昨日の産経新聞から
また再び、風邪モードに戻ってしまいました。せっかく直りかけていたのに、今日は、朝からノドが痛く、咳が激しく…。寒いですので、みなさんも気をつけてくださいね。
そんなわけで、今日は職場に出たもののさっぱりの一日でした。まあ、ぼちぼち仕事はかたづけたりしますが。
昨日の産経新聞の記事をクリップしておきます。
結構、大事な記事なので(苦笑)。
「通学困難解消」の寄宿舎廃止進む 特別支援学校、保護者は存続訴え(産経新聞)ろう学校や養護学校など、東京都内の特別支援学校に併設された寄宿舎の段階的廃止が進んでいる。都は「交通網の発達で通学が難しい子供が減った」として、現在9つある寄宿舎を平成27年度末までに5つに減らす方針だ。これに対し、保護者からは「子供の成長の場として寄宿舎を残してほしい」と存続を求める声も上がっている。
…寄宿舎は本来、遠方に住み通学が難しい児童のために設置されたが、保護者が集団生活による成長を期待して入舎させる「教育的入舎」や、生活保護受給家庭など「家庭事情による入舎」についても受け入れてきた。
だが、都は16年11月に「都特別支援教育推進計画」を策定。スクールバスの整備や交通網の発達で通学困難が解消されつつあること、定員割れをしている寄宿舎が多いこと-などを理由に「配置を見直す」として、当時11あった寄宿舎を5つにまで減らす方針を打ち出した。
さらに19年度には入舎基準を変更し、教育的入舎や家庭事情による入舎を廃止。通学に90分以上かかる▽離島に住んでいる▽家族の介護などで保護者が子供の通学に付き添うことができない-など通学困難と認められる場合に限定した。
…通学困難の子供については別の寄宿舎への転入措置がとられるが、保護者や指導員の一部は「子供の成長の場を奪う」として反発し、計画見直しを求める署名約1万3500人分を先月、都議会に提出した。メンバーの1人で、息子が都内の盲学校の寄宿舎に通う織田桂さん(36)は、「寄宿舎のおかげで閉じこもりがちな息子が明るくなり、食べ物の好き嫌いもなくなった。何とか寄宿舎を残してほしい」と話す。署名活動は今後も続け、1月下旬に再度、都議会へ提出する予定だ。
記事の前半は
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090107/edc0901072118012-n1.htm
後半は
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090107/edc0901072118012-n2.htm
おまけに、かなりしっかりした解説まで付いている。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090107/edc0901072120013-n1.htm
その解説で、福岡教育大学の猪狩先生が、財政難のターゲットに寄宿舎がされていると指摘しているが、たしかに、社会的にその存在すら知られていない、寄宿舎を行政はかなり安易にターゲットにしているとしか思えないところがある。NHKや東京新聞つづいて、産経新聞ですら、こうした記事を出す事態を、行政は重く受け止めるべきだと思う。決して、少数者の問題として切り捨ててはいけない。
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