« 若者の半数が違法労働を経験 76%泣き寝入り | トップページ | 社会保障に不満75% 年金最多、内閣府調査 »

2008/09/03

今日は対談の一日

 新学期がはじまって、朝5時半に起きて、子どもの弁当をつくる。いよいよ日常が戻ってきた。まだ、身体がなれないこともあって、絶不調。胃腸の具合が悪い。

 さて、少し遅れて職場に行って、午前中は会議。まあ、職場もいよいよ選挙モード。臨時国会の冒頭で解散があれば、10月中の選挙となる。補正審議に入れば、11月か12月ということか。でも、冒頭解散の可能性もまったく否定できない。なにしろ、すでにメディアは自民党がジャックしているではないか。麻生さん、小池さんの対立を軸に、石原さんなどどこまで登場するのかなあ。
 一時期、「上げ潮派」対「増税派」の対立という図式が言われてきたけれど、いまはもう単純化して、「財政出動積極派」対「慎重派」という図式かなあ。前者の対立は、「構造改革」内のあらそいみたいな側面もあったけれど、いまは、「構造改革」そのままでは、なかなか自民党の未来が描けない苦悩が垣間見える。同時に、ここにきて、「構造改革至上主義」とも言える議論が、結構強い主張されるのも、自民党の苦悩がよく出ている感じがする。つまり、大企業の利益を軸にするという政治の枠組みのなかにいるかぎり、そうなるということなのだとつくずく思う。

 でも、月刊誌をつくる人間からすれば、10月選挙などになると、十分なカーブを切りきれない。困ったもの。11月の企画も立てづらい。思い悩む日がはじまる。

 今日は、午後から「対談」の仕事。貧困にかかわる研究者と、政策にかかわる方の話を聞いた。現場にも精通した方だけに、断定的に物事を考えるのではなく、つねに「なぜ」ということを問いかけながら、物事を考えている姿勢に、頭がさがった。「ふにおちない」といった、ボクの思いにも、わりあいと正面からこたえてくれた。

 今日、虐待に関する1つの裁判の判決があった。ボクが住む地域の事件である。

育児放棄で母親に懲役6年=置き去り2歳児餓死-さいたま地裁(時事通信)

 埼玉県三郷市の祖父母宅に2歳の次男を置き去りにし、餓死させたなどとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた母親の無職島村恵美被告(30)の判決公判が3日、さいたま地裁で開かれ、中谷雄二郎裁判長は懲役6年(求刑懲役8年)を言い渡した。
 中谷裁判長は「親としての自覚や愛情はもちろん人間性にも疑問を感じさせる、あまりにも冷酷で非人道的な犯行」と指摘。動機については、検察側が「交際相手と同居生活を送るため」としていたが、裁判長は「自分の時間が欲しいとの思いから育児放棄した」とした。…

 判決の報道をみるかぎり事件の背景にはふれられない。もちろん、この母親の行為が許されるとは思えない。なぜ、救えなかったのか――そう考えても、これらの報道からは解決の道筋は全然見えてこない。

 ただ、こんな記事が数日前にあった。はたしてどう感じるだろうか。

三郷幼児放置死事件 男児なお『ママ悪くない』 (中日新聞)  「ママは悪くない。僕がご飯を自分だけ食べて、弟や妹にあげなかったから。僕が本当に全部悪い」  先月二十日、さいたま地裁。埼玉県三郷市の豪邸で三月、二歳の男児が餓死しているのが見つかり、保護責任者遺棄致死傷罪で起訴された島村恵美被告(30)の初公判で、検察官が双子の弟妹とともに十一日間置き去りにされた長男(6つ)の調書を読み上げた。… 続きを読む "今日は対談の一日"
Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを
 小学校に上がる直前に出て行った母なのに、そこに恨みの言葉はなかった。能面のようだった島村被告が肩を震わせて泣いた。  豪邸の中は「ごみ屋敷」だった。室内に残飯やおむつが散乱。男児の双子の妹も脱水症状で入院した。  検察官「自分だけ風呂に入り、かわいそうと思わなかったのか。子供がどうなるか想像しなかったのか」  島村被告「しなかった」  島村被告は中学生の時に両親が離婚、不在がちな母親に代わり十歳近く離れた二人の弟の面倒を見た。二十二歳で結婚。不妊治療の末に長男を授かり、親族は喜んだ。だが間もなく離婚。二〇〇五年十二月、一緒に暮らすようになった別の男性との間に男と女の双子を産んだ。親族との関係は冷え込み、長男の運動会には誰も来なかった。  双子の育児は大変だった。一人が泣きやめばもう一人が泣く。単身赴任した男性の帰宅は年に数回。祖母も母親も資金援助だけで育児を手伝ってはくれなかった。会社経営者の祖母には「ちゃんと子育てしろ」と厳しくされ、母親からは「仕事で朝が早い」と突き放された。自分の時間が欲しかった。  弁護人「祖母から『子供を見ているから遊んできなよ』と言われたことは」  島村被告「なかった」  一月ごろから子供を放置して居酒屋に入り浸り、また別の男性と交際。三月三日、長男に「ママはもう居なくなるから」と言い残し、自宅近くのマンションでこの男性と暮らし始めた。長男は寂しさと不安から一日三十回も電話をかけてくることがあった。  九日後、長男の「弟が起きない」との電話で自宅に戻った。玄関で声を掛けたが、動かない次男を見て不安になり、引き返した。その二日後、今度は「弟が血を吐いている」との電話。「体を揺さぶって起こせ。人工呼吸しろ」と長男に伝えたが、手遅れだった。「ママも悪いけど、おまえも悪い。自分一人でご飯を食ってんじゃない」。激高し長男を平手でたたいた。  「ママのシチューとカレーが大好き。ママが帰ってこなくて寂しかった」。保護された長男はそう話したという。  「長男は今もあなたをかばっている。どう思うんですか」。法廷で検察官に問いただされた島村被告は、泣くしかなかった。  長男と長女は今、施設で暮らしている。  検察側は懲役八年を求刑。判決は三日に言い渡される。

|

« 若者の半数が違法労働を経験 76%泣き寝入り | トップページ | 社会保障に不満75% 年金最多、内閣府調査 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/42372537

この記事へのトラックバック一覧です: 今日は対談の一日:

« 若者の半数が違法労働を経験 76%泣き寝入り | トップページ | 社会保障に不満75% 年金最多、内閣府調査 »