対米関係「良い」最低の34%…読売・ギャラップ調査
今年最後の仕事もピークも何とか超えたようです。本当に忙しい1年だったなあと思います。まずは、風邪を治して、まだまだ年内がんばらなければなりません。さて、今日、読売新聞には、興味深い世論調査の結果が掲載されていました。
対米関係「良い」最低の34%…読売・ギャラップ調査(読売新聞)読売新聞社と米ギャラップ社が11月中旬に実施した日米共同世論調査によると、現在の日米関係を良いと思う人は、日本では34%(昨年39%)に低下し、2000年以降で最低となった。
米国では「良い」が53%(同46%)に上昇し、日米双方の意識変化にずれがあることが明らかになった。
互いの国を信頼しているかどうかでも、日本で「米国を信頼している」は32%(同34%)に減り、米国で「日本を信頼している」は67%(同61%)に増えた。
…今回の金融危機については83%が「米国経済への信頼は低下した」と答え、米国への信頼度を引き下げる要因となったようだ。
オバマ次期政権下での日米関係については、「良くなっていく」28%、「悪くなっていく」11%、「変わらない」51%だった。米国では「良くなっていく」50%が「悪くなっていく」12%を大きく上回った。…
漠然と、2つの点で感想をもった。1つは、日本国民のあいだのアメリカ離れの広がりは、大いに注目するべきだという点。イラク戦争などをめぐる問題なども1つの契機になっているのだと思うけれど、今回は、とくにアメリカ発の経済危機をうけて、いまのようなアメリカ追随の政治でいいのかという思いが増えているのではないかと思う。それは大事なことでもある。
もう1つは、ではどんな世界を日本の人たちはのぞんでいるのかという点。調査にあるわけではないけれど、先日の内閣府?の調査だったっけ、韓国や中国への親近感の低下を考えたと、その世界が十分描ききれていないのではないかという感じがする。アメリカから政治的にも経済的にも自立していくためには、やはり東アジアの共同を一歩一歩すすめていくしかない。しかし、まだまだ日本の意識がそちらのほうには向かってはいかない。
世論調査の結果は、どう見ても、”孤立”の道を選びかねない面がある。ここはよく考えなければ行けない。
もちろん、それはメディアの責任が大だし、国民の前に、そういった日本の外交のヴィジョンが十分に示されていないことがその要因だと思う。もっと、議論をすすめなくてはいけない。
そういう意味でも、日本はいま岐路にある。
本当にがんばりどころにボクらはいる。
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