TOKKO―特攻―
なかなかつれ合いが帰ってこないので、続いて見たのが、このドキュメンタリー。日系アメリカ人の立場からかなり冷静に特攻というのものの実像にせまっている。必見の映像などもある。
体験者自身の証言は、ここにきてなされているものが少なくないとは思うけれど、実は、特攻の実像については、映画に出ていた森本忠夫の本にしても、軍隊の宣伝部隊にいた、高木俊朗jの取材などにしても、かなり正確に戦後直後から仕えられている。だから、映像という点でも、実は特攻についてかなり正確に描いている映画も少なくはない。
では、いつから極端な、特攻への美化がはじまったのだろうか。そして、国民の意識のうえで、特攻への美化意識はどのようにつくられたのだろうか。ふと、そんなことがあたまをよぎった。戦後につくられた戦争観というものも、戦前の戦争動員とは違った意味で、よく見つめる必要があるのだろうか。と。
« 夕凪の街 桜の国 | トップページ | 長男の教育実習 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 前衛8月号ができています。(2025.07.07)
- 検証 フジテレビ問題(2025.07.06)
- 「参院選でも注目~SNS切り抜き動画の実態」(2025.07.05)
- 米、日本の防衛費増GDP比3.5%を非公式打診 2プラス2見送り(2025.06.21)
- 誰が「問題児」を作るのか(2025.06.19)
「平和」カテゴリの記事
- 「外国人優遇」はデマ 参院選で広がる排外主義に複数団体が反対声明(2025.07.08)
- 前衛8月号ができています。(2025.07.07)
- 歴史学者が憂える政治家の認識 歴史修正主義に甘い日本(2025.07.02)
- 「被害証言に高度の信用性」米兵による性的暴行の事実認定 那覇地裁が懲役7年判決「生命の危機が生じかねない」(2025.06.25)
- 沖縄戦を指揮した牛島司令官の辞世の句、日本軍中央が改ざん 沖縄での劣勢報告も 本土決戦へ戦意高揚狙う(2025.06.22)
「政治」カテゴリの記事
- 学習塾代が高騰、難関校狙う高所得層が押し上げ 中小淘汰で倒産最多(2025.07.17)
- 追いつめられる子どもたち 「あなたががんばれ」が生んだ緊張と不安(2025.07.15)
- 世界を操る「あの勢力」…ライトな支持層は知らぬ参政党の歴史観(2025.07.14)
- 市議選開始! 「世取山著作集出版記念会」(2025.07.13)
- 「新給特法でせんせいの未来はひらけるか」(2025.07.12)
コメント