はてしない特権意識ということなのだろうか
小泉元首相が政界を引退なんていうニュースが流れています。うーん。自民党政治の崩壊の過程、政治の世界はいろいろおこるようですが。
こういう激動の時代。その政治のあらわになる矛盾をとりつくろうどころが、よりその本質を示していくような事実があきらかになるものなのでしょうか。
さて、麻生さんは、これまでも「創氏改名は、朝鮮人の人たちが『名字をくれ』と言ったのが始まり」(二〇〇三年五月三十一日、東京大学での講演)という発言などで、物議をよびおこしていますよね。総裁選中も、野中さんが命をはって麻生氏とたたかうと言っていましたが、その背景について、阪口徳雄弁護士が、麻生氏が「最も恥ずべき総理」であるとして、魚住昭氏の著書「野中広務 差別と権力」の一部を紹介しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/abc5def6/56913387.html
なんという支配者意識というか、特権意識でしょうか。
かつて、憲法学者の浦部先生だったと思いますが、自民党の憲法改正案にある為政者の憲法意識について、自分たちがこの社会を支配しているのだという特権意識がある、そのことが立憲主義を否定する憲法草案に出ているという趣旨のことを書いていたのを何となく思い出しました。
麻生さんで言えば、3年前の朝鮮日報に次のような記事があります。
韓国政府、麻生炭鉱に強制連行があったか日本に関連資料要求政府は29日、韓日遺骨調査協議会の第3回目の会議で麻生太郞外相が家業として引き継いできた麻生炭鉱の強制連行実態に関する資料を要求した。
麻生炭鉱は、相次ぐ暴言により物議をかもしている麻生外相の父、麻生太賀吉元衆議院議員が日本植民地時代に運営していた。
政府当局者は「日本植民地時代、日本企業が韓国人を徴用し、死亡者も多かったと推定されているが、日本政府の調査結果は期待にそぐわないもの」と伝えた。
また、「麻生炭鉱についても既に調査を要求しているが、日本側はまったく情報を提供しない」とし、「麻生炭鉱は福岡で最も多くの韓国人を徴用した企業として知られていることから、調査をすべき」と主張した。
日本側はこのような要求に対し、「調査してみる」と答えただけで、明確な返答をしていないとされている。日本人学者と法律家など専門家で構成された「在日本朝鮮人強制連行真相調査団」の調査結果によると、麻生鉱業の徴用者数は1万623人におよぶ。日本の作家の林えいだい氏らが執筆した『清算されていない昭和』という本では麻生鉱業の低賃金や作業環境の劣悪さが紹介されている。
別に、2世だから、3世だからと言って、その人間性を否定したりしようとは思わないが、少なくともこういう問題には誠実に返答をすべきだと思うのだが。
ただ、これらの特権意識というのは麻生さんに限ったことではないでしょうね。民主党のある部分の人にも同じことが言えるもかもしれません。ほんとうの庶民の目線に立った政治にどれだけ近づくことができるのか、そのことが総選挙で問われているのでしょうね。
次のニュースも、この庶民の目線でない政治をあらわしているように思います。
米原子力空母、初の配備 抗議の中、横須賀入港(東京新聞)米海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン(GW)」が25日午前、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に入港した。同基地への空母配備は1973年の「ミッドウェー」から4隻目で、原子力空母は初めて。政府は、日本の防衛と周辺地域の安定に欠かせないとして受け入れを決めたが、安全対策に日本側の規制が及ばない現状から、地元では原子力災害への不安が根強く、市民団体などが配備に抗議した。…
なぜ、海外で戦争するための要塞のような原子力空母が、横須賀に必要なのか? 事故はあいついでいるのに、きちんとした情報公開はされない、安全は大丈夫なのか。そんな疑問に何もこたえずに、麻生さんは”日米同盟にとって、のぞましいこと”だと言っているようです。こまったものです。
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