« メーデーでしたね | トップページ | シリーズ「JAPANデビュー」 第2回「天皇と憲法」 »

2009/05/05

憲法9条は日本人にはもったいない 伊勢崎さんへの共感とそして……

 2日は、朝から仕事に行って、会議や、連休前にこなさなければいけない仕事をこなす。主にメールを送ったり。去年にくらべれば、落ち着いて連休を迎える(笑い)。夜には、子どもの保育園時代の仲間との久しぶりの飲み会に、遅れて参加する。数年ぶりにあう人もいる。
 3日から、つれ合いの実家に向かう。義母の病気もあり、そのお見舞いと相談を兼ねて。とにかく渋滞である。うちはETCをつけていないので、この渋滞はしゃくに障る。行きは9時間、帰りは8時間ほどかかる。いろいろ相談の話はできたけれども。

 さて、ここ数日、ブログの更新も滞っている。いろいろな話題がたまっている。
 たとえば2日の朝日に東京外大の伊勢崎さんの憲法に関するインタビュー記事が載っていた。伊勢崎さんの平和外交論は、『武装解除』を読んだときには、ものすごく衝撃を受けたし、いまでもいろいろな刺激を受けている。今度の「『最大の違憲』ソマリア沖への自衛隊派遣に、なぜ猛反対しない?」という主張には共感する点もものすごく多い。たしかに、ボクらは、この問題について判断に甘いところがあったし、反対の論を構築するうえで、後手になったことは正直なところ事実だと思うし、個人的には反省の思いが強い。

 主題のソマリア派遣については伊勢崎さんと同意見だけれど、ただ、伊勢崎さんとボクの大きなところでの自衛隊の活用への、スタンスの違いということを常々感じていたのだけれども、このインタビューを読んだ、何となく感じたこともある。彼自身「美しき誤解」などと言っているが、ほんとうに自衛隊は、「中立」の役割を紛争の現場で果たせるのかという問題である。すでに、アフガニスタンでは、伊藤さんの事件に見られるように、日本は中立とは見られていない。自衛隊がアメリカと一体となった軍隊であり、日本そのものがアメリカに強い従属状況にあるもとで、「中立」は可能なのかということ。
 もう1つは、日本の軍隊と政治との関係の問題がある。一般的によく、戦前は、統帥権の独立は軍部の独走を許したというような言い方をされるけれども、戦後の自衛隊の歴史を見ても、政治との関係はやっかいな問題をつねにはらみ続けている。少なくもと、海外派兵が繰り返されるようになって、自衛隊と政治との関係、もっと言えば自衛隊が法律に服するという問題でやっかいな問題が生じていることは田母上問題を見てもよくわかる。だから、そういう自衛隊に、「中立」的な外交の一端を無条件に担うことができるのかということもある。
 伊勢崎さんの立場を単純化して言えば、9条のもとでの自衛隊活用論だ。ここであえて、9条のもとでの自衛隊の活用があるのかどうかについては、ボクの立場は「留保」する。というか、現実政治の問題として、そういうことがありえないとは断定しないし、積極的な可能性もあえて「留保」する。憲法学者の一部には、警察活動と軍隊の活動を厳格に区別すべきだという議論もあるけれども、現実の軍隊をめぐっては、必ずしもそうとは言えない面もあるのだから。ただ、その前提として、では「自衛隊」とはどのような軍隊なのかということについて考える必要があるのではないかということを感じたりするのだ。少なとも、現在の自衛隊の活用については、否定的な判断をくださざるをえないというのが、ボクの結論でもある。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« メーデーでしたね | トップページ | シリーズ「JAPANデビュー」 第2回「天皇と憲法」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/44910516

この記事へのトラックバック一覧です: 憲法9条は日本人にはもったいない 伊勢崎さんへの共感とそして……:

« メーデーでしたね | トップページ | シリーズ「JAPANデビュー」 第2回「天皇と憲法」 »