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2009年1月

2009/01/29

さてどのように仕事をするのか

 雑誌編集者の仕事もたぶん大事なのは、内的に、つまり自分の心の奥底から、こういうことを明らかにしないと、ぜったいに自分は後悔するという思いなのだろうと、ボクは思っています。以前、ある戦場ジャーナリストから、お前は仕事に命をかけているかというふうに問われましたが、この課題に挑戦しないと、死んでも死にきれないという思いはやっぱりありますよね。
 今日は、企画を考えることが中心の一日だったので、いろいろ調べものをしていると、それはそれで、まだまだ形になっているとは言えませんが、突き動かされるテーマに出会ったりします。だからこの仕事が好きなのでしょうね。

 さて、夜は、ある写真家さんと飲みながら話をしました。ボクより先輩の方ですが、文学の話や昔話をしたあと、えらそうに、もっと骨太のドキュメントに挑戦するべきだなどなどと意見したりすると、結構、もりあがって、お互いに突き動かされようなテーマに出会えそうな話にもなりました。
 そういうのは結構楽しいですね。

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2009/01/28

製造派遣・請負、40万人が失業=3月末までに-業界団体が試算

 たたかい(反撃)が広がったが、派遣切りはとまらないのも事実である。自動車や電機ではじまったこの事態は、さらに上流へと向かう。
 鉄鋼はいまや、その生産工程の7割が本工ではないという。

製造派遣・請負、40万人が失業=3月末までに-業界団体が試算(時事通信)

 製造業で働く派遣・業務請負労働者の失業が今年3月末までに40万人に達する見通しであることが27日、業界団体の試算で分かった。製造業への派遣・請負会社が加盟する日本生産技能労務協会、日本製造アウトソーシング協会の2団体が共同でまとめ、同日開かれた自民党の労働者派遣問題研究会(長勢甚遠座長)で公表した。
 厚生労働省が昨年発表した派遣・請負の失業見込み人数の8万5000人(12月19日現在)の4.7倍に相当。派遣先から聞き取り調査しているため、集計漏れが多い同省調査より実態に近いとみられ、大手自動車や電機メーカーなどの製造業で急速に進む「派遣切り」の深刻な実態が浮き彫りになったと言えそうだ。…

 いくつかの感想をもつ。
 1つは、この雇用をめぐる問題そのものをどう考えるか。これは、たくさん論じられているので、ここでは省略する。
 2つは、この雇用破壊の影響は、ヨーロッパとは違うという問題。つまり、日本は、働くものの生活が給料だけで支えられているという特徴が顕著なため、雇用が破壊されるとまったく生存がなりたたなくなるという問題があるということ。住むところを含め、何もかもが成り立たなくなる。子どもは貧困の縁に立たされる…。
 「ロスジェネ」の対談で湯浅さんが、収入の問題だけではなく、支出の問題(教育や住居など、生活のあまりにも多くの部分が、給与収入によって支出が支えられているという日本特有のあり方)を問わない限り、大きな連帯ができないという趣旨の発言をしていたけれども、そのこととも関係は大きいのだと思う。
 ここまできたら、本当に日本の政治のあり方そのものが問いかけられているのだ。

 さてさて、ノーマ・フィールドの『小林多喜二』を今日読み終えた。ものすごい面白い一冊だった。ものすごく今の社会のなかで学ぶべきところが多い。
 感想は後日。

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首相の施政方針演説と携帯問題

 首相の施政方針演説である。そのものは官邸のHPにある。先の臨時国会の所信方針に比して、挑発的ではなかったと言われるが、政策的スタンスとしては、当初から言われている小泉路線から「漸進的改革路線」への転換=大企業本位の政治の一定の軌道修正という特徴はぜんぜん変わらない。派遣切りなど国民の苦難などは、どれだけ真正面から考えているのかと疑いたくなるような内容でもある。
 一方で、自衛隊の海外派兵への前のめりにも驚く。ソマリア沖の海賊への派兵問題である。これは、後日またブログで取り扱いたいとは思うが、中国や韓国が派兵の方向に向かっているといっても、なぜ自衛隊のなのか、9条のもつ国に国際貢献の方向としてどうなのかは問われるだろう。少なくとも、安全保障にかかわる内容については、世界がいまどのように考えているのか、などについてはその視野にないのははっきりしている。

 さて、施政方針演説は、ソファでうとうとしながら聞いていて、驚いたのは、学校への携帯電話の持ち込みの禁止にふれたこと。はたして、首相の施政方針演説でこういうことが取り上げられるということはどういうことなのだろうか?
 携帯の問題はたしかにむずかしい。ただ、携帯という技術そのものが何か問題があるというよりも、問題は、その使われ方にあるのは疑いようがない。子どもたちは、どのような人間関係のなかで、どのような使い方をしているのかが問題なのだと思う。
 施政方針演説では、悪質なサイトの問題と、ネットいじめの問題を携帯持つ込み禁止の理由としてあげている。たしかに、悪質なサイトの問題は、大人社会の責任でよく考えるべき問題である。しかし、それが子どもの問題=学校への持つ込みの禁止とどう関係があるのかは、まともに考えと首を傾げざるをえない。大人社会の責任で、まず考えるべき問題があろう。
 ネットいじめの問題だけではなく、子どもの人間関係や、子どもの文化そのものが、消費文化にさらされるかなで、さまざまな問題が生じているということがある。子どもが客体として、どんどん縁辺化され、孤立化していくような問題だが、携帯電話のコンテンツが子どもをターゲットに商業的に提示されることが、そのことを促進するという問題もたしかにある。
 でも、これは、子ども社会、子ども文化がどう豊かになっていくのかという大きな視点で考えない限り、解決しようがない。いじめは、携帯の持ち込みを禁止すれば、いじめの要因がある限りまた違った形でおこなわれるのだから。

 実際に、子どもたちは、携帯を、音楽をダウンロードするだとか文化とふれあうツールとして使っていたり、コミュニケーションを豊かにするために使っている割合のほうが、はるかに多い。だから、大人が、子どもの携帯の保持に否定的な意見を持っているのに対し、むしろ、子どもは保持に賛成している。こうしたときにはたして保持や持ち込みを頭から禁止するということで問題は解決するのだろうか? むしろ、携帯という技術が存在することを前提に、子どもたちの人間関係や、文化をどう豊かにしていくのか(その際の規制やルールも含めて)ということを応援することこそが、大人に求められていることではないのか?
 首相が、頭から政府の方針として、学校への持つ込み禁止ということを言い放ってしまうことはどうしても解せないのだ。

 100歩譲って、政府が、一定の見解を示すことがありうるとしても、それは参考的な基準や、問題についての情報の提供にとどめるべきではないのか(現状の上意下達の硬直した文部行政のもとでは、文部科学省が一定の方針を言うことそのものにも危惧を持ってしまうのだけれども)。学校・教師と子どもたちのなかで、内発的に、この問題に正面から取り組むという状況が生まれない限り、問題を解決することはできないのではないのか?そんなことを踏みにじる、政治家の政治的な介入はやめてほしいものだ。

 真正面から取り組みような実践も少なくない。
 大山圭湖先生の実践が、産経新聞で紹介されていた。
ネットいじめなくなった 都内の中学 授業で「携帯電話」徹底論議
 こんなところにも問題を考える大切なヒントがあるような気がする。

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2009/01/27

POSSE 思想地図 ロスジェネ…

Hyoshi02 注目の若者雑誌の2号が相次いで出版されたけれども、このブログでまだ紹介していたなっか。こう読む本が多いと、財布のほうも苦しいし、全部目を通すことができないけれど、ざっと読んでみた。
 この前も書いたかもしれないけれども、コンセプトは『POSSE』がいちばんはっきりしている。だから使い手があるというか、読み応えのある、役に立つ論文がそろっている。ボリュームのあるものなので、なかなか紹介しにくいので、ぜひ目次はHPで。いま見ても読めていない大事な論文もあって、ちょっと焦る。

03073876 『思想地図』は、2号のほうがボク的にはおもしろいかな? 冒頭の本田由紀の論文なども、この間の彼女の主張をもっとも簡潔に語っているものかもしれない。まあ、こういう世代の社会学者がいま何を考えているのかを知るという意味で、てんこ盛りだけにお得感はある。

Losgene2_big 『ロスジェネ』は、創刊号に比べるとかなりおとなしくなった感じはする。けれど、こちらのほうが読み応えのあるものが多い感じはする。とくに、湯浅誠VS浅尾大輔の対談は、なかなかのものだった。浅尾さんも、創刊号なんかとちがいかなり自分の言いたいことをはっきり言っていいて、そこなかには光るもの、注目すべきことがたくさんあったし、湯浅さんにはあいかわらず頭がさがる、おいおいこのブログでも論じたいなあと思うけれど仕事で引き取って、深めたい論点がたくさんあり、勉強になった。ほんとうに湯浅さんは、よく勉強しているなと思う。いろいろな人の議論をよく勉強していて、それをみずからの実践の体験にふらづけながら、わかりやすく論点を提示する。ほんと、この対談は面白かったです。

 さて、それぞれの雑誌は、どのような反響なのだろうか。だれが読み、どう感じているのか。それが若者自身の運動なり、文化なりになっていくには、より何が必要なのだろうか。読みながら、いろいろな問題意識も頭をもたげてきたりもする。今後にもいろいろ注目したい。

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2009/01/26

ボリビア:先住民の権利拡大 国民投票で新憲法案承認

ボリビア:先住民の権利拡大 国民投票で新憲法案承認(毎日新聞)

 南米ボリビアで25日、先住民の権利拡大などを盛り込んだ新憲法案の是非を問う国民投票が実施され、AP通信によると、「賛成」が約60%を占め、承認された。新憲法案をめぐっては昨年9月、左派のモラレス大統領派と、富裕層を中心とする反対派が衝突、死傷者が多数出た。
 ボリビアは先住民が約6割を占め、モラレス氏は同国初の先住民出身の大統領。新憲法では、スペイン語のほかに先住民言語も公用語と規定したほか、下院の議席に先住民枠を新設するなどした。先住民が従事し、コカインの原料にもなるコカの葉栽培を伝統文化として明記した。
 また、土地所有面積に上限を設定し、非利用地は国が接収できると規定した。モラレス政権は先住民を中心とした貧困層への土地分配を目指している。…

