2008年憲法講座
今日は、午後から、疲れた身体を引きずって、憲法講座に参加してきました。つらかったけれど、行ってよかったですよ。
第1講座 吉岡吉典はさんの「日米同盟の新段階と日本国憲法」。話の中身は、100年前の日本での憲法9条の源流の探求からはじまって、ときどきに、憲法9条をめぐって、そのときの政治家、関係者がどのように発言し、議論してきたかということを追いながら、現在の9条をめぐる問題の歴史的な意味を明らかにするというもの。さすがの吉岡さん特有の歴史追跡です。9条が禁止したこと、国連憲章が禁止したことをしっかり確認しながら、武力行使とそれ以外のたとえば警察活動などを区別したしったりした国際貢献の議論が大事だという話も、刺激になった。
第2講座は渡辺治さんの「今日の政治情勢の特徴と改憲策動」。とくに小泉・安倍政権のゆきづまりを構造改革から説明。日本型企業社会(企業福祉)を捨て去り、利益誘導を捨て去り、最低限の日本型福祉を捨て去る中で、格差と貧困が、欧米ではない、自殺やネットカフェ難民、餓死という形であらわれていると。治さんの話には、いつかの、テーマがあるけれど、この構造改革の話はおもしく、刺激的。
たぶん1カ月ほどしたら。『憲法運動』誌に掲載されるだろうから楽しみ。
あと、最初に笠井衆院議員の、特別報告があったのだけれど、それは遅刻して、聞けませんした。
たまたま、となりに座ったのが、大学時代の先輩で、少しあいさつ。
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