« 政治の大義ということ | トップページ | 麻生さんのバー通いをめぐって »

2008/10/22

学校選択制:都内28市区、入学率に格差 男女比にも偏り

 今日の毎日新聞は、1面で大きく報じた。

学校選択制:都内28市区、入学率に格差 男女比にも偏り(毎日新聞)

 学区外の小中学校にも通える学校選択制度を巡り、毎日新聞が東京都内28市区の教育委員会を調査したところ、今春の各校の入学率(校区内で住民登録している就学者数に対する入学者数の割合)に、8・1~326・7%と大きな格差があることが分かった。人気校と不人気校の固定化が進み、区部では新入生が1けたの学校が7校、10人以上20人未満が23校ある。男女の希望者数も偏り、男子が3割未満の中学も出ている。…

 この問題は、実は大きな行き詰まりを見せている。10月11日の東京新聞には次のような記事があった。

どうなる学校 選択制『廃止』『縮小』の動き(東京新聞)

 「保護者の意向に配慮し通学区域の弾力化を」との文部科学省の音頭取りで、公立小中学校の学校選択制は広がっている。だが、ここにきて「廃止」や「縮小」などを決める自治体が出始めた。制度見直しの背景を探った。 
 前橋市教委は先月、市内のほぼ全地域から自由に希望校を選択できる学校選択制を、二〇一一年度から廃止することを決めた。
 同市は〇四年度に同制度を導入した。今年の入学者のうち指定校以外への入学者は小学校7%、中学校9・7%。指定校以外への入学は導入初年度の〇四年度に比べ、小学校で一・七倍、中学校で三倍に増加しているなかでの廃止だ。
 〇二年度から導入し、本年度は小学校で約22%、中学校で37%が指定校以外に進学した東京都江東区も来年度から、小学校について原則区内全域から「原則徒歩圏内」に縮小する。…

 実は、私の住む行政区も、小1、中1に入学時は選択制になっている。選択→競争→学校統廃合という図式になっている。
 ただ、問題はなかなか難しい。学校統廃合に比べて、選択制そのものは、反対ということでなかなか世論の一致ができないからだ。そこで、当時、ボクも、地域で先生たちと話をするとき、「学校を選ぶのは親の自然な感情でしょう。親の権利だと言っていい。まずそこを認めた上で、親の権利っていうものが、どういうものか。子どもにとって大切にしなければならないこと、親が、ほんとうにのぞんでいることを考えなくてはいけない」と、ややこしい議論をしたわけですが、あまり、理解してもらえませんでした(笑い)。
 でも、学校選択制にさいしては、親の権利ってものの内実がどういうものか、その権利の実現という角度から、論理立てなければいけないというのはたしかだとは思うのですけれど。実際に、やってみてこれだけ問題が客観的に明らかになっているのだから、目から鱗の議論を期待したいものでもあるのだけれど。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« 政治の大義ということ | トップページ | 麻生さんのバー通いをめぐって »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/42874874

この記事へのトラックバック一覧です: 学校選択制:都内28市区、入学率に格差 男女比にも偏り:

« 政治の大義ということ | トップページ | 麻生さんのバー通いをめぐって »