« ある意味歴史に残る?所信表明 | トップページ | 暗中模索? »

2008/09/30

南米の息吹が――エクアドル新憲法承認

 南米のエクアドルで、新憲法が承認されました。
 一般の新聞だと、反米ということが強調され、なかなかその内容がよくわかりません。たしかに、この地域は、反米という流れは顕著で、最近のグルジアへのロシアの武力行使についても、反米が全面で出て支持するという国も存在します。が、この地域で起こっていることをよく見ると、たんに”反米”ということだけではない、深い、新しい国づくりがすすめられているようです。

エクアドル新憲法承認 変革望んだ国民 大企業優先を拒否(しんぶん赤旗)

 二十八日にエクアドルで行われた国民投票で圧倒的多数の国民が新憲法案を承認したことは、国民の多くが大企業や銀行の利益を最優先する新自由主義路線の復活を拒否し、コレア政権による国民本位の変革のいっそうの前進を望んでいることを示しました。
 エクアドルでは一九九〇年代、国際通貨基金(IMF)からの融資条件として、新自由主義の構造調整政策が押し付けられました。この政策を制度化したのが一九九八年改定の現行憲法でした。
 現行憲法下で、公共サービスの民営化、公務員の大量解雇、公共料金値上げ、税金による銀行救済、金融自由化、不安定雇用の拡大など、国民犠牲の政策が相次ぎました。
 新憲法案は、九八年憲法とは対照的に、経済体制を「社会的、連帯的」とし、市場に対する国の管理を強化。無償の教育や医療、不安定雇用の禁止など新自由主義路線を転換する内容です。コレア大統領は「過去への後戻りか、新自由主義を葬るのか。争点は二つの発展モデルの選択だ」と訴えました。…

 国による市場管理の強化、不安定雇用の原則禁止、無償の教育や医療の実現、外国軍基地の設置禁止などが主な内容です。ボクが注目しているのは、外国軍基地の撤去とともに、子どもをもつ家庭への分厚い援助をすすめようとしていることです。新自由主義の政策のもとで、広がった格差と貧困への、根本的な治療をすすめようとしているわけです。これも南米共通の動向と言えるでしょう。

 南米では、未来への模索として「社会主義」という言葉がよく語られます。それはソ連型ではない、議会を通じたものでもあります。世界が、投機経済の破綻で揺れるいま、それとは違う新しい国づくりをめざす、これらの国々の動きには、大いに注目したいと思います。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« ある意味歴史に残る?所信表明 | トップページ | 暗中模索? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/42647046

この記事へのトラックバック一覧です: 南米の息吹が――エクアドル新憲法承認:

« ある意味歴史に残る?所信表明 | トップページ | 暗中模索? »