 どうも日本のメディアは南米の変化がお嫌いのようである? このボリビアのニュースも、国内での対立が拡大すると総じてあまり評判はよくない。
 でも、よく考えてみればいい。南米は、長く植民地、半植民地の状態にあり、南が北を支えると言われたようにたくさんの冨をアメリカに送り出すことを役割にしていた。そのうえに、近年の新自由主義の押しつけである。このもとで、国内経済は困難に直面し、そのもとで貧富の差が極端に拡大してのだ。
 だからボリビアにかぎらず、富裕層は莫大な冨と力をもち、変革をもとめる政権とは対立や緊張関係にある。そのもとでの新しい国造りの模索なのである。
 ボリビアは、ボリバルの名を名にもつ国である。そして圧倒的に貧困層が多い国だ。さて、どのように国造りをすすめるのか、ほんとうはワクワクするような話なのであるはずなのだけれども。

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リストラの果てに~日雇いに流れ込む人々~

 今夜のNHKスペシャル。

090126_c 今、人材派遣会社に日雇い派遣の仕事を求める声が殺到している。景気悪化により、「派遣切り」された非正規社員の若者たちに加え、解雇された正社員の中高年からも電話がかかってくる。グッドウィルやフルキャストが違法な派遣を繰り返したため、原則禁止が打ち出された日雇い派遣。皮肉にも、未曾有の不況の中で最後のセーフティーネットとして機能している。   規制緩和で誕生した日雇い派遣。当初は、学生や主婦などの副業として考えられていた。しかし、フタを開けてみれば就職氷河期の若者たちに加えて、リストラされた中高年も流れ込み、ワーキングプアの受け皿になってきた。多くの企業が日雇い派遣による調整を前提としたビジネスを展開してきた中で、日雇い派遣の禁止は大きな痛手となるはずだが「日雇い派遣が禁止されても実態は変わらない」という声も上がっている。  師走の人材派遣業界に密着し、現場の実態に迫る。

 なぜ、日雇い派遣という働かされ方が存在するのか? そこに流れ込む仕組みをまざまざと見せてくれる。人の働き方をそのように追い込み、そこでさらにその人たちからしぼりとろうという仕組みなのだ。だから、企業の側はたとえ日雇い派遣というものが禁止されたとしても、日雇い請負という方法や、31日の形式上の雇用と実質の労働は1日という方法などさまざまなやり方をつくり出すこともまざまざと見せてくれる。
 はたして、ここまで非人間的な働かせ方を、政治はほんとうになくすことができるのかが問われている。働かせ方の根本こそが問われているとつくずく思った。

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2009/01/25

女たちの地上戦~沖縄 埋もれた録音テープ 150時間の証言~

 今日、二男の受験の第2弾。ところが、今日になって滑り止めに予定していたところが、手続きの間違いで受けられない状態にあることがわかって、滑り止めがなくなった! ピンチです二男の受験は?

 さて、今日の夜は、ETV特集で、表題のドキュメントを見た。

Img0125_01 沖縄戦の惨劇を、200人以上の人々が赤裸々に証言した録音テープが見つかった。まだ戦争の記憶が生々しかった1960年代に収録された沖縄戦の聞き取り調査の録音テープだ。その多くは、ワカメ状に変形していたが、特殊な溶剤を使いアイロンを使い一つ一つ手作業で修復され、失われていた声がいきいきと甦ってきた。  録音テープの中でも特に凄惨な体験を語っているのは戦場に取り残された女性たちだ。自らの手の中で我が子を餓死させてしまった母。野戦病院で負傷兵に毒を飲ませたと告白する看護婦。そして、日本兵によって家族を殺された女性。戦争が終わっても女たちの苦難は続いた。アメリカ兵による暴行事件が頻発し、さらに収容所では伝染病や栄養失調で家族が次々と亡くなっていった。…

 調査がおこなわれたのは、1960年代の後半。それまで、沖縄戦の記録は、軍人や軍の行動を中心に語られてきたのを塗り替えた沖縄で最初に集められた「住民の戦争記録」である。沖縄戦への見方は、愛国美談一色から大きく変えられることになる。
 もちろん男たちは、戦場に駆り立てられていたのだから、聞き取りは女性中心なのは当然ではある。が、そこに、住民目線の真理があるということなのだろうか。
 注目されるのは、この調査が復帰前におこなわれたこと。番組で紹介されていたけれど、沖縄戦への本土の沖縄での意識の差が、復帰前の調査の必要性を、調査者たちが痛感していたという。はたしてそれは現在でも解決したと言えるのかを、教科書の問題は問いかけているとも言える。

 1つひとつの証言の紹介は、重くつらうものだった。それだけに、受けとめる側の責任も考える。
 つねに、問いかけられなければならない問題でもあろうと思う。

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チェ 28歳の革命

080519_che_main 3つほど先の駅にできたショッピングモールに、シネコンができた。地元にもシネコンがあるし、近隣の駅でもシネコンが2つできている。ハリウッドは資金難だし、日本も映画製作をささえていた民放が赤字に陥っている。そんなときにこれだけシネコンができて、見せるものがあるのかという心配をしてしまうのだけれど、まあそんな思いをもちながら、この新しくできた駅に隣接したシネコンに表題の映画を見に行ってみた。

 チェ・ゲバラはボクが政治というものに関心をもつようになるずいぶん前に、亡くなっている。英雄視され、神格化されたゲバラだけれど、ボクの世代の人間には「ゲバラ主義」という左翼冒険主義的なイメージで、あまりいい印象はない。

 ただ、南米ではいまなお根強い人気があると聞いている。それは武装闘争にその理由があるのではなく、ボリバルの名に連なる、覇権国家からの南米の解放、虐げられたものの解放という理想になりのだろうと思う。

 何年か前に、「モーターサイクル・ダイアリーズ」という映画があった。チェ・ゲバラが学生時代に行なった南米大陸縦断の旅を、彼が残した日記を基に映画化した青春ロード・ムービーであるが、そこにある植民地支配に虐げられた南米の人々の解放へのゲバラの思いの形成というものを理解しなければ、この「28歳の革命」はよくわからないかもしれない。

 映画は、1964年にキューバ革命政府の代表としてゲバラがアメリカにわたりニューヨークの国際連合本部で演説を行う過程をモノクロで描く一方、55年、ゲバラがカストロとメキシコで出会い、意気投合し、、キューバに上陸し、革命を成功に導く過程を描く。
 ゲバラが必要なまで正義に献身する姿、傷した兵を助け、若者に読み書きを教え、地位や名誉に甘んじることを最も恥じた姿は描かれるが、なぜ、そういった思想にいたったのかはこの映画ではわからない。が、確かに、その正義に身を委ねる姿は魅力的である。
 さて、後半の「39歳 別れの手紙」では、どう描かれるのか。

 ちなみに、キューバはなぜ、ソ連が崩壊したあとも、維持されたのか。その理由としてのキューバ革命の民族解放という性格というものよくわかる。南米の解放というチェの理想は、現在の南米の変革と共通するものがあるのかもしれない。武装闘争主義という外皮を捨て去った限りにおいては。

 そんない映画館はこんではいなかったけれども、若いカップルがほとんどだったのには少し驚いた。若いカップルたちはこの映画をどう見たのだろうか?

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2009/01/24

歩いても歩いても

1006409_01 腰の調子が悪かったので、今日は仕事を休んで、家で、寝たり、ボーッとしたりした。つれ合いが、リビングを占領しているので、暖房の弱い部屋で、ジャンバーを着て、パソコンの画面でこの映画をDVDで見た。是枝監督の映画だから、どこかで見たいと思っていた。

 ストーリーはいたって私的な出来事。

 ある夏の終わり。横山良多は妻・ゆかりと息子・あつしを連れて実家を訪れた。開業医だった父と昔からそりの合わない良多は現在失業中ということもあり、気の重い帰郷だ。姉・ちなみの一家も来て、楽しく語らいながら、母は料理の準備に余念がない。その一方で、相変わらず家長としての威厳にこだわる父。今日は、15年前に不慮の事故で亡くなった長男の命日なのだ…。

 その一家の、実家でも1泊2日を描いたもの。しかし、必要以上の内容はすべて切り捨てられているほどシンプル。だから、私的なストーリーが展開するというようり、見る手の想像の世界を思い切り広がらせてくれる。そうどこでもある、話である。主人公と親の葛藤。主人公と子どもとの関係…・。自分にあるそうした問題と重ね合わせながら、見ざるをえないのだ。だから、おかしく、切なく、とても辛かったりする。そこで、やっと社会との結びつきを広げるという言い方もできるのかもしれない。

 配役は抜群。登場人物の表情を追う監督の手腕が遺憾なく発揮されている。この監督は、ほんとうに才能あふれた、すごい監督だと思う。

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2009/01/23

京大で100人雇い止めへ 非常勤職員、10年度から

 とても重大な事件でもある。

京大で100人雇い止めへ 非常勤職員、10年度から(共同通信)

 京都大が2010年度中に契約期限を迎える非常勤職員約100人について、契約を更新せず「雇い止め」にすることが23日、分かった。
 厳しい財務状況を背景に、各地の国立大でも同様の動きがあり、学内からは「非常勤職員が教育、研究活動を支えている職場の実態を考慮していない」と反発の声が上がっている。
 雇い止めの対象となるのは、05年度に採用された非常勤職員。京大は05年3月に就業規則を改定し、同年4月以降に採用された職員の契約期限を上限5年としたため、10年度以降は契約満了となる職員がいる。
 京大によると、昨年12月現在、時給制で働く非常勤職員は約2600人。うち約1300人は就業規則の改定後に採用された。京大職員組合の調査では、少なくとも90人が勤務継続を希望しているという。
 国から京大への運営費交付金は毎年約10億円ずつ減額され、常勤職員数や人件費も抑制傾向が続いている。…

 実際に、「研究室などの職場では、削減された常勤職員の仕事を肩代わりし、非常勤職員の負担が実質的に増えている」というのだ。いま大学というものは、非正規の職員や教員、研究者によって支えられている。益川さんのノーベル賞で沸いた大学だが、その足下でもこのような、研究と教育の土台を掘り崩すような事態が進行しているということなのだ。
 この問題が、より深刻なのは、社会的に行われている「派遣切り」などの異常な雇用や生存権をめぐる問題に対して、大学というところが批判者として存在しているわけでは、必ずしもないということにある。もちろん、批判者たらんとしている研究者は少なくないと信じたいところだけれど、大学そのものとしては、現状ではそうなっているという事実だ。これは、学問がどれだけ社会的な責任を果たせるのかという問題でもあるし、国民の側から見れば、自己責任論の強制への守り手の欠如を意味しかねない問題でもある。

