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2009/05/18

西松建設の内部調査と、民主党と自民党

 メディアもこぞっての鳩山さんの歓迎ブームは、ほんとうに驚きです。
 今日、いっせいに正論調査が出され、全体として国民も鳩山さんの代表就任を支持しているという結果が出ている。何よりも、自民党政治の「交代」ということについての国民的な要求が強いということの反映なのだろう、その強さにあらためて驚かされる。しかし、いまの自民党政治のありようということを考えたとき、それは当然でもある。問題は、鳩山さんがその担い手たりうるのかであるが。

 何度もいうけれど、鳩山さんは、小沢さんの西松問題については潔白だというだけである。小沢本人もふくめ、その中身は何も語らない。しかし、西松問題は、公共工事の受注のためにダミーの政治団体を作って違法献金した可能性が問われている問題である。5月15日には、西松建設の内部調査などの結果が発表され、「調査報告書及び外部諮問委員会所見について」がHPにアップされている。この内容を見ても、その可能性というか、疑いは深まるばかりだ。ダミーの政治団体による違法献金ということは強く意識されていたわけだし、その理由として、「工事の受注を得たい」とか「受注活動を妨害しないでほしい」と「供述する者もいた」とある。いずれにしろ、真相を明らかにすることは政治の責任ではないのか。
 自民党は麻生さんもふくめ、さかんに、小沢さんにカネの問題を語るべきと言っているが、この調査結果は、そのまま二階さんの疑惑をも、いっそう真相解明を求めるものになっていることは言うまでもないのだけれど。問われているのは、自民党的な金権腐敗体質であるのだけれど。

 この西松の調査報告の意味や限界については、上脇さんのブログ阪口さんのブログが、とても勉強になる。

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