障害児教育を考える
茂木先生の一年前の著作。最近、講演を聞く機会があり、ちょっと読んでみようと思って、読んだ。去年、勝ったときにはちゃんと読めていなかったような感じ。
久しぶりに、発達という問題について考えさせられた。階層というタテ軸と、豊かさというヨコ軸。その発達への隠された願いをどう見つめ、よりそい、働きかけるのか。そして特別支援教育の可能性と限界というものを、実践――、「子どもに尋ねる気持ちになること」「子どもに学ぶこと」です。とくに教室で日々、彼らと接する教師は、自らの感受性を高め、想像力に磨きをかけることによって、子どもの発信するサインをしっかり受け止め、読み取ることによって、初めて困難な溝を越えていきうる――にもふれながら明らかにする。
この制度がはじまって、矛盾を深める。しかし、発表された学習指導要領の案は、よりそのことを拡大しようとしているとも感じる。そして、格差と貧困の広がり、自立支援法のもとで、ますます発達は困難にさらされている。
学校とは教育とは何なのか、そんなことも真正面から考えさせられた一冊だった。
« 苦しみは家族のなかに沈殿する | トップページ | 小林多喜二―21世紀にどう読むか »
「教育」カテゴリの記事
- 「大阪教育集会2026」(2026.07.11)
- 君のスピードで ―希望がくれた贈りもの―(2026.07.05)
- 辺野古での事故を利用した教育介入を許さない!(2026.07.03)
- 自衛隊法の改正(2026.06.27)
- 地震が続いた(2026.06.26)
「読書」カテゴリの記事
- 8月号ができました(2026.07.07)
- 伊藤さんのデモについての論考(2026.06.12)
- 前衛7月号ができています(2026.06.09)
- 「国旗損壊罪」などなど(2026.05.16)
- 前衛6月号ができています(2026.05.09)
「政治」カテゴリの記事
- 「スパイ 機密と監視の境界で」(2026.07.13)
- 「大阪教育集会2026」(2026.07.11)
- 寝苦しい夜になってきた(2026.07.10)
- 梅雨明けの様相(2026.07.09)
- 最終盤の国会(2026.07.08)


コメント