 京大職組は、その機関紙で「時間雇用教職員の5年雇用期限問題に関する団体交渉報告」をおこなっている
 「組合は決してあきらめない!!」とも呼びかけている。注目jされるたたかいである。

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2009/01/22

イージス艦衝突、主因は「あたごの監視不足」 海難審判

 これも大事なニュースのクリップ。

イージス艦衝突、主因は「あたごの監視不足」 海難審判(朝日新聞)

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船清徳丸が昨年2月、千葉県房総半島沖で衝突し、漁船の2人が死亡した事故の海難審判の裁決が22日、横浜地方海難審判所であった。織戸孝治審判長は事故の主因を「あたご側の監視不十分」と認定、あたごが所属する海上自衛隊第3護衛隊(旧第63護衛隊、京都府舞鶴市)に安全教育を徹底するよう勧告した。 …

 海自の側は、まっこうから事実関係を争っただけに、この勧告はとてつもなく大きい。とくに艱難審判所の採決は、組織に対する勧告という形で出されているだけに、それを組織的な責任への勧告として、海自がどううけとめるのかが注目されるところ。
 そこでは、そこのけそこのけ、戦艦がとおるという傲慢な海自の態度、BMDの一翼を担い、アメリカの世界戦略の欠くことのできない部分としての強い傲りがありそうだ。胸にしっかり刻んで起きたい事件である。

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学校教育と愛国心

B3aa32f617893c7fa5d9d8aa69225b43e5a 今年四月から先行実施がはじまる新学習指導要領では道徳が強化される。その要とされているのが「愛国心」である。本来、道徳にしろ愛国心にしろ、民主的社会の形成者の育成に不可分の課題である。
 戦前・戦後の学校教育において愛国心がどのように教えられてきたかに迫った本書を読むと、戦前ですらこの点ではさまざまな議論があったことがわかる。それが、軍国主義の強化とともに「忠君」と一体のものとして歪められていく。戦後の教育改革でめざされた新しい道徳は、現在でも注目すべき論点があることが示される。が、再軍備の進行と一体に、ふたたび歪められ、現在の「改正」教育基本法化の道徳の強化に連なっていく。そこからは国が法律で愛国心を強制する異常さがうかびあがってくる。

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2009/01/21

アレン倒れる

 アレン・ネルソンさんがガンで倒れられたというニュースを上脇先生のブログで知りました。
 私もネルソンさんの講演やご本から、アメリカ軍とその戦争とはどういうものかということについて、たくさん学ばされましたし、話などをするときに引用させていただいたりしています。

 上脇さんのブログにその治療費のカンパを呼びかける文書が掲載されていますので、リンクを張っておきます。

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オバマ米新大統領 就任演説

 テレビのニュースでオバマ大統領の就任演説を見る。演説の原文や邦訳を何となく眺めたりする。やはり歴史的な一日なのだと、そう思えてくる。そこには、これまでアメリカがなしえなかった歴史の壁をなしえた理想というものがある。何となく、子どもの英語の教科書で見た、キング牧師の「I have a dream.」の一節を思い浮かべる。

 演説を眺めていると、やっぱりオバマの演説はアメリカ的だと思う。もちろん、そんなことを言ったら、ブッシュだって、民主主義の帝国というのはアメリカ的と言えばアメリカ的なのだけれど、オバマは、ある意味ちがった、ある意味同じようなアメリカ的である感じがする。それはいい意味でも悪い意味でも。
 もちろん、演説は、極めて抽象的に理想を語る。現実に即してつっこんでいるような部分もある感じもするが、期待したほどでないものもある。ただ、キーワード的に再生(再建)という言葉が印象に残る。いずれにしても、日本夫総理大臣の就任演説とは偉い違いである。細川さんのときも、そんなにたいしたことはなかったし。はたして、今後、日本で、政権がかわったときどんな演説がなされるのだろうか?
 アメリカの政治史、政治思想史のなかで、オバマというのがどういう位置にあるのかということを少し考えて見たいし、そのオバマのアメリカ的な姿がいま世界の流れとどう接合していくのかということも興味がある。

 政権発足早々、オバマ大統領のホワイト・ハウスは、公民権、防衛、障害など24項目(A、B、C順)に関するアジェンダをウェブ・サイトに掲載したそうだ。そのなかで核兵器問題(対外政策の1項目として掲載)、日米軍事同盟に関わる部分、イラン及びイスラエル関連部分について、早速、浅井基文先生がコメントしているのも興味深い。とても注目させられる船出である。

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2009/01/20

全国学力テスト:揺れる市町村教委 積極公表3府県の動向は

 新聞記事をクリップしておきます。
 いよいよ今年の全国学力テストをめぐる動きが山場を迎えています。公表をすすめる自治体が生まれるなかで、矛盾も拡大しています。
 毎日新聞が、その公表積極推進の自治体を取材しています。

全国学力テスト:揺れる市町村教委 積極公表3府県の動向は(1)知事主導 反発出て県教委火消し--秋田県(毎日新聞)

 全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の市町村別、学校別成績を公表する動きが広がりつつある。過度な競争をあおることを懸念する声もある中、積極的に公表を進めている秋田県や大阪府、鳥取県の現状を追った。…

全国学力テスト:揺れる市町村教委 積極公表3府県の動向は(2)データ共有で活路 具体策まだ見えず--大阪府

全国学力テスト:揺れる市町村教委 積極公表3府県の動向は(3止)情報公開条例改正 請求で学校別開示--鳥取

 このようなテストをする限り、公表せよと言う意見が生まれるのはある意味で必然でもある。もちろんしてしまったテストの結果を公表するかどうかの議論はありうる話だが、まず大事なのはテストをするかしないかだ。
 が、教育的な議論を離れて、テストの問題が議論されすぎている。犬山の事態も、まるで政争のようにされてしまっている…。あまりにも露骨な政治介入の末に、教育をどうしようというのか?

 最近、若い人と話していると、競争とか評価されるということを異常に内面化しているように思えてならない。子どもたちの間に抑うつ的な傾向が広がる大きな要因になっているのではないのか。この学力テストそのものが、子どもたちに直接、競争的な視線を送るとういうわけではないかもしれないが、学校のありようそのものが強く競争的に規定されるような評価環境におかれることは間違いない。そのことが、今の子ともたちにどれだけ否定的な影響を与えるのか、もっと真剣に議論されていいのではないのか?
 とても気になる動向であるのだ。

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絶不調です…

 風邪がなかなか抜けないこともあるのだけれども、頭がごちゃごちゃして、もう混乱中。

 家族は、子どもはまあ好き勝手にやっています。つれ合いは、修論出して、一人にもりあがっているという感じです。
 ボクはごちゃごちゃしています。

 ああ…。

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2009/01/17

派遣切りと闘う~東京「派遣ユニオン」の1か月~

 NHKの「にっぽんの現場」というドキュメントを見た。テーマは表題。
 番線は以下のようなもの。

0117_b 去年年末、都心に作られた「年越し派遣村」。“派遣切り”などで仕事や住居を失った約500人が集まった。そのきっかけを作ったのが、東京新宿にある労働組合「派遣ユニオン」だ。専従の書記長、関根秀一郎さんとボランティア2人を中心に運営する組合に、去年11月から相談が殺到。関根さんは、解雇を通告された非正規労働者を支援するため各地を飛び回り、賃金の補償や寮の使用などについて一定の成果をあげてきた。しかし12月に入り、職を失う人はさらに増加。「組合費を払えないが助けてほしい」「組合に相談に行く交通費がない」など、より深刻な訴えが相次ぐようになる。年の瀬が迫り危機感を持った関根さんは、せめて食事と寝る場所を確保できる場を作ろうと、知り合いに呼びかけ「派遣村」の準備を開始した。十分なセーフティーネットが用意されないまま、突然解雇を告げられる非正規労働者たち。“派遣切り”に翻弄される人たちのために奮闘する小さな組合の1か月を追った。 

 涙が出るほどの切なさと、強い憤りを感じながら見た。
 そのとりくみは、反貧困をかかげる他のユニオンと大きくは変わらない。1つひとつ、ねばり強く、困難な状況にある人に向き合い、そのとりくみを積み重ねる。
 こうしたたたかいが連帯を広げる。関根さんたちのとりくみが、それまである意味異端だったにもかかわらず連合そのものを動かしつつある。そしてナショナルセンターの枠も超え、政治を動かそうとしていることが、番組のなかからも伺える。ただ、たたかいはまだ端緒、はじまったばかりだ。

 当たり前のことでもあるけれろ、人としての誠実な生き方ということも、こうしたとりくみから考えたりもする。

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国保、453万世帯が滞納 08年、21%で過去最悪

 もう1つ、もう昨日になるニュースのクリップ。

国保、453万世帯が滞納 08年、21%で過去最悪(共同通信)

 厚生労働省は16日、自営業者や無職の人が加入し市区町村が運営する国民健康保険で、保険料(税)を1カ月でも滞納した世帯が2008年6月1日現在、453万世帯に上ったと発表した。同4月に75歳以上が後期高齢者医療制度に移ったため世帯数自体は減少したが、加入世帯に占める割合は20・9%で過去最悪となった。
 厚労省は「無所得や低収入の加入者が増え、年々上昇する保険料を支払う余裕がないため」と分析。09年は景気後退でさらに事態が悪化する可能性が高い。
 …長期滞納者への“ペナルティー”となる「資格証明書」交付が33万9000世帯と1000世帯余り減った一方、有効期間が約3-6カ月の「短期保険証」交付が8万5000世帯増の124万世帯で過去最高に。資格証は病院窓口などで医療費全額をいったん支払わなければならず、厳しい運用への批判から自治体が短期証交付で対応している様子がうかがえる。…

