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2009/03/07

子どもを襲う貧困と格差

 昨日、深夜に、長男から進路の相談。1時間ほど話をする。今日は、早朝から一仕事。だから、ものすごく眠い一日。
 昼から、吉岡吉典さんの「お別れの会」。そういえば、吉岡さんとの打ち合わせは、いつも、新宿紀伊國屋の地下の 酒繕処(カポネ)珈穂音だったことを思い出す。

20090307161450 さて、その後、「子どもと教育を語るつどい」に遅れて参加する。後半の交流だけを聞くことができた。
 集会テーマは、「子どもを襲う貧困と格差」。全教などの「貧困」をテーマにした集会は、何度か参加したが、議論の内容が一変していると感じた。とくに高校分野におけるその困難の広がりは、底が抜け、その穴が大きくひろがった。

 大阪の高校生のとりくみをはじめ、発言はそれぞれ胸に迫るものがあった。
 驚いたのがこんな問題。

“授業料滞納 卒業証書渡さぬ”島根・安来高、3年150人全員に文書配布(読売新聞)

 島根県安来市の県立安来高(栂瀬久男校長)が、3年生約150人全員に、保護者あてとして「授業料を期限までに全額納付しない場合、卒業証書を渡さない」と書いた文書を配布していたことがわかった。県議会一般質問で27日に取り上げられ、溝口知事は「保護者の気持ちに配慮のない不適切な文書だった」と述べた。…

 すると今日、こんなニュースがあった。

卒業証書、授業料滞納理由に回収 山梨の県立高(朝日新聞)

 山梨県立増穂商業高校(増穂町最勝寺)で1日にあった卒業式の際、学校側が生徒1人にいったん卒業証書を授与した後、授業料などの滞納を理由に返却させていたことがわかった。同校は昨年度も卒業生1人について同様に卒業証書を返却させ、滞納分の支払いが済んだ約2カ月後に改めて渡していたという。…

 地方自治体というのは、住民の権利を守ることこそが第一の仕事ではないのか!
 公立校に通う家庭の経済的困難の問題、学費の滞納問題への対処など、制度をいじらなくても教育委員会がその気になればできるのではないのか! 心の底からボクは怒っている!

 あと、とくに、考えさせられたのが滋賀の発言。大企業の多い、滋賀では派遣切りの影響が広がっている。そのなかでとくに、困難をかぶっているのが外国人労働者家族だ。ブラジル人学校に通う生徒は、多くが学校をやめなくてはならなくなっている。

0307_b その滋賀の外国人の子どもたちを追ったのが、今夜のNHKのにっぽんの現場。

離れても“アミーゴ” ~滋賀 不況にゆれる教室~

  「きのう工場を解雇された。娘の学費が払えない」。派遣切りの嵐が吹き荒れ、日系ブラジル人労働者の大量解雇が進む滋賀県。近江八幡市にあるブラジル人学校「日本ラチーノ学院」では、学校をやめる子供が相次ぎ500人いた生徒はこの4月で半減した。小学6年の日系3世、マコト・オノ君(10)もいつまで学校に通えるか心配な毎日を送る。昨年末、母親が工場を解雇され、「子供を大学まで行かせたい」と願う父親も近々解雇されることが決まっているからだ。担任のレジアニ・マエジマ先生のもとには、ブラジルの学校への転校手続きや授業料の減免など様々な相談が寄せられる。とくに気にかけているのが、学校をやめたもののブラジルにも帰れず、行き場をなくしてしまった子供たちだ。ブラジル人学校にカメラを据え、親の思いに応えようとがんばる子供たち、そして日本を「祖国」と考え厳しい現実に立ち向かって生きる家族の姿を描く。

 ボクらは大人として問われている。問われているのだ。

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