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2008/08/27

秋桜高校の”衝撃”

 22日から24日まで参加してきた、「教育のつどい」=全国教研。いろいろな収穫がありました。いくつか、紹介をしたいと思います。

 強く印象に残ったことから。

 まずは、分科会のレポートから。参加した分科会は、いつものように「教育課程」。ずっと同じところを見ていたほうが、議論の深まりもよくわかる。
 ただ、今回は、議論の延長線上にはあるのだけれど、違った意味でも”衝撃”的だったのが、大阪の私立・秋桜高校の実践です。私立の通信制の高校。生徒の多くは、一度、別の高校を中退した生徒たちです。多くの子どもが、家庭に困難をかかえていたり、いろいろな課題や傷をもって入学してきます。

 この実践、何がすごかったのか。「やわらかい空気につつまれて--子どもも私たちも変わりたくなるとき-」というタイトルにもあるように、傷をもつ子どもが安心して、高校生活をおくるには、先生自身が、お互いが大切にされる人間関係をつくらなければならないということを何よりも重視をしている点です。通信を見ていても、先生が、お互いに、いい点をほめあっているんですよ。

 できてまだ7年の学校です。先生たちの平均年齢も35歳という若さです。でも、若い先生って、自信ももてないじゃないですか。
 もともと専門学校だった当時、体罰が横行し、経営のゆきづまりから解雇事件もあったそうです。その事件をたたかう過程で、体罰を一掃するというつっこんだ議論をすすめるなかで、生徒を大切にする立場にかわっていたそうです。その過程で、この高校にきた先生たちは、以前の高校では、なかなか自身も大切にされず、傷つけられているという思いでやってきたといいます。だから、何よりも、生徒も、そして先生たちも大切にされる学校にしたいととりくんでいるというのです。週一回は、先生たちだけの茶話会などもおこない、自由に語り合うそうです。そのなかで、若い先生たちも、自分のなかから教師としての喜びと、成長への願いも生まれてくるようです。だから、生徒も変わるのでしょう。

 もちろん通信制という条件もあります。実践も、先生と生徒の関係が中心です。でも、教師のあり方、同僚性の問題も含め、学ぶべきことの多いとりくみだと思いました。最初は、ちょっと信じられないという気持ちで聞いていたのですが、何よりも現状に簡単に押されてしまってはいけませんね。教師は理想を語るべき存在です。そのことを、どう保障し、支えるのか。ものすごく学ぶべき、考えるべきことが多いレポートでした。

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コメント

今年秋桜は11年目を迎えています。今年の全国教研では「思春期・青年期の進路と教育」で報告をします。またどこかでお会いできればと思います。ゆっくりお話しできる機会があればいいですね。

投稿: 秋桜 | 2012/06/29 19:28

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