 貧困の広がりの一方で、あまりにも高い保険料。資格証明書の発行をくい止める運動の広がりで、一定の変化をつくりだしている地域があると言っても、そもそも、本人負担が払えず、医者にかかれない状態が広がっている。子どもの無保険の状態をなくすとりくみは昨年末に実をむすんだものの、国民皆保険の状態が崩れている事態は、何も解決をしていない。その原因が、貧困と保険料にあるのなれば、それはこの制度自体が現状にあっていないことを表しているということができる。
 赤字3787億円を強調するメディアもあるが、もともとこういう表現は正しくない。社会保障が、保険という互助の側面だけではなく、国民の生存権を保障する制度である限り、税金が必要に応じて投入されるのは、国民の権利にかかわる問題であり、それを赤字と表現するのは正しくないからだ。国民の教育権を保障する教育への公費の投入は決して赤字とは言わない!
 国民だれもが医療を受けれるような早急な解決こそが求められている。

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2009/01/16

就職内定率、悪化に転じる=大学生5年ぶり、高校生も6年ぶり

 ニュースのクリップ。

就職内定率、悪化に転じる=大学生5年ぶり、高校生も6年ぶり(時事通信)

20090116ax12g 厚生労働、文部科学両省が16日まとめた今春卒業予定の大学生の就職内定率(昨年12月1日現在)は80.5%で、前年同期を1.1ポイント下回った。高校生の内定率(同11月末現在)も78.0%と同1.7ポイント低下。この時期の内定率が前年より悪化したのは、大学生が5年ぶり、高校生は6年ぶり。厚労省は「景気悪化の影響が、内定率にも表れ始めた」とみている。

 これ自身が、大きな問題である。同時に、この数字にとどまらない事態がたぶん広がっている。
 90年代以降の雇用の変容は、高校生や大学生の就職という通路を劇的に変えている。人間的な「自立」の経路が閉ざされ、あたかも企業の部品として扱われるなかで、若者たちはどんな春を迎え、そして、どんな生活をつくっていくのだろうか。

 わが長男もだけれども。

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社会的排除

L17803_2 岩田正美さんのこの本を読んだ。ボクのように浅学の人間にとっては、とても入門的でなおかつ、刺激的でもあり、たくさん問題意識をもらった。
 なぜ貧困ではなく「社会的排除」という言葉が使われるようになったのか。一方でも、EUの為政者が、新自由主義と親和的に「貧困」という問題を回避して議論するという側面をともないつつも、この言葉を通して明らかになる問題などの可能性も軽視できないし、大きな意味もある。ボクは、この言葉がまず障害ある人の問題を考える際につかわれたことに興味が引かれた。
 貧困の実態、社会的排除の実態のところは、とてもおもしろかった。排除に至る経過での、連鎖の問題や、社会政策そのものが、こうした経過を包むようになっていない現状をまざまざと知らされる。とくに、若者をめぐる現状がとても「社会との中途半端な接合」を生むような実態にあること、その後の、とりわけ、50代の男性の排除の問題は、自殺や緩やかな自殺と呼ばれるような問題-たとえば火災の問題などもとても胸につきささったりもした。
 ボクたち自身も、結局排除というものがどのような問題なのかということへの理解の弱さというものを痛感させられたし(正面から見てないというか)、かくも社会保障にしろ、公的扶助しろ、そうしたものにあうような形ではつくられていない現状などについても理解が深まった次第。
 とるべき政策=社会的な包摂という問題を考えるとき、現在の就労自立、労働というものを中心の方向の限界というか、問題点の指摘も勉強になった。
 こんな本は、本当は、ノートをとって次の勉強につなぎたいところ。少なくとも、いまの漠然とした理解を、もう少し詰めた問題の認識にまでできることができれば、自分の考えも広がるのかなあなどと思った。

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2009/01/15

国が工事本格化 泡瀬干潟に土砂投入

 うーん。何とも言えない気持ちでニュースを見る。

国が工事本格化 泡瀬干潟に土砂投入(琉球朝日放送)

09011504_r 公金支出の差し止めを命じた那覇地裁の判決をよそに、国は15日、泡瀬干潟埋め立て予定の海域に土砂を投入し、工事を本格的に開始しました。この事業は、泡瀬干潟を埋め立ててリゾート開発などを行う計画です。
 15日午後、第1区域95ヘクタールのうち、堤防で囲まれた69ヘクタールに鉛色をした浚渫土砂がトラックで運び込まれ、海に投入されました。
 一方、投入される土砂の浚渫が中城湾内で始まった15日午前、事業の推進、反対双方の団体が新港地区で集会を開き、開発、自然保護で共にアピールしました。…

 泡瀬干潟の干潟は、世界的に見ても、その規模や内容でかなり貴重だと言われている。一方で、基地や経済の問題もからんで結構をややこしい。たとえば推進の沖縄市は革新自治体だったりと。
 私もちょっとした知り合いでもある泡瀬干潟を守る連絡会の小橋川共男共同代表は「まさに工事をやるがため、無駄な税金を使い捨てにしているだけ。そしてそのことによって貴重な自然が埋め殺されようとしている」と訴ている。

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政治は迷走する…

 政治はおどろくほど迷走する。議論をひっぱったり、イニシアチブを発揮する人たちもいない。
 ニュースを見ても、おどろくような状況だ。
 少し並べてみると。

11年度から消費増税前提とせず 経済財政方針と展望で(共同通信)

 政府、与党は15日、「経済財政の中長期方針と10年展望」について、2011年度からの消費税率引き上げを前提としない形でまとめることで合意した。原案では、景気が順調に回復した場合など3つのシナリオについて記述、消費増税を前提として基礎的財政収支の見通しを試算していたが、この部分を本文から削除、消費税率を上げる場合と上げない場合の両方の試算を「参考資料」として示すにとどめる。…

定額給付金、財制審が撤回要求 「もう一度議論を」(日経新聞)

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は15日の会合で、今年度の第2次補正予算案に盛り込まれた2兆円の定額給付金について、政府に再考を求める意見で一致した。政府の審議会が政府の決定事項の撤回を求めるのは極めて異例。民主党は補正予算案から定額給付金を削除するよう求めており、国会審議に影響を与える可能性もある。…

2次補正19日に参院へ 衆院と並行審議ひとまず回避(朝日新聞)

 自民、民主両党の参院国対委員長が15日会談し、19日の参院予算委員会で08年度第2次補正予算案の審議を始めることで合意した。このため、与党は19日予定していた麻生首相の施政方針演説など政府4演説の先送りを決めた。…

派遣制度見直しで協議入り=規制強化や解雇防止策検討-与党(時事通信)

 与党の新雇用対策に関するプロジェクトチーム(PT、座長・川崎二郎元厚生労働相)は15日、労働者派遣制度の見直しなど非正規労働者の雇用問題について協議を始めた。製造業派遣に対する規制強化や派遣契約の中途解約防止策、製造業派遣が大量失業する「2009年問題」への対策などが課題となる。…

 当事者能力がすでに失っているのだろうが。

 一方で、こんなニュースも。

鴻池副長官、辞任を否定=週刊誌報道「わたしの不徳」(時事通信)

 鴻池祥肇官房副長官は15日夜、首相官邸で記者団の質問に答え、自身の女性問題が一部週刊誌で報じられたことに関し「わたし自身の不徳だ」としながらも、辞任する考えについては「全くそれはない。麻生内閣の一員としてお役に立ちたい」と否定した。
 鴻池氏は、議員宿舎の自室に宿泊させたとされる女性について「男女の仲というのは天地神明に誓って全くない。家族ぐるみで(交際している)強烈な支持者で、世間が想像するような了見ではない」と説明。宿舎玄関の鍵を女性に渡していたとされることに関しては「とんでもない話だ。キーはいつもわたしが持っている」と反論した。…

 そして、そしてこんなニュースがテレビで流れた。

元派遣社員が「餓死」、1年前に解雇(TBS)

 都会の真ん中で元派遣社員の男性が餓死です。大阪市内のマンションで49歳の男性が死んでいるのが見つかりました。男性は1年前に解雇され、この3か月間、家賃も滞納していたということです。…

 政治には問われていることがあるのに。

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二男の受験

 いよいよ二男の大学受験がはじまる。今日、私立大学の受験料を振り込んだ。まず第一弾は、3大学6つの専攻の受験で、しめて17万円。高いなあ。でも、いっしょに願書などを準備しながら、しみじみ思う。せっかく自分で決めた進路なんだから、なんとか受かるといいなあ。でも、受かっても、受からなくても、ずっと応援するからねって。彼の願いと行動を、ありのままに受けとめることができればいいなあ。

 でも、まあ、現実は、お金(学費)って形で、思いっきり、ボクの肩にのしかかってくる。そんなフィルターがかかった目で彼を見てしまう自分もつらい。
 明後日は、センター試験である。

 長男のほうは、卒業に向けた山場にさしかかる。あれだけ単位を残しているのだから。卒業をめざして、いろいろためているお金の問題もあったりする。就職もどうなるのだろうか。温かく応援するというのは難しい。

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2009/01/14

教育破綻が日本を滅ぼす!

100 尾木直樹さんの新著の1冊がこの『教育破綻が日本を滅ぼす!』。副題に「立ち去る教師、壊れる子ども達」とあるが、本書は、尾木さんが緊急におこなった教師への教育委員会についてのアンケートにもとづいたもの。

 たしかに学校についての議論はさかんだが、教育委員会についてはあまり論じられていない。教育関係者以外は、教育委員会についてはからに距離のある、よく分からないところなのだろうけれど、よく考えると教師は事務に忙殺されていると言われるが、その書類の提出先は教育委員会なのである。
 尾木さんは、大分での教育委員会の不祥事や、東京の教育委員会の異様さを目の前にして本書を書いたようだけれど、本書は、この教育委員会が学校現場からいかに自由を奪い、そのために教師や親・子どもたちがどんなにつらい想いをしているかについて明らかにする。

 もちろん、教育委員会と言っても全国にはいろいろなところがある。かなりがんばっていると言えるような教育委員会もある。そういう意味では、かなり乱暴な議論とも言えないことはないが、上意下達に彩られた密室主義と成果主義のもとでの歪みはある意味で全国共通としてきしてもまちがいないだろう。
 もともと歴史的な経過から言っても、この問題はややこしい。だから「教育委員会はいらない」などの声にこたえるのは実はそんなにやさしくはない。ただしかしだが、大本には文部科学省や政治による歪んだ教育現場への介入があることも確かで、その意味では、教育委員会の役割が求められるのも事実なのである。だからこそ、教育活動を応援し、条件整備をすすめる、真に民主的な教育委員会への改革を本書は求めている。

