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2009/02/12

「2009年問題」に派遣労働者はどう対応するか

 都の労働相談情報センターがおこなうセミナーに行ってきました。表題の講演を東洋経済の風間直樹さんがおこないました。風間さんは、数年前『雇用融解』という本を出し、非正規の働かされ方の問題をするどく告発されている方です。現在の派遣切りなどについて、どんな問題意識をもち、どんな取材をしているのか知りたかったので。

 昨年の秋頃から、おかしな動き=大規模な派遣切りが各地ではじまっていて、その情報をいろいろ追っかけていたそうです。もともと派遣のようは働かせ方では、違法な派遣切りというのはこれまでもかなり常態化していたそうです。これまでは、それでも他の企業なり業種で受け皿があったのは、今回は、一気に広範な分野ですすめられ、大きな問題になっているといいます。
 実際に派遣労働をめぐる実態を見たとき、その個々の労働者は、”もの”にすぎません。派遣元企業も競争にさらされているわけですから、派遣先に対して、便宜の競争をするしかない。その結果は、派遣労働者の働かせ方の切り捨てです。派遣先企業のコスト削減のための調整弁として使われるようになったわけですね。働かされ方の実態が構造的であることは、よくわかりました。

 結局は、雇用をめぐる問題は力関係こそが大事だと言っていました。これまで派遣先や派遣会社の圧倒的に強い力のもとで、派遣切りなどがおこなわれていた。今回も、派遣先も派遣会社も押し通せるという判断があったのではと。それが反撃に直面したというわけです。

 東洋経済の人の話は、風間さんのほかにも何人かお聞きしたことがあります。が、みなさん、持って回った話をします。まあ、雑誌の性格上、大企業とのつきあいも大きいからでしょうね。この派遣の見直しの問題も、最終的に、派遣先の責任にはふれるのですが、いい方はかなり持って回ったもの(苦笑)。派遣会社の協会のほうで、派遣のあり方の規制を求める動きがある。それを派遣先企業は、使い勝手が悪いと妨害するようならば、製造業への派遣や登録型派遣の禁止に議論をすすめるしかないと…。
 これだけ、派遣切りがメディアで取り上げられると、巻き返しもおこなわれる。だからこそ実際の実態をよく知ってもらってほしいと。知ってもらうことがその巻き返しの議論を許さないことになるということなのだと思います。まだ若い方なので、ていねいな言葉つかいをされ、それがかえって話のおもしろさを奪っていたような気もしますが、豊富な取材にもとづいた部分の話は面白かったです。

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コメント

◆福祉雇用制度の創設◆

非正規の雇用を守る福祉雇用体制が日本を守る
非正規の雇用の問題は衣食住をも奪い去る
失業保険では根本救済にはなりません。
産業界の協力で福祉雇用を確立し“人に優しい会社”
仕事があれば衣食住の問題も解決します。
まて今までの人手不足により海外から出稼ぎや移民してきた
日系の方々の救済も国で責任を持ち雇用創出するのです。
これが日本を救う一番の方策です。

詳しくは下記のブロゲに書いてあります
ご購読頂ければ幸いです

◆人事総務部ブログ&リンク集
 http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/

投稿: 人事総務部-ブログ&リンク集- | 2009/03/02 08:31

「派遣切り」・「2009年問題」・「雇用対策」は何処へ
◆急務は「現在の雇用」
政治(与野党共)もマスコミもジャーナリストも、皆大変だと言葉だけの心配に留まっているように思われます。と言うのは、「労働者派遣法改正案」は見直し審議待ちの足踏み状態で進展しておらず、その先が見えないため、「派遣切り」に歯止めがかかりません。「派遣切り」を加速させている要因は、政府及び厚生労働省の不十分な対応にあるということを理解しているのか疑いたくなります。いったい「雇用対策」はどこへ行ってしまったのでしょうか?とくに製造派遣の「抵触日(3月1日)」が過ぎてしまった現在のわが国において、最重要視されるべき課題はまさに「雇用対策」です。「雇用対策」ができれば、わが国の景気の底支えは可能です。雇用が底支えできれば、将来に対する不安も緩和されます。何といっても一番は「現在の雇用」です。数年先の雇用対策では意味がありません。
◆救済手立ては「雇用創出プラン(福祉雇用)」!
詳細は下記のブログをご参照下さい
◆人事総務部ブログ&リンク集
 http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/

投稿: 人事総務部-ブログ&リンク集- | 2009/03/09 00:04

雇用創出プラン(福祉雇用)の提言
◆本当に「雇用のミスマッチ」なのか
世界同時不況による異常な雇用危機に対し、地方自治体が実施しているのは2~3ヶ月間の臨時短期雇用のため、期限到来で終了してしまいます。次の一手をどのように考えているのでしょうか。実際のところ、政府や厚生労働省は掛け声だけで地方自治体に一任(丸投げ)です。マスコミやエコノミストは、人材が不足している「介護・農業・林業」分野に人材をシフトすべきと、ひたすら「雇用のミスマッチ」を訴えています。しかし、この雇用危機に対して、一体誰が真剣に考えているのか疑わざるを得ず、製造業に従事している非正規労働者の生活を真剣に心配しているとは思えません。
雇用創出プランは下記のブログにてご確認下さい
◆人事総務部ブログ&リンク集
 http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/

