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2009/06/10

爆笑問題のニッポンの教養 :「私は ここに いる」 福島智(障害学)

 この番組を見たいと思っていて、つれ合いにもこんな番組があるよって言っていたのに、子どもの用事に少しつきあわさせられて、時間に間に合わず、半分しかみれなかったし、つれ合いは録画もしてくれなかった。

 目が見えず、耳が聞こえない東大教授・福島智。爆笑問題の二人は、当初一体どうやってコミュニケーションをとればいいのか戸惑っていたが、やがて福島と徹底的に議論を繰り広げるようになる。テーマは「障害とは何か」「生きる意味」や「人間の価値とは何か」。
 福島は9歳で失明、18歳で聴覚を失った。光も音もない世界で、孤独と絶望にさいなまれてきた。その後、指先を点字タイプライターのキーに見立てて打つ、“指点字”という方法を母とともに考案、他者とのコミュニケーションを取りもどし社会とつながっている。
 福島の専門は「障害学」。これまで、医療や福祉、教育の視点で語られてきた“障害”に関する様々な課題を、社会や文化の視点から捉え直していく、新しい学問だ。
 そもそも障害とは、近代になって生み出された概念だと、福島は主張する。産業革命のころ、社会は大量生産を可能にする均質な労働力を求めた。それは一定程度の労働に耐えうる身体条件を備えた均質な労働者を必要とする社会でもあった。そこからこぼれ落ちる生産能力の低い人間を “障害者”とひとくくりにしたのだと福島は言う。
 常に自分自身や人間の存在を問い続け、思索を重ねてきた福島。爆笑問題との議論の行方は!?

 半分だけ見ていても、議論はおもしろかった。新しい広さをもった視点での、障害というもののとらえ方というのがあるのだろうと。盲ろうという世界そのものが、なかなか想像もつかないもの。指点字をとおしてのコミュニケーションというもの向こうにあるものとはも少し考える。

 やっぱり本を読んでみようかな。明日にでも、探してみようかな。

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