 辛辣な言葉、挑発的ないい方がないわけではないけれども、尾木さんの言いたいのは、まず学校に民主主義と人権を、子どもの立場にたって保障すること、そのためのシステムを探求しようというわけなのだと思うのだが、どうだろうか。

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2009/01/13

咳がとまらない

 今年の風邪はしつこいと言われますが、ほんとうにしつこいですよ。私のは、咳の風邪。これがなかなかとまりません。結果として、結構、体にダメージもきます。まあ、とろあえず、無理をせず、マイペースで過ごすしかないのでしょうね。トホホ。

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2009/01/12

生活の危機は発達の危機―子どもの権利と障害者「自立」支援法・児童福祉法―

 今日は、全国障害児学級・学校学習交流集会の3日目の教育フォーラムに参加してきた。表題のテーマのフォーラムに参加した。「自立」支援法のもとでの、就学前の必要な医療・訓練・療育を受けられない子が増えている実態、学校を出た後のグループホームのとりくみ、進路をめぐる問題など、どちらかとえいば学校の外にある、障害ある子どもにかかわる問題の話が中心だった。

 やっぱり通所訓練施設やグループホームなど、福祉にかかわる問題というのは、ボクもよく知らなかったし、ボクのような仕事をしている人間のなかでもあまり知られていない。でも、やっぱり養護学校が義務性になっていこう、いろいろとりくまれるようになった子どもにかかわるような福祉の施策はたしかにメニューもふえたし、ここにはいろいろなとりくみもある。けれども、その子どものところに目線をおとせばかつてと変わらないような、いろいろな困難はいまなおあり、むしろ自立支援法や教育のリストラのなかで、新しい困難がもちこまれているということなのだろいうか。

 新自由主義は破綻した。でも、切り捨て、攻撃はいまなお進んでいる。
 目の前に正念場の事態がある。

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若者たちに「住まい」を! 格差社会の住宅問題

4000094440 昨年、岩波のブックレットで出た本。格差と貧困の時代に、住宅というものをめぐって何がおこっているのか。最近、ハウジングプアという言葉を、もやいの稲葉さんたちが提唱している。住宅保障という問題が社会政策としてとても大事になっているという問題意識が、それなりに広がっているけれども、では若者の住宅はどうなっているのかということについてのデータについては、ほとんど知らなかったので、このブックレットはとてもおもしろかった。

 日本の住宅政策は、終身雇用制度のもとで、正規で雇用された男性が、一定の年齢になったときに持ち家をもつことを軸につくられている。住宅政策と呼ばれるようなものも企業による持ち家支援ということを軸につくられていたということなのだ。グローバル化の名の下での急速な雇用条件の変化のもとで、そのような持ち家中心のライフサイクルに入れない人が増大して、住宅の確保そのものが困難になる層が生まれている。

 そのことが集中的に現れているのが若者の層であるが、雇用の不安定化と相まって、親から離家の困難、家から離れたときの住宅確保の悪化、そのことと対応するように、結婚の困難などさまざまな新しい問題がおこっている。この点でも外国との対比も、おどろくような端的な特徴がある。
 そして、これまでも住宅政策の対象に若者がなっていなかったし、今日の、格差と貧困の広がりのなかで議論されるようになっている施策の対象に、まだ十分に若者の住居は入っていない。

 12月下旬の『賃金と社会保障』はハイジングプアを特集している。より住宅確保の困難への認識とともに、その現実を逆手をとっての、ゼロゼロ物件など貧困ビジネスの広がりも告発している。

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2009/01/11

第1回 日本フリースクール大会

 今日は表題の集会に行ってきた。日本のフリースクールというのは、不登校の居場所としてつくられ発展した経緯がある。この不登校も呼び方そのものに、登校拒否・不登校とあるように、いろいろな議論がある。どのようなこの問題に対処していくのかについても議論がある。ボクは、高垣さんのいうように「登校拒否」を解決(克服)するという考え方に、どちらかと言えば共感するところがあるのだけれど、この集会は、東京シューレを中心とした、どちらかというと、克服するのではなく、学校とちがう選択肢を用意するという発想にたった運動である。日本の教育行政と学校教育の現状から見て、そうした運動の意味も意義もよくわかる。

 もともと、どんな議論をするにしても、子どもの自己肯定感の弱さという問題に注目している。ここに日本の子どもをめぐる一番の問題があるという考え方は本当は共通している。高垣さんたちの運動のほうが、どちらかと言えば臨床的な感じがする。フリ-スクールの運動はもっと直線的に子どもの居場所を考える。
 ここには大人の関わりや教育というもののもつ意味のとらえ方の違いや、もっといえば子どもの権利についての考え方の違いかあるのかもしれない。子どもの意見表明権か子どもの自己決定か。

 ただ、そうはいっても実際に子どもによりそって何をしていくのかということについては、方法もそんなに大きく変わるとは思えない。そんな実践の報告は面白かった。
 いま子どもも大きく変化している。外からの競争の強制と評価のまなざしはかつて以上に子どもは内面化し、傷ついているということなのだろうか。だから、その実践も苦労はものすごく多い。もっと言えば、本当は家族の基盤も崩れているのだろうと思う。ただ、ここではそうした貧困の問題はなかなか見えてこなかった。

20090111170444 最後に、汐見さんの講演があった。久しぶりに汐見さんの話を聞いた。大きな話をされた。100年以上におよぶ国家の教育と民衆の教育、その対立と緊張の結果、いまの問題がある。民衆のオルターナティブな教育の流れとしてフリースクールを位置づけ、そして、その教育が子どもを出発点に、子どもを目的に行うということはどういうことなのか。地球環境の問題などが投げかけられる時代、その未来の解決の担い手としていま子どもを徹底して信頼するということが必要だと。

 少し、視野を変えて物事を考えさせてくれた集会だった。

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派遣切り、限界集落…そこに「共産党」―ルポにっぽん

 今日の朝刊には、かなり驚いた。10・5青年大集会さえ報道しなかった朝日である。

派遣切り、限界集落…そこに「共産党」―ルポにっぽん(朝日新聞)

 1月5日午前8時。三菱電機名古屋製作所(名古屋市東区)前で出勤してくる従業員にビラを配る人の中に、佐藤剛さん(仮名)がいた。
 …その3日前、まさに切られた。5月から三菱で派遣社員として働き、2月末までの雇用契約を更新したわずか3日後、1月9日付での解雇と寮からの退去を通告された。
 北海道出身の33歳。地元の高校を卒業後、職を転々とし、3年半前に愛知県へ。三菱では1日約8時間、製品検査などの流れ作業をこなした。手取りは月約10万円。
 寮の自室でビラを開いた。「派遣・期間工・契約社員でも期間途中の一方的解雇は違法」に衝撃を受けた。
 正社員でないから「雇用の調整弁」扱いされることは覚悟していた。解雇を通告された時、真っ先に去来したのは「予想より早かったな」というあきらめだった。何の補償もなく職も家も奪われて放り出されても、派遣だから仕方ないかと思っていたが、そうか。だまされてたんだ――。
 「やり方が汚い」。このまま泣き寝入りしたくない。携帯電話を取り出し、ビラに載っている番号を押した。そこには「相談はどんなことでも日本共産党へ(無料)」とあった。…

 新聞の1面から2面。WEB版では6ページに及ぶ。朝日が変わったのか。社会全体が、このような記事を求めているということなのか。

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2009/01/10

ここまできた貧困への認識???

 経済誌ダイアモンドのオンラインで次のような記事が載った。

自民党と民主党は“貧困ライン”を設定し、貧困撲滅を政権マニフェストに掲げよ(ダイヤモンドオンライン)

年末年始、東京・日比谷公園に設置された「年越し派遣村」に多くの耳目が集まり、職と住居を失った人々の悲惨な暮らしぶりが繰り返し伝えられると、政府与党、野党ともに動かざるを得なくなった。舛添・厚生労働相は「製造業への派遣を規制すべきだ」との考えを表明した。野党も民主党が中心となって、製造業派遣規制に共闘して踏み込もうとしている。
今日のパニック的な派遣切りの主因の一つは、産業界の要望を全面的に政府が受け入れ、雇用の規制緩和一辺倒で対応してきたことにあるから(当コラムの第56回「“派遣切り”の加速は、企業の本質を理解できない政府の自業自得だ(2008年12月18日」)、規制の多面的見直しに進むのは、セーフテイネットの拡充とともに、当然であろう。
 だが、与野党ともに、あの年越し派遣村に集った人々が何者なのか、社会にどう位置付けされるべき問題なのか理解していないように思える。政治がいかなる責任を持って対応すべき人々なのか、認識できていないと思われる。…

 この記事では、日本は、欧米とちがって貧困に対する定義も認識もなく、貧困の発見が必要だと主張する。

 貧困への認識はここまできたということなのだろうか? では、政治は?

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全国障害児学級&学校学習交流集会in東京

 今日は、午後から表題の集会に行ってきた。全教などが中心となって、毎年開催している集会である。
 一とおりの報告の後、シンポジウムがあった。今年は、養護学校が義務制(全入)になって、30年である。あらためて、障害児教育の到達を問う。
 パネラーはまず、若い教員と父母。東京の困難な教育の状況の中で、仲間のなかで悩み、葛藤し、成長する姿には励まされる。運動のなかで父母も変わる。親自身の学びのなかで子どもへの見方を変え、自分の生き方も変わる姿をあたらめて学ばされる。
 そして、兵庫の三木先生。学校現場の教員は、子どもたちの最後の人権の守り手。そんな立場からの実践の報告は、心を温かく包む。教育というものは、子どもの一人ひとりのためにある。就労のための訓練は、たしかに教育のごく一部でしかない。ただただ、問題は、その子どもにとって、その子どもたちにとってどんな教育が必要なのかということ、その教育とは教師と子どもたちがつくる豊かな文化だということ。それは競争と暴力とは無縁だ、などなどと考える。
 圧巻は、茂木先生の話。障害児教育の到達点を考えるうえで、義務制を切り開いた教訓が大事だと話された。教育から排除された親たちの怒りや感情、教師たちの実践、そして国民の教育権とむすびついた権利としての教育の展開。教師と父母との共同の大事さなどなど。
 一方で、茂木先生は、学校の外にある実態についてどう学ぶかということも話された。たしかに、シンポジウム全体の内容は、あくまで学校から見える子どもたちの話で、子どもたちの実態のすべてではない。そこで思い出すのは、昨年11月に、貧困研究会に参加したとき、北海道の藤原里佐さんが、障害児の問題について報告されたこと、そのなかでも
・障害児のいる家庭は困難であたりまえという意識があり、実際には障害者が世帯主の家庭のデータはあっても、障害児のいる家庭のデータがないなど、実態は隠されていること。
・そのなかで、障害児にとっては学齢期がその前後に比して安定していること
などが印象に残った。
 そう考えると、障害のある子どもたちに対する政策に遅れがある日本でも、学校とくに障害児学校が「貧困」からのある意味での防波堤の役割をはたしている。
 そんな障害児学校の役割への議論がもっと必要かなとも思った。
 であっても、あらためて、子どもの発達によりそう教育のあり方を心に刻んだ集会だった。

