そりゃ あんまりだ!「お金がないと学べない?」
今日は、朝、昼、夜と3ラウンドの会議の一日。かなり疲れているのに、ハードな一日。合間の時間帯はつい椅子に座りながら、うとうとしてしまう。朝は、教育問題がテーマの会議。付け刃で「就学援助」の現状について報告。かなり恥ずかしい報告だが、問題提起は一様したと。昼からはメーンの仕事の会議。なかなか、自分の思い、苦しさなどが伝わらない。かなりダメージの残る会議。へこんでいる。夜は、こどもまつりの実行委員会。
そんなわけで、表題のNHKの番組は、つれ合いにビデオにとってもらって帰ってきてから、すぐに見る。内容は、前半は、私立の高校生の問題を、当事者の高校生たちの声をまじえて。後半は、就学援助の削減についての実態のリポート。もちろん、もっと日本の学費の問題の異常さを、世界的にみてどういう問題なのか、そしてその異常さの背景にある、子どもの発達の権利との関係で教育費がどうあるべきなのかという原理的な問題について、ふかめてほしいという思いはある。ここのあたり、ボクらはどう議論をすすべるべきなのか、もっとよく考えなければいけないのかもしれないとも感じる。この点で、社会的な合意をつくるということに、かつて70年代、80年代の運動に対する反動的な対抗をうけて以降、あまり成功していないのかもしれない。
が、番組そのものは、当事者の高校生たちの声をふんだんに紹介して、まじめにつくられていて、好感をもてた。最後にOECDのなかでの教育予算の支出の日本の異常さでおさえるところは、よくやったとも言える。
実態のレポートは切なかったけれど、涙を流している場合ではない。こんな政治の有り様は絶対に許していてはいけない。そんな強い思いをもって、この問題を考えていかなければいけないのだと思う。
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こんにちは!今日、再放送でこの番組をみました。
それで、えらく偏った内容だな~と思いましたので、調べていてこのブログを見つけました。
少し、意見を述べさせてください。
まず、第一部の高校と大学についてですが、私立高校に入ってから親が失業などして経済状態が急変した場合は、それなりの援助が必要ですが、最初から私立の高校しか行けなかったというのは、努力したのか?っと疑問に思います。
と、いうのも私の地元では公立の定数割れの所が少なからずあるからです。(NHKの放送に出ていた
地域です)
大学については、本当にすべての人が大学にいく必要があるのでしょうか?
行きたい!っていうだけで、行ってもたいして実にもならず行っただけ・・・ってことになるのではないでしょうか。
ちなみに私は大学に行ってません。
経済的に厳しかったこともあったのですが、大学で借金してまで勉強したいことがなかったこともあります。
40歳ですが、友達にはせっかく大学を出て就職をしてもリストラにあったり、疲れて会社を辞めたりしている奴もいます。
かたや高校も行かずに働き出した者も数人います。
手に職をつけて生活も、成り立たせてます。
どちらが幸せなのかは、今のところわかりませんが、私自身は興味がある分野が出来たので、何とか時間を作って大学の社会人講習に行ってみたいとおもいます。
第二部の母子家庭への義務教育時の補助は必要と思いました。
最後にOECDのグラフはいわゆる表のマジックでは?
日本って、総人口に占める子供の数って世界最低水準ですよね。
それで、GDPは世界第二位ですね?
GDP%で見ると少ないように見えるが、一人当たりの総額では決して少ないことはないのでは?
表を見てそう思いました。
でわ~いきなりの訪問と乱文すいませんでした。
投稿: それって、あんまりなの? | 2009/05/05 15:35