第3回「九条の会」全国交流集会
今日は、一日、九条の会の全国交流集会に行ってきた。総選挙の日程が流動的でいったいどうなるのか心配されたけど、今日は1000人近くが参加して、大盛況でした。
午前中の全体集会は、大江さん、奥平さん、沢地さん、鶴見さんが発言。そして、JCVの谷山さんがアフガニスタンの問題で報告し、そのあと、6つの地域・分野9条の会からの発言がありました。おどろいたのは北海道の経営者の方たちがつくっている会の活動です。そのほか、東北には、自治体の首長経験者たちの9条の会というものもありました。
政治的立場をこえて、広がっていると言える9条の会ですけれど、もちろん背景には、アメリカに追随して戦争をする国づくりの動向への危機意識があるのだと思いますが、同時に、この個人の思いを積みかさねることによってすすめている、9条の会の運動の独自性というものあるのでしょうね。日本の平和意識の根底を形成してきたとも言える、日本特有の、「厳しい」戦争体験というものを、いまあらためて発掘・記録しようという最近の運動の形態も注目されるようにも思えます。
午後からは、分科会・分散会。地域の会の活動を聞こうかなと思っていたのですが、結局、青年・学生の分科会に参加しました。昨年の「Peace Night 9」以後も、首都圏では、学生の9条の会は、いろいろな前進があるようです。地域の青年9条の会を含め、自分の言葉で自分の平和への思いを語り合う、そして、自分たちの手で、それをいろいろな形で表現する、まさに若者の顔の見える活動というもの、その活動の豊かさもあわせて、いろいろ驚かされました。すごいですよね、若者たちは。
なかなか、平和運動に参加できなかった若者たちが、たとえばネルソンさんや高遠さんの講演を契機に大きくかわる。そこにも、体験を語る「言葉」というものがあるのでしょう。そんな若者は発したり、受け取ったりする「言葉」というものにちょっと注目したいと思いました。
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