「NNNドキュメント 日雇いハケン」と「報道発 ドキュメンタリ宣言 金嬉老事件の真相」
NNNドキュメント08の「日雇いハケン」を見ました。子どもを乳児院にあずけて、派遣で働く夫婦の話は切なかったですね。でも、困難な実態の告発だけにとどまらず、メインでとりあげられていた前田奈津恵さんが、組合に入って、たたかっていくところまで追いかけていたのは、救われる気がします。某青年団体のTさんやKさんも映っていましたね(笑い)。
今日は、夜、早く帰ってきたので、はじめて「報道発 ドキュメンタリ宣言」を見た。今日、とりあげていたのは、金嬉老事件。ボクの子どものころの事件で、ボクも子どものころは、「ライフル魔」と覚えてきたけれど、大人になってから、彼が、在日の差別について強い告発をしていたことを知った、そんな事件。本人も含め、現在の関係者にも取材をしていて、それなりに事件を紹介している。とくに本人と母親のかかわりを丁寧に描く中で、事件の背景を一つの面をつかまえようとしているのは、共感はできる、
ただ、いかにもお手軽につくったという感じ。バラエティやドラマではお金がかかるので、お金をかけずにこんな番組をつくったという印象をもってしまう。テーマは思いテーマなのに、在日の歴史を追うのでもなく、当時のメディアや日本社会の問題を掘り下げるのでもなく、もう1つ深みにかける内容で、少しがっかりしたのも正直な感想。
もちろんGTの時間帯に、ドキュメントをやるのは、歓迎したいことだ。しかし、内容をともなった(時間もカネもかけた)ものをつくってほしい。来春の番組改編では、ニュースの枠も拡充されるという。
テレビの報道というものが、かなり問われているという感じがする。
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