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2008/10/06

貧困社会ニッポンの教育 奨学金を考える

20081005 結局、リアルタイムで見ることはできずに、録画して今日、この番組を見た。
 胸がつまった。いまの日本は、いったいどうなってしまったのだろうか? と。

 経済的な困難をかかえながら、奨学金とアルバイトで、必至に学生生活をおくる学生。故郷の長崎までの帰省は、なんと青春18切符で普通電車で…。
 就職して病気になったため、大学院時代にうけた奨学金の返済に困難が生じている30代の若者。働きはじめて、病気の母親と妹との生活を支える若者の暮らしは、生活保護以下。そこに、奨学金の返済がのしかかる。

 かつて日本は、学費が安い時代があった。そんななかでも、教育の機会を平等にうけれるために、奨学金がつくられた。その奨学金は、いまやローンとかし、激しい取り立てがおこなわれる。

 結局、教育を権利としては認めない、あくまで受益者負担、個人の責任ということを主張する政治が変わらないと、どうしようもないとつくずく痛感した。とてもいい番組だったと思う。

 でも、だれが、そんな日本の高学費をつくりだしたのか。だれが奨学金をローンに変質させたのか。そうした政治をつくりだしたことの大元には何があるのか? 残念ながら番組は、そこを問いかけることはない。
 もちろん、それはたぶん番組の仕事ではなく、ボクらの仕事だと思う。そんな責任を担っていることを自覚しながら、仕事に向き合わなければいけないということも、つくずく思った。

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