投稿: 人事総務部 | 2009/03/09 00:05

厚生労働省による史上最大の“派遣切り”

◆厚生労働省の横暴か暴挙か・・

 厚生労働省が派遣会社の許可制度見直しを決めました(3/26)。労働者派遣法改正案が未成立の現段階で、何の議論も無しに人材派遣会社を廃業へ追い込む暴挙というほかありません。この制度見直しが今秋から実施されたなら、派遣労働者は雇用を奪取され、今後2年以内に約200万人以上の「派遣切り」が現実のものとなります。そして、人材派遣会社のほぼ90%は廃業に追いやられるという非常事態を招くことになるのです。

◆人材派遣会社を潰すつもりか

◆廃業に追い込まれる人材派遣会社

◆人事総務部ブログ&リンク集
 http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/

投稿: 人事総務部-ブログ&リンク集- | 2009/03/30 19:59

“無料求人誌”は雇用創出する社会インフラ
◆求人誌を支えてきたのは派遣業界
ここ数年、派遣業界を支えてきた「無料求人誌」が、そしてその「ラック(棚)」消えています。この度の雇用崩壊で、最もその影響が顕著に現れているのが求人誌です。とくに無料求人誌は、主な鉄道駅やコンビニから街中から、場所によってはそのラックごとすべて消えつつあります。求人が減少するのは雇用崩壊の勢で仕方がない話ですが、こうした現象は、求人誌がいかに派遣業界に支えられ発展成長してきたかという証です。
◆今こそ問われる「求人誌の真価」
 求人業界はこれまで景気上昇と共に発展成長してきましたが、少し業績が悪化したことを事由に、業界が構築したこの「社会インフラ」を崩壊させてしまう責任をどのようにするつもりでしょうか。果たして、それは一企業にとって都合が良い時だけの一時的な社会インフラだったのでしょうか。世界同時不況の直撃を受けた今こそ、雇用創出のために「無料求人誌」の真価が、そして会社存在のあり方が問われるべきです。
全文は下記ブログより
◆人事総務部ブログ&リンク集
 http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/

投稿: 人事総務部-ブログ&リンク集- | 2009/05/01 11:50

非正規雇用の論議より“最低賃金”の論議が格差社会を是正する

◆問題は「賃金格差」
非正規雇用対策に注目が集まってしまい、“格差”の論議の影が薄くなっています。しかし、一番重要な問題は“賃金格差”なのです。同じように仕事をして、賃金に格差があること、これ自体が最大の問題なのです。わが国ではこれまでの終身雇用制と年功序列が、「同一作業、同一賃金」の問題を複雑にしました。この道は、先が長く険しい道のりです。

◆今こそ「最低賃金見直し」論議を

 しかし、正規社員も非正規社員も同様に仕事をして格差が是正されて行けば、雇用の流動化はスムーズに行え、そして日本の新しい雇用形態となっていくものと考えます。そこで、この不況時にこそ「最低賃金の見直し」の論議と実施をすべきです。パートタイムやアルバイトの多い業界からの反発が予想されますが、それこそ雇用対策の助成金を活用し、3年~5年をかけて補助金額を逓減していけばソフトランディングも可能です。そして、これらが曳いては、わが国の内需拡大を早める最適な方策と考えます。
詳細は下記をご覧下さい
◆人事総務部ブログ&リンク集
 http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/

投稿: 人事総務部-ブログ&リンク集- | 2009/06/04 08:16

厚生労働省 日々紹介ビジネス容認の認識を疑う

~“日々紹介”は合法でも「労働者保護」の観点からは最悪!~

◆労働者を無視した“日々紹介”

日雇い派遣は法律の隙間を縫って法律上は合法とされていますが、社会通念上(企業モラル)認められるビジネスではありません。なぜなら、労働者保護の観点からすると、労働者にとってリスクが大きいからです。これは、例えば、非合法な会社に日々のアルバイトを紹介された場合を想定してみてください。給与や仕事の内容でトラブルになった時に、一体誰がどのように労働者を保護するのでしょうか。どこが、どの様にセーフティネットになるのでしょうか。これが拡大すれば、日雇い派遣を超える社会問題となるのは明らかです。まさに、脱法ビジネス行為にほかありません。

◆リスクが大きい「雇用主(使用者)」

この日々紹介は雇用主(使用者)の直接雇用の為、「雇用・安全・衛生」は全て雇用主の責任となります。雇用主(使用者)にリスクだけが丸投げされたビジネスです。

◆リスクが無いのは「紹介会社」

全文はこちらから
★人事総務部ブログ
  http://www.xn--3kq4dp1l5y0dq7t.jp/

投稿: 人事総務部ブログ | 2009/06/16 22:40

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