自衛隊イラク派兵違憲判決に学ぶ
今日は、人に会いに明治大学で開かれた表題の講演会に行って来た。この裁判で証人として証言した山田朗さんと、弁護団の事務局長の川口創さんが話した。
山田さんの話は、自衛隊の装備やイラクでどんな役割をになっていたのかという問題を、軍事の専門家らしく、紹介。今日は30分だったんので、後日、たっぷりした講演を聞きにいく予定。
川口さんは、まだ30代半ばの若い弁護士。なかなか厳しいことを言う、憲法を守るためにこの訴訟をしたのではなく、憲法は使うものだと。判決が、イラク派兵が、9条の1項違反と裁いたのは、すなわり日本が戦争(武力行使)をしているということだと。たしかにそうだけれど、ここがかならずしも受けとめられているわけではない。さらに、判決がなぜ、そう判断したのか。イラクで何がおこっているのかについて判決が何を認定したのかについて、ていねいに解説する。ファルージャ掃討作戦の実態、バグダッドへの空輸で米兵を輸送する時期は、アメリカ増派の時期であり、その後、バグダッドへの空爆が強化され、市民の死者が増え、難民が増大する。このことをもって、イラクが戦争状態にあり、バグダッドが戦闘地域と認定した。
政府の解釈のうえにたっても、違法・違憲であること、そして平和的生存権の具体的権利性も認めたこの判決。改めて読み直しても、画期的に重要な判決であることが確認できる。
川口さんの話は、かなり辛辣だが、自らの問題として受けとめた怒りに満ちた内容で、なかなかのものだった。いまだ、同じ状態にイラクがあり、いまだ日本の自衛隊はイラクにいる。そのことについて、とても考えさせられた学習会だった。
会場で、とある人と、ちょっと企画の相談。仕事が少しすすんだ。
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