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2009/01/09

パレスチナ・ガザの子どもたち

 知り合いの写真家の豊田さんが、緊急に写真展を開くそうです。
 イスラエルによるパレスチナ・ガザへの空襲という事態に直面して、「私に何ができるかと思ってきました。そしてささやかながら私にできることは、今、イスラエルの砲爆撃にさらされ、殺されている人々がどういう人たちなのかを、日本の方々にもご覧いただき、彼ら、彼女らの声に耳を傾ける場を提供することと考えました。」という趣旨で、以前、彼がガザを取材したときの写真展を緊急に開催するそうです。


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豊田直巳写真展 パレスチナ・ガザの子どもたち  in MARU 
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期間2009年1月13日(火)~25日(日)*16日はライブにつき休み   
会場 Gallery&Bar MARU 
火~金 17:00~21:00   土・日11:30~21:00 月休

西武新宿線 東村山駅下車 西口徒歩1分
東村山市野口町1-11-3 tel&fax 042-395-4430     *入場無料

スライドトーク 「パレスチナとイスラエル」
1月24日(土)19:00~  参加費~1ドリンク付1000円

豊田直巳 東村山市在住 日本ビジュアルジャーナリスト協会会員
『パレスチナの子供たち』『大津波アチェの子供たち』(第三書館)『子どもたちが生きる世界はいま』(七つ森書館)『イラク 爆撃と占領の日々』(岩波書店)

■ http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/
■ http://senka-kodomotachi.cocolog-nifty.com/blog/4/index.html

 お近くの方は、ぜひ、どうぞ。

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昨日の産経新聞から

 また再び、風邪モードに戻ってしまいました。せっかく直りかけていたのに、今日は、朝からノドが痛く、咳が激しく…。寒いですので、みなさんも気をつけてくださいね。
 そんなわけで、今日は職場に出たもののさっぱりの一日でした。まあ、ぼちぼち仕事はかたづけたりしますが。

 昨日の産経新聞の記事をクリップしておきます。
 結構、大事な記事なので(苦笑)。

「通学困難解消」の寄宿舎廃止進む 特別支援学校、保護者は存続訴え(産経新聞)

 ろう学校や養護学校など、東京都内の特別支援学校に併設された寄宿舎の段階的廃止が進んでいる。都は「交通網の発達で通学が難しい子供が減った」として、現在9つある寄宿舎を平成27年度末までに5つに減らす方針だ。これに対し、保護者からは「子供の成長の場として寄宿舎を残してほしい」と存続を求める声も上がっている。
 …寄宿舎は本来、遠方に住み通学が難しい児童のために設置されたが、保護者が集団生活による成長を期待して入舎させる「教育的入舎」や、生活保護受給家庭など「家庭事情による入舎」についても受け入れてきた。
 だが、都は16年11月に「都特別支援教育推進計画」を策定。スクールバスの整備や交通網の発達で通学困難が解消されつつあること、定員割れをしている寄宿舎が多いこと-などを理由に「配置を見直す」として、当時11あった寄宿舎を5つにまで減らす方針を打ち出した。
 さらに19年度には入舎基準を変更し、教育的入舎や家庭事情による入舎を廃止。通学に90分以上かかる▽離島に住んでいる▽家族の介護などで保護者が子供の通学に付き添うことができない-など通学困難と認められる場合に限定した。
 …通学困難の子供については別の寄宿舎への転入措置がとられるが、保護者や指導員の一部は「子供の成長の場を奪う」として反発し、計画見直しを求める署名約1万3500人分を先月、都議会に提出した。メンバーの1人で、息子が都内の盲学校の寄宿舎に通う織田桂さん(36)は、「寄宿舎のおかげで閉じこもりがちな息子が明るくなり、食べ物の好き嫌いもなくなった。何とか寄宿舎を残してほしい」と話す。署名活動は今後も続け、1月下旬に再度、都議会へ提出する予定だ。

 記事の前半は
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090107/edc0901072118012-n1.htm
後半は
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090107/edc0901072118012-n2.htm
おまけに、かなりしっかりした解説まで付いている。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090107/edc0901072120013-n1.htm
 その解説で、福岡教育大学の猪狩先生が、財政難のターゲットに寄宿舎がされていると指摘しているが、たしかに、社会的にその存在すら知られていない、寄宿舎を行政はかなり安易にターゲットにしているとしか思えないところがある。NHKや東京新聞つづいて、産経新聞ですら、こうした記事を出す事態を、行政は重く受け止めるべきだと思う。決して、少数者の問題として切り捨ててはいけない。

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2009/01/08

告発のとき

20080125002fl00002viewrsz150x この映画も見逃していたので、レンタルがはじまった日に早速、借りて見た次第。
 ストーリーはとてもシンプル。イラクからの帰還兵のPTSDにストレートに焦点を当てた映画。しかし、主人公の息子が戦場でとった携帯電話のムービーから、この戦争の狂気を見事に再現する。国旗というものを使って、誰がこのような戦争をすすめのかということもうまく象徴させている。

 やはり「告発のとき」という邦題は、映画の内容とはむすびつかないのは事実。原題の"IN THE VALLEY OF ELAH"(エラの谷で)は、旧約聖書の少年ダビデと巨人ゴリアテのたたかいの場。ハギス監督は言う。「僕はこう考えたんだ。いったい巨人と戦わせるためになぜ罪もないこんなにも若い者が送り込まれなければならないのか、とね。若い兵士たちを戦争に送り込んだわれわれの責任を問うこの作品には、象徴的なタイトルに思えた」と。
 戦争を理解するうえでは、兵士の実相を理解することがキーポイントになる。兵士の姿をとおして、イラク戦争とは何かをまざまざとうかびあがらせた秀作である。

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2009/01/07

イスラエル軍によるガザ攻撃、拡大する子どもへの被害 160人が死亡

イスラエル軍によるガザ攻撃、拡大する子どもへの被害 160人が死亡(AFP)

 パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でのイスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との戦闘で、死者数は6日までに少なくとも635人に上り、そのうち4分の1が子どもだ。支援団体関係者は、生き残った子どもたちも生涯にわたって精神的な傷に悩まされるだろうと語っている。…
 ガザ市(Gaza City)では6日、自宅にいた子ども7人を含む12人の家族がイスラエル軍による空爆で死亡した。医療関係者や目撃者によると、女性3人と男性2人とともに死亡したのは、1歳から12歳までの幼い子どもたちだったという。
 ガザ地区の救急当局によると、前年12月27日のイスラエル軍による攻撃開始以来6日午後までに、子どもの死者数は約160人に上っているという。

 停戦への国際的な署名の動きなど、さまざまな動きがある。
 日本国内でも東京外国語大学・中東イスラーム研究教育プロジェクトが緊急集会「イスラエルによるガザ侵攻を考える」が開催されます。詳しくは、http://aziza.web.fc2.com/contents/aa/meis_workshop.html

 イスラエルのガザ侵攻に対して、3日にイスラエル国内でも大規模な抗議デモがあったそうです。テルアビブのデモでは、イスラエル全土から駆けつけた人々、約1万人が参加したとか。 主導したイスラエルの平和人権団体グシュ・シャローム(シオニスト左派)のHPの記事を、岡真理さんが訳しています。



Saturday 03/01/09
MASSIVE DEMONSTRATION AGAINST THE WAR

2009年1月3日(土)

テルアビブで大規模反戦デモ

エフド・バラク〔国防大臣〕が軍隊にガザに対する残虐な地上攻撃を命令していたその頃、テルアビブでは、イスラエル全土から駆けつけた、戦争に反対する一万人あまりの人々が行進して、一大デモを行った。テルアビブの主要道路のひとつであるイブン・グヴィロル通りの4車線はデモの人々で埋め尽くされた。参加者は、ラビン広場からシネマテックまでずっと歌を歌い、旗を振りながら行進した。

「選挙戦は子どもたちの死体の上でするものじゃない!」参加者はヘブライ語で韻を踏みながら叫んだ。「孤児や未亡人を選挙宣伝に使うな!」「オルメルト、リヴニ、バラクーー戦争はゲームじゃない!」
「全閣僚が戦争犯罪者だ!」「バラク、バラク、心配するなーーハーグ
〔国際刑事裁判所〕で会おう!」「もうたくさんだーーハマースと話し合え!」

プラカードに書かれているのも、同様の文言だった。
バラクの選挙スローガンをもじったものもあった:「バラクに愛想がないのは、殺人者ゆえ!」(バラクのスローガンの原文は「バラクに愛想がないのは、指導者ゆえ!」
こんなのもある:「2009年、選挙のための戦争にNOを!」、「6-議席-戦争!」

これは、戦争初日の世論調査で、バラク率いる労働党が6議席獲得の見込みと発表されたことを指している。

デモは警察との衝突のあとで始まった。警察は、右翼の暴徒がデモ隊を攻撃するのを抑えることができないからと言って、デモを禁じるか、少なくとも制約しようとしたのだった。なかでも警察は、デモの組織人たちに、参加者がパレスチナの旗を掲げるのを禁じるよう求めた。組織人たちは高等裁判所に請願、裁判所は、パレスチナの旗を合法と判断し、警察にデモ隊を暴徒から守るよう命じた。

デモの実施は、グシュ・シャロームと、平和のための女性連合、壁に反対するアナーキスト、ハダシュ、オルターナティヴ情報センター、ニュー・プロファイルなど20団体が決定した。メレツとピースナウは公式には参加していないが、多くのメンバーがデモに現れた。〔イスラエル〕北部から約1000人のアラブ系市民が20台のバスを連ねて到着した。彼らは、サクニーンで行われたアラブ系国民主体の一大デモを終えてその足でやって来たのだった。

