘い日本(2025.07.02)
コメント