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2008/09/15

働くことの心理学 若者の自分さがしといらだち

32110434 若者といろいろ話していたりして、若者問題について仕事で扱ったりして、もう少し、多面的に若者に接近する必要があるという思いを、常々感じている。心の中にわけいるというか、もちろんそれは心理主義にならないといううえでのことだけれど。

  若者は、楽しく働きたい、やりがいのある仕事に就きたいと願います。そんな働くことに前向きな若者の前には、長時間労働、成果主義、低賃金、非正規という現実があります。わかりにくい上司のいる職場など、きびしい人間関係も存在します。
 もともと、20代ごろは、大人になっていく過程とも言える時期です。働くことについて、選びきれない仕事、それは達成感のない自分さがしのようでもあります。でも、そんな若者の模索を誰も支援はしてくれません、むしろ不安定な状態のうえで曖昧な不安がひろがります。
 正直、心理学の素養がない私にとっては、全部、消化できたわけではなりません、しかし、若者の気持ちと労働の実態に鋭く切りこんだ一冊は、問題意識を大きく刺激してくれたようです。

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» 本が発売されました [こころ模様]
働くことの心理学 ミネルヴァ書房からは、『希望の心理学』に続いて2冊目の本になります。 今回は、7人の研究仲間といっしょに書きました。 第I部 労働の実態と労働者の意識  第1章 日本の社会状況・労働実態・労働者の意識(荒尾貞一)  第2章 職場における労働問題(都筑学) 第II部 働くことを通して青年が獲得する力  第3章 青年期から成人期にかけて働くことを通じて形成される力(白井利明)  第4章 若者の自分さがしと職業(村澤和多里)  第5章 格差社会における若者の<自己実現>−「働けな... [続きを読む]

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