組織人たち自身にとっても、これだけの規模の参加者があったことは驚きだった。「第二次レバノン戦争開始の1週間後、私たちが反戦デモの動員に成功したのは1000人だけだった。今日、1万人もの人々が参加したという事実は、今回の戦争に対して、はるかに強い反対があるということの証だ。もしバラクが自分の計画を続けるなら、世論は数日で全面的に戦争反対に転じるかもしれない。」

グシュ・シャロームの巨大な旗にはヘブライ語とアラビア語と英語で次のように書かれていた:「殺人を止めろ!封鎖を止めろ!占領を止めろ!」
参加者たちは、封鎖の解除と即時停戦のスローガンを訴えた。

この抗議行動の日、極右は力ずくでデモを粉砕するために動員をかけた。警察は暴動の阻止に極力、努め、ラビン広場からシネマテックまでの1マイルの行進は比較的平穏に運んだ。しかし、参加者が警察との合意に基づき解散し始めたとき、暴徒の一大群集が彼らを攻撃し始めたのだった。警察は、それまで両陣営を近づけさせないようにしていたのだが、その場から姿を消した。暴徒たちはこのあと、デモ隊の最後尾の参加者たちを取り囲み、
嫌がらせをし、小突き回した挙句、最後のデモ参加者たちの何人かがシネマテックに逃げ込むと、これを包囲した。彼らは建物の内部に押し入ろうとし、デモ参加者を「片付けてやる」と脅したが、最後の瞬間、何人かの警官が到着し、入り口を守った。暴徒たちは長いこと、その場を立ち去らなかった。

このような状況で、行進の最後に予定されていた市民集会を開くことができなかった。スピーチもなされなかった。以下は、ウリ・アヴネリがグシュ・シャロームを代表してするはずだったスピーチの翻訳である。

彼らは私たちのことを裏切り者だという。
彼らは私たちのことをイスラエルの破壊者だという。
彼らは私たちのことを犯罪者だという。

だが、私たちこそ彼らに言おう:
犯罪者とは、
この犯罪的かつ無益な戦争を始めた者たちだと。

無益な戦争、
なぜならカッサーム〔ロケット〕を止めることは可能だったから、
ガザの150万の住民たちに対する封鎖を政府がやめさえすれば。

犯罪的な戦争、
なぜなら、なによりもまず、これは公然にして恥知らずにも
エフド・バラクとツィピ・リヴニの選挙戦の一部だから。

私は告発する、エフド・バラクを。
彼はイスラエル国防軍の兵士たちを利用したのだ、
国会の議席数をふやすために。

私は告発する、ツィピ・リヴニを。
彼女は双方が殺戮しあうことを支持したのだ、
自分が首相になるために。

私は告発する、エフド・オルメルトを。
彼は自分の腐敗と汚職を糊塗しようとしたのだ、
破滅的な戦争を利用して。

私は彼らに要求する
この法廷から、
ここにいる勇気と分別に満ちた聴衆を代表して:
戦争をすぐにやめろ!
私たちの兵士たちや市民たちの血を無益に流させるな!
ガザの住民たちの血を流させるな!
地上部隊の侵攻がもたらすのは
さらなる悲惨
相互の殺戮
そして、さらにおぞましい戦争犯罪!
この戦争が終わったら、
いかなる将軍も、逮捕されるという恐怖と無縁に、
ヨーロッパの土を踏むことはできない。

ほかに道はないのだと、 私たちは言われているが、
それは嘘だ!!!
停戦は可能なのだ、今ですら、
そう、まさにこの瞬間にも、
殺人的な封鎖を解除することに同意して、
ガザの人々が尊厳をもって生きることを認め、
ハマースと対話するならば。

聞いてほしい、南部の人々、
スデロット、アシュドッド、 ビールシェバの人々よ、

私たちにもあなたがたの苦しみは分かるー
あなたがたとともに暮らしてはいないけれど、
私たちにはよく分かる。
だが、私たちは、
この戦争があなたがたの状況を変えはしないということもまた、
分かっている。

政治家たちはあなたがたを利用しているのだ、
政治家たちは、あなたがたおぶさって、戦争を指揮しているのだ、
あなたがたも分かっているはずだ!

私は要求する、オルメルト、バラク、リヴニに:
兵士たちをガザに送るな!
お前たち3人みな、戦争犯罪人として告発されるだろう!
お前たち3人みな、この代価を支払うだろう!

今、お前たちに敬礼しているイスラエルの大衆は
明日、お前たちを罰するだろう。
第二次レバノン戦争で起こったことが、
今度もまた起こるのだ。

そしてここに立っているみなさん、
女たちも男たちも、
若者も老人も、
ユダヤ人もアラブ人も、
この身の毛のよだず戦争に
最初の日から、
最初の瞬間から、
孤立し毒づかれながら、
抗議していたあなたたちこそが、本当の英雄だ!
誇りに思ってください、 心から誇りに。
あなたがたは、ヒステリーと無知の嵐の只中に
立っているのだから、
その風に吹き飛ばされることなく!
家のなかだけでなく、ここ、街頭においても、
正気を失うことなく!
世界じゅうの何百万という人々があなたがたに敬意を表しています。
あなたがた一人ひとりに。
一人の人間として、一人のイスラエル人として、一人の平和を求める者として、
私は今日、ここにいることを誇りに思います。

原文はこちら;
http://zope.gush-shalom.org/home/en/events/1231029668

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2009/01/06

外務省が反論文削除 旧麻生鉱業の捕虜問題

 由緒ある血統の首相だけに、こうした問題は、直接、出身の家系や企業にかかわる問題として生々しい。

外務省が反論文削除 旧麻生鉱業の捕虜問題(共同通信)

 外務省は6日までに、麻生太郎首相の親族が経営していた旧「麻生鉱業」(福岡県)に戦時中、外国人捕虜がいたとする米国メディアの報道に対する反論文を同省ホームページから削除した。首相が同日午後の衆院本会議で、明らかにした。
 首相が外相だった2006年11月、この問題を米国メディアが報道。外務省は事実誤認があるとして反論文を掲載した。しかし、昨年12月、厚生労働省保管の公文書で旧麻生鉱業の炭坑に外国人捕虜300人がいたことが判明したため削除した。首相は「掲載当時には承知し得なかった事実が判明した」と述べた。

 どこかの新聞は、何が問題かとうそぶいているが、ことは当時の日本の捕虜政策=ジュネーブ協定を準用する(批准はしていなかった)と欧米に通知していたことにもかかわる問題である。
 また、麻生鉱業は1万人にものぼる朝鮮人を徴用していて、遺骨の問題や、その働かせ方の問題などのこれまでもいろいろな指摘がなされてきた。

 首相は、単に調査を指示したり、事実の訂正を認めたりするだけではなく、責任ある歴史認識を語ることが求められているのではないのだろうか。そうでないと、これまでと同じような問題が繰り返されるのだろうから。

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怒りのソウル

081110web 重いテーマの軽い本とでも言えばいいのだろうか。雨宮処凛の韓国レポートである。

 20代の大半は無職。「ニート」95万人。「未来が見えない」若者たち。なぜ、韓国で、日本と同じ現象が起きているのか?数々の現場を直撃。

 雨宮さんは、奇妙な人である。大胆な発想をするのか思いきや、インタビューなどでは繊細で的確な質問をする。だから、韓国社会に進行する新自由主義の傷の大きさの一方で、マグマのように吹き上がるたたかいの息吹はよく分かる。だけれども、その背景にある社会構造などについても、よりつっこんで知っていかないと、正直、納得できそうにない。

 興味深かったのは、兵役を拒否した若者へのインタビュー。韓国の徴兵をめぐる事態は、日本の憲法9条の影の部分だという指摘は重いし、重要だ。こうした視野をもっと共有することは大事だと思った。

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2009/01/05

未来に希望を描けない! 若者危機

20080911000085471 今週の東洋経済は、若者雇用の特集です。これまでの同種の特集に比べて内容的にはどうでしょうか。ざっと見た感じは、経済論が重視されているように思いますが、興味深いレポートもあります。さっそく買ってきましたが、帰りの電車で読もうと思ったのですが、職場に忘れてしまいました。読むのは明日でしょうか。目次は以下の通りです。

未来に希望を描けない! 若者危機

【誌上対論】大前研一×城 繁幸
大前研一 ビジネス・ブレークスルー大学院大学 学長
「弱肉強食の意識が欠如、若い時こそ辛い体験を」
城 繁幸 「Joe's Labo」 代表
「正社員の既得権という構造的な問題にメスを」

【PART 1】追い込まれる若者たち
止まらない“派遣切り”、自力では未来が開けない
内定取り消しに戸惑う学生、満足な説明すらない企業も
月平均150時間の残業、極限の「名ばかり正社員」
大量採用世代座談会
 2年目で3分の1が退職、若手金融マンの現実
大学3年生座談会
 私たちは第2ロスジェネ? 安定志向は強いです。
採用担当者のホンネ
 「祭り化した就活に警戒感、採用コスト見直しも本格化」
就職氷河期世代が求めた新天地・中国でも失業急増

【PART 2】若者市場はどこに
買わない「未来の顧客」、日本企業はどう向き合う
自動車|置き去りにされた若者、トヨタ「世界一」の呪縛
ビール|ビール離れに危機感、キリンが次々新商品
海外旅行|減少続く20代の旅行、低価格で背中押す
米国ビジネススクールでも日本人学生のシェアは低下

【PART 3】若者「復権」!
成長する企業は若手社員を活かす
キーワード
 1 「道筋」をつける デジタルハーツ/ヴィレッジヴァンガード
 2 コミュニケーション 野村証券/ミクシィ
 3 プロを育成する 平成建設/CCC/ザインエレクトロニクス
若者が決める米国大統領、日本版オバマは生まれるか
英国とオランダに学ぶ、日本版ワッセナー合意を
自己責任でなく構造問題、若者にセーフティネットを

INTERVIEW
 山田昌弘 中央大学教授
 三田紀房 漫画家
 富野由悠季 アニメーション監督・小説家

海外の若者
(1)韓国 「88万ウォン世代」の悲哀
(2)フランス 若者5人に1人が失業、暴動再発必至
(3)中国 大卒150万人が未就職に
(4)インド 学業理由の自殺が5000人超

