世界金融危機
小室哲哉が逮捕された。バブルの時代の文化を象徴した人物でもあるのだろうけれど。ボク個人としては、そんなに嫌いではなかったけれどね、彼の曲は。よくカラオケでも受かったよねえ。その劇的な転落は、時代のどんな姿を映しだしていると言えるのだろうか。
さて、この本は、現在のアメリカ発の経済危機について論じる。
ボクは、いまの経済危機というものは、アメリカの問題、ヨーロッパの現状、そして日本とアジアが固有にかかえるものそれぞれをよく見つめるべきだと思っている。
この本は、そのアメリカの問題を論じている。たしかにアメリカを覆った投機経済というものが、どのようにアメリカ経済を歪めるようになったのかはよくわかるし、面白い本だとは思う。ただ、さすがアジテーター金子の手によるものだけに、何かしらあおられているという感じで、どうも読後感はよいとは言えないが。圧倒的に投機経済かしたアメリカだが、農業なども含め相対的に優位をもつ産業もアメリカにはある。そういうアメリカの力のなかで、投機経済が支配するようになったアメリカの経済の危機の正確を、しっかりつかみたいものなのだけれど。
さんざん、危機をあおったうえで、今後はわからないと言っているところがなんとも。
日本の経済の問題は、そんなにたくさん論じられているわけではないけれど、少なくとも、アメリカのように基軸通貨としての特権をもたない日本は、アメリカ型の経済をすすんだことがいまの危機をつくりだし、日本の将来を暗くしている。それは同感。ここには、1つは、アメリカのもとで、長期のあいだにつくられた依存経済という構造と、2つに、構造改革の名ですすめられた、よりいっそうの依存化と金融化という2重の問題があるのではないのだろうか。などなど、あまり知識のないなかで、もっと学ぼうという刺激をうけたブックレットだった。
« 25年度、消費税6%上げ 国民会議が最終報告 | トップページ | 一日の終わりに(苦笑) »
「読書」カテゴリの記事
「政治」カテゴリの記事
- 「われ過てり 生きろ〜劇作家・精神科医 胡桃澤伸」(2026.08.18)
- 「白い旗」などなど(2026.08.17)
- NHKスペシャルで、「少女たちの戦争 時を超える学級日誌」、ETV特集は「戦争の時代と東京大学 〜平賀譲から南原繁へ〜」(2026.08.16)
- 「手塚治虫の戦争」(2026.08.14)
- VIVANTを見てみた(2026.08.12)
「経済」カテゴリの記事
- 2年間の消費税食料品1%が(2026.08.07)
- 今日は北の国に移動(2026.08.05)
- 自民党が社会保障教育を推進する新議連(2026.08.01)
- テック・クーデター(2026.07.29)
- 教科研の青年期部会、「母が生きた街〜沖縄・照屋のおんなたち〜」(2026.07.24)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 世界金融危機:
» 琉球人は日本列島の先住民族 [ようこそイサオプロダクトワールドへisao-pw]
◆国連「琉球民族は先住民」◆画像はクリックで拡大します。◆人権委員会勧告と日本列 [続きを読む]


コメント