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2008/08/13

敵こそ、我が友/戦犯クラウス・バルビーの3つの人生

Medium 今日から北陸方面へ、つれ合いの実家に。ずっと、車のなかで、たいくつな時間です。今回は、後部座席だったので、まあのんびりと。

 さて、映画の感想です。

 ナチス・ドイツ親衛隊に所属して"リヨンの虐殺者"の異名で恐れられたクラウス・バルビー。しかし彼はその後も戦犯として裁かれることなく、アメリカ陸軍情報部のために対ソ連のスパイ活動を行ったエージェント・バルビーとして、続いて南米ボリビアで軍事独裁政権の誕生に関わったクラウス・アルトマンとして、歴史の影で暗躍を続けた。3つの人生を生きた男の数奇な運命を検証することで戦後史の裏側を照らし出したドキュメンタリー。

 ソ連の側の計略もそうですが、西側も、冷戦を勝利するという目的でここまでしたのかと思います。そして、南米の労働運動などを押さえ、アメリカの中心とした支配のために、こうもナチを利用したのかと。
 ラストで、バルビーが問います。「世界は私を必要とした。何に裁かれるのは私一人か」と。まったくそのとおりなのです。戦後の歴史の1つの側面を、見事に暴き出しているドキュメントでした。

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