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年越し派遣村 示された連帯 次なるたたかいへ

入村者数 499人
宿泊者数 489人
ボランティア登録 昨日まででのべ1692人
相談件数 353件
生活保護申請予定 230人
カンパ総額 銀行振込分以外で2315万円

 今日、日々谷公園で開かれていた年越し派遣村の閉村がありました。上の数字は、その村に集った数です。ボクは、残念ながら風邪で寝込んだために参加することはできませんでしたが、ボランティアに行った友人の話では、若い人が多かったと、複雑な感想を言っていました。
 でも、ここには、反貧困の運動のひろがりのなかで、つくられてきた連帯の広がりが十二分に発揮されています。そして、この間ひろがった、「派遣切り」に抗するたたかいの広がりなど、運動が幾重にも重なって、まるで布を編むようなとりくみになったのです。

 しかし、ここには同時に、現在のbオクたちをとりまく実際の事態の厳しさも反映しています。それがどんなに違法で、また、あってはならないものであっても、「派遣切り」をはじめ、解雇や合理化はとどまることをしりません。若者の雇用情勢も極めて厳しいものがあります。
 年越し派遣村に集まった人たちの、生活再建もこれからが正念場です。今日は、厚生労働省行動があり、そして。湯浅誠村長、宇都宮健児名誉村長、関根書記長、棗弁護士からアピールと説明があったそうです。そこでは、次のようにのべられています。「派遣村は解散ではない。これから第二次派遣村がはじまる。みなさん1人1人の生活再建のたたかいがはじまる」。
 昨日、12日までの宿泊と食事の提供が決定したときの、湯浅さんの発言も紹介しておきます。
 「これからは、職を見つける人、生活保護を申請する人、みなさんそれぞれがひとりひとりの闘いをしていかねばなりません。ひどい仕事かどうかをできるだけ検討してください。そしてもちろん、根本的には、労働者をモノとして切り捨てる今の世の中のあり方を変えていくしかありません。今日このような回答が得られたことは、みなさんのご協力だけでなく、みなさんの存在じたいが世の中を動かしたことでもあります。私たちもこれから、今日の回答が守られるのかどうかをチェックし、みなさんといっしょにこの世の中を変えていければよいと思います。」

 そう、たたかいはこれからです。緊急の就労と住宅、生活保障の対策、そしてセイフティネットの再建と、派遣法の改正など雇用の安定をはかる施策の実現と、です。大企業と政治にその責任を果たすことを求めて、たたかいはこれからが山場です。

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2009/01/04

新年の新聞

 今年の新聞をパラパラと読む。ここ数年の新聞と違い、たしかに、現在の社会が生み出している歪みについての鋭い取材記事も少なくはない。社説にも危機感というようなものが漂う。
 しかし、期待していただけに、少し残念な気もしている。以下が社説のタイトル。

1/1
【朝日】混迷の中で考える―人間主役に大きな絵を
【読売】急変する世界 危機に欠かせぬ機動的対応、政治の態勢立て直しを
【毎日】09年、チェンジ 日本版「緑のニューディール」を 環境の先導で成長を図れ
【日経】危機と政府(1)賢く時に大胆に、でも基本は市場信ぜよ
【産経】
【東京】年のはじめに考える 人間社会を再構築しよう
【北海道】選択の時 経済危機の中で 人を粗末にしない社会に
【中国】元気の芽 豊かな土壌どう生かす
【沖縄】[琉球・沖縄400年]希望のありかを探ろう

1/3
【朝日】不況と保護主義―過ちの歴史を繰り返すな/職業訓練―人材立国のために充実を
【読売】急変する世界 カギ握る米国経済の再生、深刻な世界同時不況の中で
【毎日】09年チェンジ 衆院選の年 いよいよ国民の出番が来た
【日経】危機と政府(2)金融蘇生を急ぎ規制と監視の再構築を
【産経】アフガン問題 リスク担う国際協力を 払拭したい軍事アレルギー
【東京】年のはじめに考える 曲がり角の学校選択制
【北海道】選択の時 拡大する貧困 雇用と暮らしを守りたい
【中国】住民が主役 汗かいてこそ進む自治
【沖縄】[政局展望]「政治再生」の時がきた

1/4
【朝日】温暖化防止―「緑の日本」担える政治を/世界天文年―さらにガリレオの先へ
【読売】急変する世界 国際秩序安定をどう図るか、米新政権が背負う重い課題
【毎日】09年チェンジ オバマ政権 のびやかな日米関係に 近現代史の知識を広げよう
【日経】危機と政府(3)バラマキ政策はやめ、地域資源生かせ
【産経】経済財政運営 「禍を福となす」戦略を
【東京】年のはじめに考える 歴史的選挙に備えたい
【北海道】選択の時 岐路の政治 有権者こそ変革の担い手
【中国】結び直し 「場」でつながる安心感
【沖縄】[経済展望]危機に勝機を見いだせ

 どの社説も今年は大きな変革の年であることを予感させている。
 が、変革のためには、いまの政治や経済、社会の歪みの根幹にどんな問題があるのかを、明らかにする。しかし、大手メディアにはそこながい。だから、では、歪みをただして、どんな社会をつくることが大事なのかというビジョンがない。あっても、きわめて抽象的だったりするだ。
 金融危機に端をはっした経済危機対して、あえて保護主義におちいたないことを強調する主張に、どんな解決策があるのだろうか。ここで、日米同盟の強化を主張することに、どんな未来があるのか。
 危機は共有できたのか(その国民にとっての深刻さについての認識が共有されているとは思えないところもあるけれども)、もしそうならば、でももう1歩前にすすめるための緻密な議論が求められるのだろうなあ。

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悼む人

9784163276403_2 09年1冊目は、この本。天童荒太の久しぶりの長編。たしかに、うまいし、本を読みながら、泣き虫のボクは、何度も泣いた。でも、文学の素養のないボクには、どうしても理解できないというか、心のわだかまりというものが残ったことも事実。
 この本には、オフィシャルなHPがある。あらすじなどはそこにみてほしい。そして、そこを読むと、この小説は、アメリカによるアフガニスタンへの報復を契機につくられたことがわかる。たしかに、死者、被害者への想像力の欠如が、この世界の困難をつくりだしているのだろうと思う。だから、ぎりぎりまで、その世界の現実を、そぎ落としながら、その本質を問おうとした作者の姿勢もわかるし、動機も理解できる。その意味では、ある意味での社会性のある、すぐれた作品であるということもいえそうだ。

 でも、なぜわだかまりをもつのだろうか。もちろん、主人公の「悼む」という行為は、人間的な葛藤のうえに、いろいろな曲折をへておこなわれているのだけれど、でも、でもだ、ボクにみたいな、そんなに単純に、他人や、そして自分を、理解したり、信頼したりすることのできない、弱く、汚い人間にとっては、その経緯はどうしても理解しがたいのだ。というか、そんな姿は、あまりにも自分の弱さとかけ離れてしまっている…。
 だから、登場人物の葛藤の中身もどうしても気になる。どうして、その救いは親子関係など、きわめて限られた人間関係のなかに「封じ」こまれるのだろうかと。90年代の一時期、AC(アダルトチルドレン)という言葉が、はやったけれども、心の傷の契機は、親子関係あったとしても、現実のいきづらさは、現実の社会のなかでの関係のなかで形成されているのだから、ここにも違和感を覚えてしまう。

 もちろん、小説は、世界でおこっていることすべてを問うわけではないし、そのことが必要だとは思わない。けれども、この本を読んだ人が、でもこの世界の死というものにどう向き合っていくのか。それはたしかに、読者次第だろうけれど。
 だからこそ、ボクの感じるACの臭いなどの違和感は、もしかしたら、斎藤美奈子が、「朝日」で書いていたみたいに、「スピリチュアル」と紙一重ということなのかもしれない。そんな、単純に、判断を下すことができない、現代社会の一断面を問いかけた小説であるということなのだろうか。

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2009/01/03

少しは楽に

 発熱のため、今日は午前中は睡眠。それから家事と、読書でのんびりと過ごす。ほんとうは、つめた勉強を今年の正月はするつもりだったのですがね。残念ながら、それはパスということに。
 今日は、だいぶ楽にはなりましたが、まだ夜になると少し熱が出るようです。薬を飲んで、今日も静かに…。

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2009/01/02

あれれ 発熱…

 今日は、朝から喉が痛いと思ったら、結局、38.1℃まで上がったしだい。でもねえ、二男は冷たいこと。朝も食べずに、ボクが起きているのを待っているし、夕食も準備をまつ。買い物もしてくれないしね。

 昼は、少し掃除をしたり、家のLANの修復をしたりしたけれども、熱は下がらず。そんなわけで、今日は書きたいことがあるんだけれども、今日はもう寝ますね。さすがにしんどいなあ。

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2009/01/01

あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。といっても、正直、実感がわきませんね。今年は、受験の二男につきあって、2人で、自宅でぼーっとしています。二男も帰省を拒否しながら、ぼーっとしています(苦笑)。

 今日は、本を読んだり、家事をして、すごした一日。のんびりするのもいいものですよね。
 
 さて、今日の新聞は「陰るハリウッド」という記事がのっていた。1つのテーマは、ハリウッドでは映画製作の巨額の資金が必要な仕組みになり、その資金は証券化されりようになり、そして今回の金融危機で、行き詰まったというわけである。たしかに、ハリウッドでの作品は、本数も減ってるようにも思えるし、ここのところどうも話題作が少なくなって、スクリーン数が増えた日本の映画館も困っているという話も聞いたことがある。そんななかで、新宿武蔵野館では、もう50年も前の「蟹工船」が上映されたりする。

 さて、その映画の危機は、アメリカだけの話ではない。日本でも、経済危機の影響は、映画産業を直撃しているという。ある独立系の映画会社も、社員をリストラし、映画制作部門を縮小し、パチンコ機の映像処理などで会社を維持しているという噂もある。
 スポーツなども縮小している。

 豊かな日本であったはずなのに。しっかりした文化を維持できないというのはなぜなのだろうか。日本で富はつくられなくなったのだろうか。では、数カ月前までの、日本の「豊かさ」なるものの正体はなんだったのだろうか。それでも、あるとされていた大企業の「儲け」なるものはどこにいったのだろうか。

 そろそろ、こうした問題になっとくした議論をしなければいけないと思うのだが。

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