証言記録・兵士たちの戦争 フィリピン・絶望の市街戦・マニラ海軍防衛隊/ガダルカナル・繰り返された白兵突撃
昨年、注目を集めたこの証言番組。このブログでも紹介したけれど、兵士たちの証言をとおして、日本軍の行為が、まともな戦略も冷静な判断もない、兵士の命を尊重しないものであったことが、明らかにされていた。
さて、昨日(今日の未明)から、今年BShiで放映された第2シリーズが地上波で放映されている。まず「フィリピン・絶望の市街戦・マニラ海軍防衛隊」と「ガダルカナル・繰り返された白兵突撃」だ。
アジア・太平洋戦争で生死を懸けて戦った旧日本軍の兵士たちの証言から、戦争の過酷さとむなしさを3回にわたって浮き彫りにする。1回目はマニラ市街戦を戦ったマニラ海軍防衛隊に焦点を当てる。1945年2月から1カ月間にわたったマニラ市街戦は、日米両軍の兵士とフィリピン人合わせて12万人が犠牲になった。最近アメリカで公開された米軍戦闘報告書やマニラ海軍防衛隊隊員の日記などを交え、悲劇を招いた要因を探る。また米軍との初めての本格的な戦闘となったガダルカナル島戦を戦った北海道・旭川歩兵第28連隊を紹介。大本営から撤退の命令がない中、圧倒的な兵力を持つ米軍に日露戦争以来の戦法である"白兵突撃"で立ち向かった兵士たちの苦しみを伝える。
こんな、たたかいは、”家族のための英雄的なもの”というものとは、まったく無縁のものである。一部の、指導者の主観的な考えのための犠牲にしか過ぎない。しかも、それは、上官の命令=天皇の命令という日本軍の独自の考えが支えていた。
同時に、今度のシリーズでは、こういう軍隊の残虐性も示されている。マニラ市民は、アメリカ軍に対する楯にすぎず、しかもスパイ狩り名の下での虐殺がくり返された。ガダルカナルでも、情報の漏洩の危険を口実に、現時住民の虐殺が証言されている…。
今夜の番組も必見だろう。
« 「百人斬り競争」と南京事件 | トップページ | 「構造改革」からの脱却と固執と »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「琉球ノワール 1945-1972」(2025.12.07)
- NHK、米兵の沖縄での性犯罪報道を延期 関係者「高市政権に忖度」 制作現場からは抗議 政権発足翌朝から2週間後に(2025.12.02)
- 玉川徹氏 「新たに医療税のようなものか消費税をプラス10%」→医療費が2040年には30兆円増、社会保険でやっている限り応能負担にならない(2025.11.12)
- 「落日のメガソーラー 問われる自然との共生」(2025.10.18)
- 遺骨はある 海底炭鉱で待つ183人(2025.10.06)
「平和」カテゴリの記事
- 米軍、名護で攻撃ドローン訓練 実弾で自爆 沖縄県内で継続へ(2025.12.12)
- 「琉球ノワール 1945-1972」(2025.12.07)
- トランプ政権が「モンロー主義」復活宣言 中南米での覇権目指す(2025.12.06)
- 台湾有事は法的に存立危機事態になり得ない 元内閣法制局長官の警鐘(2025.12.04)
- NHK、米兵の沖縄での性犯罪報道を延期 関係者「高市政権に忖度」 制作現場からは抗議 政権発足翌朝から2週間後に(2025.12.02)
「政治」カテゴリの記事
- 農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒(2025.12.15)
- 大学受験のトレンドは「負担軽く」「合格早く」 就職売り手市場で“実学志向”も 河合塾主席研究員が分析(2025.12.14)
- 十年後 奈良教育大付属の報告集会(2025.12.13)
- 米軍、名護で攻撃ドローン訓練 実弾で自爆 沖縄県内で継続へ(2025.12.12)
- 「統廃合に危惧」「教員にも言及を」 高校教育改革骨子へ意見相次ぐ(2025.12.11)
「歴史」カテゴリの記事
- 「琉球ノワール 1945-1972」(2025.12.07)
- 前衛12月号ができています。(2025.11.10)
- 外国籍教員 教育現場に残存する「差別の壁」(2025.10.14)
- 戦後80年所感は「期待外れ」? 随所に「石破カラー」は見えたが…識者が指摘する「不十分」な部分とは(2025.10.11)
- ニュースをチェックしたりでほんとに落ち着かない(2025.10.10)


コメント