不屈の精神で…「沈まぬ太陽」ついに映画化
この本がベストセラーになってずいぶんたつけれど、やっと映画化がすすみはじめたようです。
不屈の精神で…「沈まぬ太陽」ついに映画化(スポーツニッポン)山崎豊子さん原作で、1985年の日航機墜落事故を取り上げた「沈まぬ太陽」が渡辺謙(49)主演で初めて映画化される。実在の人物や企業のイメージを大きく傷つける可能性があるため、これまで「映像化は不可能」とされてきた。若松節朗監督のメガホンで、製作費20億円、上映時間3時間を超える超大作となる。来年秋公開予定。
「沈まぬ太陽」は航空会社の組織の腐敗を描いた小説。労働組合の委員長を務めたため、世界各地の職場をたらい回しにされる社員が主人公だ。
…「映像化なしでは死ねない」と話していたという山崎さんは、製作サイドに(1)主人公の不条理(2)遺族の切なさ(3)大企業のあり方――の表現を要請。若松監督も「人間ドラマを描くとともに、企業の人間性の回復を警鐘したい」とする。山崎作品の映画化は76年の「不毛地帯」以来。…
主演の渡辺謙は、うんそうだろうなという感じ。監督が若松節朗。若松氏は、映画では「ホワイトアウト」、テレビでは「救急救命24時」で有名。わりあいと社会派のものもつくっている。これまで、とにかく山崎豊子の映画は山本薩夫がほとんどとっているわけで、はたして若松監督は、どれだけスケールの大きさを出すことができるだろうか。これだけ、労働組合のあり方が、問われている時代である。期待と不安をもって来年を待つという話題。
« 空幕長論文はこうして発表された | トップページ | 世界人権宣言60年 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 自民党総裁選への「現職」不出馬、菅義偉・前首相に続き2代連続…鈴木善幸氏や海部俊樹氏の例も(2024.08.14)
- 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」(2024.07.28)
- 「奥能登に生きる〜2つの過疎の町と震災〜」(2024.07.21)
コメント