ラスト・ゲーム 最後の早慶戦
今日は、朝は寝ていた。昼から職場に出て、原稿と向き合う。平和問題にかかわるもの。それと政治とカネの資料を少しつくる。なかなか忙しい。
夜、この映画をDVDで見た。ほんと、映画はDVDばかりですね。
太平洋戦争真っ只中の1943年。戦局の悪化に伴って6大学野球は廃止され、学生に対する徴兵猶予も停止となった。そんな中、出陣直前まで野球を続けることを誓った早稲田大学野球部顧問の飛田の元に、慶応義塾塾長の小泉から"早慶戦"の申し出が舞い込み……。現代にまで語り継がれる感動の実話を、「大河の一滴」の神山征二郎監督のメガホンで映画化。渡辺大、柄本佑ら注目の若手俳優が、野球に希望を見出す学生たちを瑞々しく演じる。
戦局はすでに悪化し、死を覚悟した入隊を前にした、最後の早慶戦をめぐる物語。戦争の理不尽さを正面から、丁寧につくりあげている。ラストの応援団による、エールの交換は胸がつまる。史実では、このあとに「海ゆかば」の大合唱があったとも。しかし、それはこの映画では描かれない。プロデューサーの李鳳宇が断固反対したそうだ。作品としての大事な点である。
戦争を描くのやはり難しい。その時代の生々しい苦しさは、伝わってはこない。そのあたりは不満が残るのだけれども。
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