戦場のなでしこ隊
今朝、地域での仕事。台風でずぶぬれになるかと思ったけれど、何とか、台風をやりすごしたけれど、自転車がねえ。もう、タイヤカバーは曲がっているし、あまりにチェーンがはずれるので、よく見てみたら、のびているのではなく、もう半分切れている。こんなボロボロの自転車を動かすというのは、気分的に惨め。でもねえ、まだ今年の後半の学費のゆくえがあるし、来年はもっと大きい学費がまっているし、父は無駄遣いはできないのです(苦笑)。
職場で、仕事は思うようにすすまないですねえ。そんな日もあるでしょうが、集中力がないのかなあと、つくずくいやになる。でも今日はつれ合いは、学会で留守。子どものご飯をつくらないといけないし、少し早めに帰宅する。が、結局、二男は学園祭で、かなり遅い帰宅だった。
そんなわけで、「戦場のなでしこ隊」というドキュメントドラマを見ることができた。特攻がテーマだし、みなくっちゃいけないよね、私的には。
陸軍の特攻基地、知覧で、隊員のお世話をした女学生の日記にもとづいてドラマがつくられている。かなりの部分は、史実にもとづき、しかも関係者の肉声を織り込んでいるだけに、この”特攻”という事実の、非人間性と切なさを見事に再現はしている。ドラマとしての秀逸。
ただ、やっぱり”特攻”を描くのむずかしい。それでも、”特攻”ということの半分しか描いていないと思う。その非人間性、そして愚かしさ、を。そのもとで、彼らにどんな苦しみがほんとうにはあったのかを。なぜ、こんな「統率の外道」にいたったのか。ボクらはもっと、この歴史を正面から全体をちょんとうととめなければならない。
ドラマには、フィクションもある。鳥浜トメが「あの人たちを止めなければいけなかった」という発言は、たぶん戦後の創作。でも、これだけ厳しい事態に直面した彼女たちにとっては、ごく自然な発言でもある。ボクらが、”特攻”をふり返るとき、キーポイントと言える台詞でもある。
全体として、フジの番組と、あまり期待していなかったけれど、十分に見応えのあるドラマだった。
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