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2009/03/30

反貧困 最前線

 なかなか精神状況はよくない(苦笑)。家庭でも、仕事でも、なんでこんなに自分だけが我慢しなくっちゃいけないのかなあなどと。家庭では、子育てというものは、いろいろな事件に遭遇し、子どもが大きくなるほど辛いものである。まあ、つれ合いが、まったくの自由人になっちゃっているから、何かボクだけが我慢しているようで。そう言えば、いまごろが雲のうえを日本に向かっているのだろうか。仕事は忙しいしね。そんなことを感じていると、なんて自分というのは、醜いのかなあなどとも思えてくる。たしかにどこか人間的欠陥があるとか…。そんなもんもんとした感情を抱えながら(苦笑)、それでも、ちゃんと背筋を伸ばして生きなきゃと思う。

 今日は、午後、学術会議の表題のシンポジウムに行ってきた。内閣府本府の特別の機関であり、政策提言や政策意見具申などの権限は有する科学者の国会とも言われる学術会議が、「貧困」をテーマにしたシンポジウムを行う――その意味はとても大きいからだ。法政の杉村先生、国立社会保障・人口問題研究所の阿部さんの話を聞きたかったからだ。とくに阿部さんの話は、研究者としての自身の思いと決意を語る――こんなことを許していてはいけない、ではそのためにわれわれは何をするべきなのかというような、怒りに満ちた、激しいものだった。子どもの貧困の意味を、とくに教育という面を切り口にしながら明らかにするもので、彼女のあまりにも真っ直ぐな話を聞いていると、自分の仕事とは何なのかということが問われるし、ウジウジしている場合じゃないなあと。

 杉村先生の話は、派遣村からスタートする。あらためてこの派遣村の意義を考える。職を奪われるだけでなく、住居までも失った彼ら。まさにそれは命を支えるとりくみだった。そしてその最大の意義は、これまで不可視化されていた「貧困」を可視化したことにある。でも、それでも、まだ見えない貧困が存在する。そう言って言葉にしてしまえば、「派遣切り」という事実が、何か軽いものにもなってしまうようで、難しいのだけれど、「派遣切り」そのものが、人の生き死ににかかわる問題であったことを、もう一度、派遣村で明らかになった事実をふり返って確認する必要があるとも思う(その内容は、たぶん毎日新聞社刊『派遣村 国を動かした6日間』の、東海林レポート「派遣村、六日間のクロニクル」が一番よくわかると思う)。
 が、それでも、たとえば、シングルマザーの問題はまだまだ可視化されたとは言えないし、目の前の生き死にという問題に解消できない「子どもの貧困」の問題についての認識は、まだはじまったばかりなのだと思う。だからこそ、この間の、運動の成果を大事にしながら、社会そして社会福祉の課題を考えることが必要だというのが杉村さんの提起なのだと思う

 もう一本の報告、豊福さんの「サブプライムローンの融資実態」の話は、最新のデータで、誰が借り、誰が被害にあっているのか、知らない話があって、それはそれで興味深いものでもあった。ちょっと専門的だったけれど。

 結構、知恵をもらい栄養になったシンポジウムだった。

 最後は、抜けて、印刷所の作業が少し。討論を最後まで聞けなかったのが残念だったかな。

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